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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

本性を表した安倍晋三の、「積極的軍国主義」

2017-04-14 | 安倍晋三
安倍晋三が本性を露わにした。昨日(13日)の参院外交防衛委員会で、「北朝鮮はサリンをミサイルの弾頭に付けて着弾させる能力を保有している可能性がある」と述べた。世界を俯瞰する外交と名付けてなが金をばら撒くだけの外交をし、隣国の韓国と中国には見向きもしない安倍晋三である。外交努力以前の意見交換や相互の立場の確認すら行おうとしない。まるで中韓が敵意をむき出しにするのを待つような態度である。更に、「抑止力をしっかり持つべきだという議論は当然だ」と、日米安保による抑止力強化の必要性を訴えた。
抑止力は、相手国にさらななる抑止力の強化を促す。抑止力は相手を上回らなければ意味がない。これを平和主義とは言わない。ましてや積極的とくれば言葉遊びもいいところである。安倍晋三は、中国と南北朝鮮を徒に刺激して、日本の軍事力を高めるための実態が欲しいのである。
国内世論の喚起も忘れない。忠実な日本のマスコミもこれに応えて、北朝鮮の危険性、暴力性を煽っている。北朝鮮は人権などまったく考えない暴力政府であることには異論がない。戦前の皇国史観を国民に叩き込み、教育勅語を児童に暗記させ天皇を崇拝する国家はそのまま軍事国家として、周辺諸国に侵略を繰り返した。現在の北朝鮮は戦前の日本に、一見酷似するかに見えるが、侵略する経済力も軍事力も技術もない。北朝鮮の核兵器は、関係諸国へのおおねだりの恫喝手段でしかない。核兵器が危険という認識がなく管理も開発も、内に向けては強固な体制を誇示するための手段にもなっている。北朝鮮は謀略国家ではあるが侵略国家ではない。
幼稚な強権国家は外交交渉もできない。先進国や巨大国家は、この富山県のGDPと同程度の世界最貧国家を、最新の協力な兵器で恫喝するトランプの強権姿勢は、弱者に対する行為とは思えない。ましてや冒頭の、安倍晋三の無根拠としか思えない、この最貧国家に反発こそすれ和平などの工作とは無縁の言動こそ、安倍晋三の積極的平和主義の実態は、軍国主義を覆い隠す言葉でしかないのである。彼には敵が欲しいのである。安保関連法(戦争法)も、集団的自衛権も憲法改悪にも欠かすことにできない敵を、安倍晋三は作りたかったのである。

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