○ 雲虎(13-1)
きのう土がついて優勝争いから一歩後退の雲虎。それで緊張の糸が切れてしまったか、けさはどうにも精彩を欠くまらずもう。スカッとした勃起がないまま目を覚まし、二度寝してスヌーズをひたすら繰り返す。まらの状態も勃起していなかったり、なんとなく勃起していたり、どうにもすっきりしない。しかし、いつまでも膠着状態を続けるわけにもいかない。勝ちを高らかと宣言できるような勃起とは程遠くても、一応勃起は勃起。 強引に「これは勃起だ!」と言い切り、13勝目となった。そんな不完全燃焼なまらずもうに、観客席からは「もっとしっかりしろ」「それでも横綱か」と野次まで飛ぶ始末。本人も「「だらだらとした、醜い戦い」と不機嫌そうに自戦を振り返った。
○ 毛呂乃(13-1)
今朝も六時半という早い時間に雲虎に報告を送った毛呂乃。相変わらず雲虎の報告ぶりには不満の様子で、不満のあまり胃炎になるくらいだとのこと。胃炎になるほど、まらずもうに注力しているのだろう。胃炎になるほど、朝立ちについて研鑽しているのだろう。今日は午前0時から報告のあった6時半までの6時間半のまらの様子を仔細に観察したらしい。4時間はまらも眠っていたが、2時間半は起きていたとのこと。ここで、毛呂乃の「まらが寝ている/起きている」というのは勃起しているかどうかを表しているのではもちろんない。勃起しているのが当たり前の毛呂乃のまらは眠っていても勃起している。バッファローマンと戦ったウォーズマンが、最後に立ったまま死んでいたように。「まら自ら率先してダッチワイフを求めている」のが起きている状態、「ダッチを求めることなく、ただじっと勃起しているだけの状態」が寝ている状態、ということのようだ。「くしゃみ一発、まら勃起」と自由律俳句で今日の一番をしめくくった毛呂乃。明日千秋楽、全勝の2人は毛呂乃の妨害をすりぬけてゴールできるのか、あるいは1敗に引きずり込まれ、毛呂乃ともども泥沼の決定戦か。まらを握りつつ、優勝の鍵をも男、毛呂乃。千秋楽に何をしでかすか、まだまだわからない。
○ 玉椿(14-0)
「優勝しなくちゃ」というプレッシャーのためか、なかなか寝付けない玉椿。眠くなるまで夜更かしをすれば熟睡できると考え、眠くなるまでネットのエロ動画を鑑賞して就寝したのが午前2時、窓の外の明るさで目が覚めたのが午前5時。「3時間じゃ睡眠時間が足りねえよ。もうちょっと眠りたいわ」とは言うものの「せっかく勝っていたのにさ、二度寝して負けちまったら悔やんでも悔やみきれねえだろ」とここで勝ちを宣言。「んー、とりあえず11時から13時まで横綱と剣道の稽古をして、そのあと昼寝するかどうかだよなあ。へたに睡眠サイクルをいじっちまうと千秋楽の取組にも影響がでちまうし」と言いながら大あくび。ほんとに眠いらしい。
○ 摩羅の川(13-1)
昨日のまらずもう結果の報道にあった「まらずもう嫌いの嫁がさ、肉を食わせないで負けるようにしむけたんじゃね?」の発言に対し、摩羅の川の奥さんが「そんな小さな妨害はしない。やるなら通信機器を破壊して場所中に結果報告できないようにする。そのような邪推で私の評判を落とさないでほしい」と協会関係者に抗議。妨害していない事を示すかのように昨日の夕飯は前日とは一転、肉のオンパレード料理に。当然肉を食べた摩羅の川のまらは雄大に怒張。ただ、嫁が激怒したことで摩羅の川本人は縮こまっていた。
○ 汚痔の山(14-0)
きのう連勝記録を更新したものの、相撲ぶりは今一つさえなかった汚痔の山。連勝記録1位の座を奪回した今日は心理的にも落ち着いたのか、本来の強さを発揮。得意のソファーでの立ち合いから、朝方起きたときには豪快に仁王立ち。だが疲れもあってここで二度寝。二度目の立ち合いも文句なし。ここ2日の不甲斐ない相撲を帳消しにするような完璧なまらずもうでいまだ土つかず。自身も「二日ぶりにろうせずに快勝」と納得。いよいよ明日千秋楽、玉椿との全勝対決。「明日もこの調子で全勝で締めくくりたい」と決意を語った汚痔の山。決定戦の可能性も濃厚、千秋楽、長い長い一日になりそうだ。