そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

何を言っているのかさっぱり解らない野田首相

2012-04-04 | 政治と金

今日(4日)NHKのクローズアップ現代を見た。多少期待を込めて見たのであるが、期待までした自分が恥ずかしい気がした。

彼は、松下政経塾出身者である。他の出身者もそうであるが、
Photoどうも議論好きこの上ない。自らの言葉に酔っているのか判らないが、見事な言葉を並べるものの、中身がまるでない。

キャスターの国谷女史の質問に答えているようで、実はほとんど答えていない。政治家同士のやり取りは、いわば特殊な言語で内容を交わすのであろう。一般人の質問内容は理解できないようである。

キャスターの質問に「消費税増税は年金と財政の再建に待ったなしだ」という、”言葉”を繰り返すだけである。内容がないのである。多元的に取り組むだのしっかりやるなどという、言葉を重ねるだけである。

法案の成立についても、野党はもちろんのこと与党内の反対についても、具体的な対策或いは対応すら話すことができなかった。

既成政党が、政権交代が起きても変わらない政治について、問われているのではないかという質問にも、一つ一つしっかりと取り組むことで、そうしたことに答えたいと回答した。ようである。

ようであるというのは、具体的な内容がないから、聞いていてもよく判らないのである。思い出せないのである。一方でキャスターの苛立ちは十分伝わった。

野田の頭は多分、次のように思っているの違いない。

「解散権は自分が持っている。チルドレンを擁する小沢グループは選挙をすると壊滅するので脅しになる。小選挙区制の下では党議拘束は決定的な力がある。谷垣は次期総裁選には出られない。自民党は選挙での勝算の確信は持っていない。短命首相を回避したい世論がある。」

だから、内容のない答弁を繰り返しながらも、持論を曲げないのである。こう着した政治情勢が続くばかりである。短命首相にはそれなりの理由があり、それは野田にも当てはまる。

コメント (2)
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