秋田県八幡平のクマ牧場で、クマが逃げ出し職員が2名殺害された。日本の多くのクマ牧場は、ずさんな管理で事故が絶え間ない。多くは個人経営の観光牧場である。
今回は雪が積もって塀にまで届き、逃げたようである。目視で十分管理できた事故であると言える。
特別な資格も何もなく、飼育されている観光牧場は経営が立ちいかないことが多い。経営者も管理人や飼育係りの質も問われるものである。この牧場は、以前から動物愛護団体(ALIVE)が、忠告していいたところでもある。
今回逃げたクマが、二人の命を奪ったようであるが、何があったかこれから新たな証言があることだろう。通常は何もないのに、人を襲うことはあまりない。何があったのであろうか?
動物園は古くは見ることのできない動物を見る場所であった。ところが近年、映像技術と観察力の向上で、お茶の間で動物の姿かたちだけでなく、生態まで見ることができるようになった。
動物園で直接見れる楽しみはあるだろうが、展示動物がストレス状態になっていることは、一目瞭然である。狭い飼育場を行き来するばかりである。また、悪徳業者が今回と同じことを繰り返すことは、火を見るより明らかである。
絶滅危惧種の捕獲や保護など特殊な場合を除き、動物園や観光地での動物展示施設は、なくすべき時期になっていると言える。