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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

貧相で浅薄な人物しかいなくなった安倍内閣

2017-04-11 | 安倍晋三
森友学園の新しい園長、全園長の長女であるが籠池町浪氏が、安倍昭惠から100万円受けった事実をテレビ取材で鮮明に語っている。突如として存在した100万円が安倍昭惠を貶めるために用意されていたとは、信じがたい。その時点では安倍夫婦は籠池園長夫婦にとって、敬愛する存在であった。遡って細工するには不合理性が多い。籠池町浪新理事長は何度も、昭惠さんは嘘ついていると繰り返した。
当日の安倍昭惠の演説も全文読んでみた。今にでも寄付でも何でもしそうな勢いである。褒めちぎっている。感動している。政治的発言もちりばめられている。むしろその後寄付でもしなければ、噴飯物である。
安倍晋三の具体的行動は確認されないが、安倍昭惠はこの極右翼の戦前回帰の小学校建設に、大きく強くかかわっている。名誉校長を引き受けていること自体そのことを示している。園長夫人と頻繁にメールのやり取りを繰り返し、アドバイスを送っていることからも、大きく強くかかわっていことは疑う余地などない。地方や国の出先機関の木っ端役人は、首相夫婦がかかわっている学園に忖度するのは当然である。そして、学園側はそのことを期待していたと、新園長は明言している。
安倍昭惠が私人なら、高級官僚を何人もつける意味を説明しなければならない。上の表は東京新聞のものである。安倍昭惠になって急に増えたことが解る。しかも5人もついている。菅官房長官はどの国もつけていると説明した。5人が多いか少ないかは別にして、ファーストレディーならあってもいいだろう。しかし、それは決して私人の範疇などではない。安倍晋三の言い訳がおぞましい。ましてや首相夫人は私人であると、閣議決定しなければならないほどのことか。
安倍昭惠は、暴力団関係者のパーティに出席していることも暴露されている。2012年というからそう古い話ではない。安倍昭惠の奔放な行動に付き合わされるお付きの官僚は、選挙支援の昭惠にも同行してる。彼女公人であれ私人であれ、お付きの官僚は公務員法違反である。選挙応援随行は何度もあったようである。
「アキエリークス」という謎のサイトも開設され、安倍昭惠と籠池夫人のSMSの詳細が公表されているとのことである。
最初は1人、3人に増やしたけど足りずに5人もの無料の使用人を抱えなければ、やっていけない程の行動の幅が広いのである(決して深くはない)。29もの名誉会長や代表や理事などを引き受ける背景には、首相夫人としての意味が大きいのは誰が見てもはっきりしている。
虚言によって立場を守ろうとする首相夫人、資料がないとする官僚をに何もできない財務大臣や防衛大臣、成案ができたがろくに共謀罪を説明できもしない法務大臣、国が加害者であることを忘れ記者を怒鳴りつける復興大臣、平気で嘘を繰り返す安倍晋三という、事実関係以前に資質さえ疑われる人物に満ち溢れた安倍内閣である。国民はいつまで耐えなければならないのだろう。
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人道介入という国際法違反のミサイル攻撃

2017-04-11 | シリア
トランプは予告もなく、シリアの空軍基地を巡航ミサイルトマホークを59発撃ちこんだ。シリアのアサド大統領が一線を越え、反政府軍地域に国際法で禁止しているサリンと思われる化学弾攻撃したことへの人道的攻撃であるとトランプは主張する。人道介入という理由を掲げるが、これはどう見ても矛盾だらけである。
国際法的には、自国が攻撃された場合、同盟国が攻撃された場合、そして国連決議があった場合の3通りがやむなき手段として認めている。今回はこれのどれにも当てはまらない。そして早速、イギリスと日本の政府が支援を表明した。
これはどこかで見た構図である。イランに侵攻したブッシュがとった行動そのものである。ブッシュは大量破壊兵器があると後に嘘がばれたでっち上げの根拠に基づいた行動、イラン攻撃である。国連は何度も確認された事実はないと決議したにもかかわらず、ブッシュは行動に出た。日本とイギリスが早速賛同したのも同じ構図である。
今回は、どうもシリアが化学兵器禁止条約に調印しているシリアが、廃棄せずに保持していたサリンのような化学兵器を使ったようであるが、ロシアのコントロールが効かなかったのかもしれない。プーチンは早速国際法違反と釘を刺している。プーチンに賛同はしたくはないが、ここは彼の主張が正しい。トランプのとった行動は明かに国際法に反している。小泉引き続き、安倍晋三も無条件でアメリカの決定に賛同を表明している。過去の失敗を教訓化できないトランプと安倍である。
トランプは選挙期間中の発言のほとんど、ヒラリーを刑務所に放り込むと言った以外のことを当選後実行している。実行できなかったものもあるが、政治の素人はこの点は公約に忠実であったといえる。しかし、アメリカは世界の警官にはならないと言った発言を、今回のミサイル攻撃は否定したことになる。軍事施設が標的とはいえ、ミサイル攻撃が人道的とは、まるで安倍晋三が積極的平和主義を唱えるようなものである。
勿論、化学兵器の使用は非人道的であり、国際法上も違反行為である。
実質的には初の外交デビューのミサイル攻撃であるが、トランプは世界の力関係が大きく動いたことを、予測し理解しての行動とは思えないのである。ロシアの離反とそれに伴うヨーロッパと中東の反応を計算した行動とは思えないからである。
それにしてもアメリカの巡航ミサイルの機能も落ちたものである。下の絵はロシアが発表したものであるが、59発撃っても基地内には44発しか落ちていないし、重要な施設をことごとく外している。

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羅臼港

春誓い羅臼港