
当日の安倍昭惠の演説も全文読んでみた。今にでも寄付でも何でもしそうな勢いである。褒めちぎっている。感動している。政治的発言もちりばめられている。むしろその後寄付でもしなければ、噴飯物である。
安倍晋三の具体的行動は確認されないが、安倍昭惠はこの極右翼の戦前回帰の小学校建設に、大きく強くかかわっている。名誉校長を引き受けていること自体そのことを示している。園長夫人と頻繁にメールのやり取りを繰り返し、アドバイスを送っていることからも、大きく強くかかわっていことは疑う余地などない。地方や国の出先機関の木っ端役人は、首相夫婦がかかわっている学園に忖度するのは当然である。そして、学園側はそのことを期待していたと、新園長は明言している。
安倍昭惠が私人なら、高級官僚を何人もつける意味を説明しなければならない。上の表は東京新聞のものである。安倍昭惠になって急に増えたことが解る。しかも5人もついている。菅官房長官はどの国もつけていると説明した。5人が多いか少ないかは別にして、ファーストレディーならあってもいいだろう。しかし、それは決して私人の範疇などではない。安倍晋三の言い訳がおぞましい。ましてや首相夫人は私人であると、閣議決定しなければならないほどのことか。
安倍昭惠は、暴力団関係者のパーティに出席していることも暴露されている。2012年というからそう古い話ではない。安倍昭惠の奔放な行動に付き合わされるお付きの官僚は、選挙支援の昭惠にも同行してる。彼女公人であれ私人であれ、お付きの官僚は公務員法違反である。選挙応援随行は何度もあったようである。
「アキエリークス」という謎のサイトも開設され、安倍昭惠と籠池夫人のSMSの詳細が公表されているとのことである。
最初は1人、3人に増やしたけど足りずに5人もの無料の使用人を抱えなければ、やっていけない程の行動の幅が広いのである(決して深くはない)。29もの名誉会長や代表や理事などを引き受ける背景には、首相夫人としての意味が大きいのは誰が見てもはっきりしている。
虚言によって立場を守ろうとする首相夫人、資料がないとする官僚をに何もできない財務大臣や防衛大臣、成案ができたがろくに共謀罪を説明できもしない法務大臣、国が加害者であることを忘れ記者を怒鳴りつける復興大臣、平気で嘘を繰り返す安倍晋三という、事実関係以前に資質さえ疑われる人物に満ち溢れた安倍内閣である。国民はいつまで耐えなければならないのだろう。