― 入門から5場所。34勝1敗という驚異的な成績でいよいよ十両に昇進した、家満関にお話をうががいます。よろしくおねがいします。
(家満) 「よろしくお願いします。」
― 家満関のまらずもう、特筆すべきは34勝1敗という圧倒的な成績です。中学生も真っ青な圧倒的なまらずもう、強さの秘訣はどのあたりにあるとお考えでしょうか?
(家満) 「なんでしょうね。やはり一番は食生活ではないかと思います。一流のアスリートは食生活に気を遣ってます。私も健康に気を遣った食事をしてるので、それが勃起力につながっているのではないかと思います。あとは睡眠をとる時間が一定しているのが大きいと思います。夜寝て朝起きるという生活スタイルはどんんなに忙しくても変わらないので。睡眠時間は短いですが。」
― いよいよ十両です。家満「さん」ではなく家満「関」と呼ばれたり、15日連続で土俵にあがることになったり、幕下以下のころとはいろいろな違う点もありわけですが、ご自身では十両に昇進したという実感はございますか?
(家満) 「まだありませんね。しかし15日取り組むとわかったその日から実感がわいてくると思います。」
― 15日連続で土俵に上がることについて不安を感じたりはなさいますか?
(家満) 「ありますね。連続で取り組むことに緊張を感じるのでそれが勃起力に影響がないか、大いに不安に思います。最近は毎日が公私ともに忙しいのもありますが。」
― では、今場所の目標をお聞かせください。
(家満) 「もちろん全勝です。短くても深い睡眠をとることができれば、勃起力が曇ることはないと思います。」
― さいごに、「自分のまらずもうのこの点に注目してほしい」といった点があれば、ぜひこの場でアピールをお願いします。
(家満) 「勝利をどこまで積み上げることができるか、そこに期待してほしいですね。その期待が力に変わるかもしれません。」
― 新十両の家満関にお話をうかがいました。ありがとうございました。
地位 | まらずもう | 大相撲 |
---|---|---|
東横綱 | 雲虎(うんこ) | 白鵬(はくほう) |
東大関 | 毛呂乃(けろの) | 日馬富士(はるまふじ) |
西大関 | 摩羅の川(まらのかわ) | 把瑠都(ばると) |
西大関2 | 玉椿(たまつばき) | 琴欧洲(ことおうしゅう) |
西関脇 | 汚痔の山(おぢのやま) | 稀勢の里(きせのさと) |
西前頭5 | 蒼狼(そうろう) | 豪栄道(ごうえいどう) |
東前頭8 | 月乃猫(つきのねこ) | 魁聖(かいせい) |
西前頭16 | 飛埒王(ふぇらちおう) | 木村山(きむらやま) |
東十両8 | 明烏(あけがらす) | 佐田の海(さだのうみ) |
西十両8 | 家満(やまん) | 皇風(きみかぜ) |
西十両12 | 池男王子(いけめんおうじ) | 琴勇輝(ことゆうき) |
東幕下55 | 艶右衛門(えろえもん) | 天津(あまつ) |
西三段目95 | 両玉国(りょうたまごく) | 大翔海(だいしょうかい) |
東序二段55 | 今濡(いまぬれる) | 阿武山(おうのやま) |
西序二段56 | 金精山(こんせいざん) | 土佐(とさ) |
東序二段63 | 陸奥里(むつのさと) | 琴新井(ことあらい) |
西序二段66 | 萬海(まんかい) | 若戸大橋(わかとおおはし) |
西序二段72 | 河豚狸(ふぐり) | 大野城(おおのじょう) |
西序二段75 | 玉太田(たまおおた) | 猛十八(たけとば) |
東序ノ口15 | 下呂泉(げろいずみ) | 田島(たじま) |
西序ノ口15 | もっこり山(もっこりやま) | 一晟(いっせい) |
東序ノ口16 | 大松嶽(おおまつたけ) | 若山田(わかやまだ) |
西序ノ口16 | 勢稀の里(せきのさと) | 琴原田(ことはらだ) |
東序ノ口19 | 佇海(たたずうみ) | 沖野(おきの) |
西序ノ口19 | 江頭(えがしら) | 舛奄美(ますあまみ) |
-東横綱 雲虎
-東大関 毛呂乃
△西大関 摩羅の川 ※新大関
-西大関2 玉椿
△西関脇 汚痔の山 ※新関脇
↑西前頭5 蒼狼
↑東前頭8 月乃猫
△西前頭16 飛埒王 ※新入幕
【十両】
↓東十両8 明烏
△西十両8 家満 ※新十両
