秋場所の抱負（播潟）

 

―　きょうは三段目の播潟さんにお話をうかがいます。よろしくお願いします。

（播潟）　「よろしくお願いいたします」

 

―　まらの調子はいかがですか？

（播潟）　「良くも悪くもなく、いつもどおりですね」

―　直近6場所の成績が「2勝→1勝→4勝→3勝→1勝→3勝」で42戦14勝28敗。勝てない場所がつづいています。以前はもうすこし勝っていたような気もするのですが、勝てなくなった理由はなんでしょう？　単純に年齢的なものなのでしょうか？

（播潟）　「自分では弱くなったという気はしていなかったんですが、数字で見るとたしかに落ちてますね。ちょっと理由はわかりません。おっしゃるとおり老化なのかもしれませんね」

 

―　まらずもう界では、毛呂乃理事長が歯科医院を開業なさるという話題でもちきりです。業界全体で「歯を大切にしよう」という空気になっていますが、播潟さんは歯の手入れはどの程度気になさっておいでですか？

（播潟）　「歯並びはいいって言われますね。ところで、その歯医者さんはどこにあるんですが？」

―　播潟さんちからだとそんなに遠くないですよ。それこそ自転車で30分かからないと思います。

（播潟）　「あー、電車の乗り換えはちょっとめんどくさいけど、まあ行けないこともないくらいの距離ですね。そのうちこっそり理事長の顔を拝みに行ってみるのもいいかも。毛呂乃理事長とは面識がないので、こっそり顔を見てにやにやするだけですが」

―　定期検診とか歯石とりとか、ぜひ手入れしてもらってください。歯を治した効果で、まらも回復するかもしれませんし。

 

―　ブログ担当の玉椿理事は「播潟さんはコメントが単調で記事が書きにくい」とこぼしています。なにかネタを工夫してもらえるとたすかるんですが、さいきん変わったことはございませんか？

（播潟）　「変わったこと？　ないです」

―　趣味とか、最近食べておいしかったものとか。

（播潟）　「ないです」

―　とりつくしまもない、といったところですね。まあでも、玉椿理事は「播潟さんは定期的にきちんと報告をしてくれるんで、それは助かる」とも言ってましたよ。

（播潟）　「あ、どうも」

―　まあ、秋場所もがんばってください。

（播潟）　「ありがとうございます。いつもどおり無理のない程度にがんばります」

 

秋場所に達成が期待される記録

＜通算勝利数＞

・通算500勝　玉椿（あと2勝＝現在498勝）

 

＜通算出場回数＞

・400回出場　明烏（あと5回＝現在395回）

 

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＜通算500勝まであと２勝～玉椿関にきく＞

―　通算500勝まであと2勝と迫っております。大記録が目前に迫った意気込みをお聞かせください。

（玉椿）　「まあ、すごい記録だし、いい目標になるね。大相撲だと217位に当たる記録らしいねえ。琴ヶ濱ってむかしの大関と、鳥羽の山っていう幕内に昇進したのに怪我で幕内出場０のかわいそうな力士が、ちょうど通算500勝らしいよ。鳥羽の山はキャリアの大半を幕下で過ごしてるのに500も白星を重ねたんだろ。すごいよね」

 

―　先場所も似たような質問をしてるんですけど、さすがに今場所で決めてくださいね。

（玉椿）　「そういえば言われたねえ。あと8勝で達成ですね、って。ほんとは先場所達成してなくちゃいけなかったんだよね。まあ、あとふたつだから、ふつうにやってればクリアできそうだけどね」

 

―　油断してると毛呂乃関の妨害工作にあいますよ。

（玉椿）　「このまえ、毛呂乃門下の吸月親方（元幕内・飛埒王）に会ったんだけどさ、ずんぐりとした男っぽい外見で、いかにもホモ受けしそうな顔してるんだよね。あんなのが近くにいたらホモ大喜びだわ。かれみたいなのが毛呂乃のまわりを固めてるんだから、わしに矛先が向く可能性はひくいと思うよ」

 

