そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

平気で嘘ついて、原発再稼働させる枝野と野田

2012-04-14 | 政治と金

多少疑ってはいたが、どうやら政府は本気で、大飯原発2基を稼働させるようである。こんな短期間で、何が一体変わったのか判らないが、枝野大臣は再稼働に向けて、福井県知事を説得に行ったりと懸命に動いている。

枝野は、菅内閣の官房長官であった。原発事故の時に、官僚や東電から情報がもらえず、四苦八苦してよく判らないまま、政府の方針などを、自分の頭からひねり出してしゃべっていた。

情報がなく記者会見する苦しさを最近述べていたが、野田内閣で滑り込んできた、通産大臣の仕事でPhotoも同じ目にあっているようだ。

「おおむね適合している」と、大飯原発にゴーサインを出しているが、根拠がない。「ただちに影響がない」と同じ発言である。現状はほとんど変わっていない原発に、以前と同様の稼働を認めたのである。

そもそも枝野は、「再稼働は政治的判断はしない。純粋に科学的な判断をする」と言っていたが、おく目もなく政治判断をしている。電力不足の根拠がないと、1月に関電を批判してもいたではないか。

再稼働は安全性ではなく、必要性で判断していることは、枝野自身が認めている。局面では平気で嘘つく。ご立派な政治家である。

勢いのある大阪維新の会が、原発8か条なるものを出してきた。ブレインは飯田哲也である。内容的には十分である。

周辺自治体にご理解を求めているが、ご理解は必要条件ではないと、野田が発言している。汚染が心配なのは、琵琶湖である。京都と大阪の飲用水の、汚染が懸念される。ご理解ではなく、同意を取り付けるべきではないか。

こうした、一見話し合っているような野田政権の姿勢は、消費税でもTPPでも同じである。反対者とはいくら話し合っても同じであり、当初の方針を変えることがないからである。


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