△西十両12 池男王子 ※新十両
<幕下>
↓東55 艶右衛門
<三段目>
△西95 両玉国 ※新昇進
<序二段>
▼東55 今濡
↓西56 金精山
↓東63 陸奥里
↑西66 萬海
↑西72 河豚狸
↓西75 玉太田
<序ノ口>
↓東15 下呂泉
↑西15 もっこり山
↑東16 大松嶽
↑西16 勢稀の里
―東19 佇海
▼西19 江頭
(△昇進 ▼陥落 ↑番付枚数上昇 ↓番付枚数下降 ―地位変動なし ☆新弟子)
【幕内】
-東横綱 雲虎
-東大関 毛呂乃
△西大関 摩羅の川 ※新大関
↑西前頭5 蒼狼
↑東前頭8 月乃猫
△西前頭16 飛埒王 ※新入幕
【十両】
↓東十両8 明烏
△西十両8 家満 ※新十両
△西十両12 池男王子 ※新十両
暦の上では立秋を過ぎても暑い日が続く。だが月末の29日には秋場所の番付発表を控えているまらずもう。ここで真夏に開催された7月場所を振り返ってみたい。暑さ寒さ、特に暑さがこたえるまらずもう。毎年7月に開催される名古屋場所では、過去幕内最高優勝者が出ておらず、1年で最も荒れる場所として有名。今年も荒れに荒れた場所となった。
この場所の目玉は大関・玉椿の綱獲り。前場所奇跡の全勝優勝を果たし、人が変わったように自信に満ち溢れて場所入りした玉椿。名古屋は14連敗を記録した鬼門の場所でもあったが、「横綱たるもの苦手があってはいかん」「横綱になるだけでは意味がない」と場所前から自信を見せ、初日から上々の滑り出し。だがそこはやっぱり玉椿。3日目にして上位陣初黒星を喫してしまう。中盤以降も勝ったり負けたりを繰り返し、ついには負け越し。綱獲りの翌場所角番という、大相撲で引退した魁皇ばりの展開で来場所を迎えることに。
上位陣でもう一人のベテラン、雲虎も厳しい場所となった。横綱昇進後、優勝から遠ざかっており、いいかげん優勝を手にしなければ風当たりが厳しくなるところだが、場所前かの不振をひきずり、序盤戦から2敗、あっさりと優勝戦線から脱落してしまう。これだけでも非難は避けられないが、さらには14日目、負け相撲を報告しながら、そのあとの二度寝で勝ち。訂正報告したそうな顔色に、審判部からは「まらずもう精神にのっとって報告する、としかいいようがないが、もしこの相撲で勝ちと訂正しようものなら横綱として非難は避けられない」と釘を刺されてしまう。しかもこの勧告を受けて雲虎が導き出した答えは「勝ちです」。優勝争いから脱落したうえ、終盤で見苦しい相撲に非難が集中。上位陣の中でのベテラン勢、雲虎・玉椿の両名は来場所厳しい場所となりそうだ。
一方で活きが良かったのが上位の新勢力。新小結の汚痔の山は先場所からの連勝を継続、ついには過去の記録を大きく上回る35連勝の大記録を樹立、前半戦を大いに盛り上げた。13勝の好成績で新入幕以来三賞を連続受賞。平幕1場所、小結1場所という最速ペースで来場所は関脇が確実、しかも関脇1場所で大関昇進が期待される。
そしてなんといっても新関脇の摩羅の川。被災地・岩手から懸命の土俵を続ける26歳は、地震のあった3月に全勝で初優勝、5月14勝でこの7月、大関昇進を賭けていた。立ち上がりぴりっとしない癖があり、序盤こそ不安定な相撲もあったが「やわらかアイス枕」ジェルシート「休足時間」など冷却グッズを立て続けに投入。この暑さの中、3日目に玉椿、4、5日目に雲虎、6日目に汚痔の山と連日上位陣に土がつく中、白星を積み重ねる。8日目に毛呂乃にも土がつき、単独首位に。独走態勢に入ってからも相撲を崩すことなく、ウナギ、肉、ニンニク、そしてリポビタンゴールドと流れるような相撲で2度目の全勝優勝。3場所合計44勝1敗という、大相撲を含めても例を見ない好成績で大関を決めた。場所後も東京巡業、北海道巡業と精力的に顔見世興行に出た新大関。本場所での晴れ姿が待ち遠しい。
これで玉椿、毛呂乃、摩羅の川の3大関時代に突入。この中で毛呂乃はこのところ2場所連続で14勝、来場所に綱獲りをかける。今場所も星の上では申し分ない成績、取り口もややマンネリの感のあったダッチからも脱却、うなぎプレイ、勃起祭り、まらを噛む・踏む、ヒモパンプレイ、扇風機勃起、ろうそく勃起と数々の技を見せつけた。横綱に向けて足りないのは「優勝」のみ。来場所は新大関摩羅の川と、激しい優勝争いを繰り広げるに違いない。