秋場所の抱負（金精山）

―　きょうは金精山関にお話をうかがいます。よろしくお願いいたします。

（金精山）　「よろしくお願いします！」（いつものように全裸で）

 

―　ことしの夏も暑かったですね。他の力士からは「暑くて調子がでない。稽古する気にならん」などという声もちらほら聞えますが、金精山関はまらの調子はいかがでしょう？

（金精山）　「暑いと脱いでも何てことないので、稽古は変わらずです！まらの調子はなかなかです。ほら」（ビクビクさせて見せる）

 

―　「秋の夜長」という言葉のとおり、秋は稽古に長い時間がとれるいっぽう、夜更かししがちで睡眠時間は短めになる傾向があります。稽古時間と睡眠時間の兼ね合いはなかなか難しい問題ですが、この点について金精山関の考え方をお聞かせください。

（金精山）　「昼間でも時間が空いてりゃ稽古してますから、夜が長いからといって関係ないですね！睡眠時間は大事にしないとまらも元気にならないんで、そこは睡眠を大事にしたいです。気持ち良すぎてなかなか思い通りにはいかないんですがね」

 

―　尊敬する毛呂乃関がちかぢか歯科医院を開業するそうです。毛呂乃一門は師匠の薫陶もあり、みなさん歯を大事にしているとのことですが、金精山関は歯の手入れにどの程度気を使っていらっしゃいますか？

（金精山）　「歯は歯科医に褒められるほど手入れしています。どこかの新興宗教の教祖が「治せないのは虫歯」と言っていたのを聞いてそこだけは成程と思っているので、異常があれば速攻歯科医に行っています！」

 

―　秋は食べもののおいしい季節。金精山関おすすめの「まらに効く食べもの」があれば、教えてください。

（金精山）　「ありきたりですが、ニンニク、ニラ、ショウガ、豚肉、オットセイのまらとかですかね。オットセイのまらだけは食べたことないですが。まあ一番効くのは毛呂乃関との稽古ですね。3日くらいムラムラが止まりません(笑)」

 

―　さいごに、今場所の目標やファンのみなさまへのコメントなどがあれば、一言お願いいます。

（金精山）　「勝ち越しは勿論ですが、勝つからには豪快な勝って白い雨を降らせます！」

 

―　金精山関にお話をうかがいました。ありがとうございました。

（金精山）　「ごっちゃんです！」

平成29年秋場所新番付

【幕内】
―理事長　毛呂乃
―東大関　玉椿
↑東前頭８　金精山

【十両】
↓西５　蒼狼

【幕下】
▼東11　萬海

【三段目】
↓西92　播潟

【序二段】
↓西44　明烏

（－：地位変動なし　△：昇進　▼：陥落　↑：枚数上昇　↓：枚数下降）

 

＜番付トピックス＞

○毛呂乃
理事長在位12場所はまらずもう歴代2位。大相撲では2010～2012の放駒親方（元大関・魁傑）を上回る。
1月から7月まで、4場所終了時点で59勝1敗は平成25年の横綱・摩羅の川（現・小摩羅親方）に並び史上1位。なお年間最多勝記録は同年の横綱・汚痔（現・大痔親方）の87勝（3敗）。

○玉椿
9度目のカド番はまらずもう歴代1位。大相撲を含めると千代大海・魁皇に次いで3位。

○金精山
自己最高位の前頭8枚目。今場所唯一の最高位更新者。初土俵の平成23年以来、9月場所地位は序二段56→24→三段目92→20→１→十両14→前頭８で、同一場所7年連続地位上昇は史上初。

○蒼狼
十両在位13場所目、自身の持つまらずもう記録を更新。十両5枚目は過去4年間で最低地位。

○萬海
幕下陥落で十両連続在位記録は7場所でストップ。歴代1位の池男王子（8場所）に一歩及ばず。

○播潟
三段目在位記録24場所目、自身の持つまらずもう記録を更新。

○明烏
最高位前頭11枚目、今場所序二段44枚目は自己最低地位。大相撲と比較すると、幕内経験者の陥落地位としては玉海力（前頭８→序二段48）に次いで7位に当たる低地位。