役力士以外の平幕でも、味のある力士が育ってきている。新入幕の月乃猫、蒼狼はそろって勝ち越し。稽古熱心で知られる月乃猫は研究も熱心。食事と朝立ちの関係を綿密にレポート。モンゴルの暴れ馬・蒼狼は「半立ちは負けにします」と日本人以上に立派なまらずもう精神で、立派なモノを披露、10勝を挙げた。十両でもノーパン大王・飛埒王が勝ち越し、入幕を決めた。幕下では大食いでもライバル関係にある家満・池男王子がそろって十両昇進を決める好成績。名古屋場所は新世代の充実を印象付けた場所となった。
来場所は幕内力士が過去最高の8名となる見通しで、まさに充実のまらずもう。その中で毛呂乃が綱獲り、汚痔の山が大関獲りに挑む。その反面気がかりな点があるとすれば、幕下以下がややさびしくなってきた点か。下位力士の昇進が相次いだこともあるが、今年に入って新弟子が減少していることも事実。大相撲界のイメージダウンの影響を被っているとしか理由が考えられない現象だが、今一度、まらずもうの魅力を広く知らしめ、競技人口の拡大に努めねばなるまい。
このお盆休み、横綱・雲虎が大関・毛呂乃を「玉突き稽古」(=お互いの竿で並んだ玉を突き合う、という雲虎一門伝統の荒稽古)に誘ったところ、毛呂乃から「イケなくてごめん」と連絡が入った。あの毛呂乃のまらがぴくりともしなかったことに、雲虎は、前日までの猛稽古で体力を消耗したのでは、と毛呂乃の体調を心配するような表情を浮かべていた。
しかし、その後の調査で、毛呂乃はお盆休みを利用して、あの世を慰問していたことが判明。まらが反応しなかったのは、本体があの世で活動していたからだったようだ。毛呂乃は、この世にもどってこれなかった霊魂や、地獄の留守番をしている鬼たちの前で、勇壮なまらずもうを披露。針の山を超える高さにまで豪快に盛り上がったまらに、霊魂たちからは「こんな立派なまらは地獄でも珍しい。道鏡(=奈良時代にいたまらずもうで有名な僧)以来ではないか」と感嘆の声もあがっていた。
雲虎のいる八王子を停電させたり、玉椿のいる山形を狙って地震を起こしたりと、なにかと迷惑な行動が多い大関・毛呂乃。「やりすぎ」と非難の声が高まる中、記者会見を開いた。
ダニー浜田・カラハちゃん・マリちゃんらを引き連れて会見場に現れた毛呂乃は、「死ぬまで乱交! がはははは」と悪びれることなく宣言。さきの停電や地震などは狙って引き起こしたものではなく、稽古の際に起きた不可抗力であると主張しているが、この会見を見た玉椿は「いいかげんにしてほしいよね」と疲れ切った表情。
大関・毛呂乃が大関・玉椿に対しての怒りが爆発。東北巡業中の玉椿を狙って震度5弱の地震を起こすなど、強引な実力行使にでている。
一方の玉椿は「なぜ毛呂乃がそこまで怒っているのか、理由がわからない」と困惑顔。見かねた横綱・雲虎が、毛呂乃に対して「焼肉でも食うか?」と声をかけ、玉椿に対しては「謝っちゃえば?」と勧めるなど、必死に仲裁に入ろうとするものの、毛呂乃は雲虎の仲裁も完全拒否。玉椿を追い詰めるために激しく下半身を刺激したせいで「体調こわしておなかボロボロ」と腹まで下してしまったが、それも玉椿のせいだと言わんばかりに、怒りはますますヒートアップ。玉椿は「もうほんとに許してくださいよ」と泣きそうな表情だった。
さきの名古屋場所では綱とりがかかりながらも14勝1敗で優勝を逃し、「秋場所こそは優勝を」と気合の入る大関・毛呂乃。ここ数日は稲妻勃起の稽古に熱心に励んでいる。
この猛稽古の影響で、東京多摩地区では大気の状態が不安定となり、稲妻勃起による落雷や、毛呂乃のまらから放出された液体による集中豪雨など、ただの夕立とは言えないような異常な天候に見舞われている。とくに、横綱・雲虎の勤務先のある東京都八王子市では、「落雷による停電」という事態にまで問題は深刻化しており、市民からは「毛呂乃はとことん雲虎を目の敵にしているが、雲虎も一方的にやられっぱなしではあまりに情けない。八王子市民に迷惑がかかる前に何らかの対策を打つべきではないか」との声も聞かれた。 (『まらずもう新聞』)
新大関・摩羅の川が大関昇進を記念して、まらずもう巡業を敢行。イカのにおいにつつまれた街、北海道函館市で市民にまらずもうを披露した。「イカを食べすぎて『イカール星人』に体をのっとられて・・・」という思わぬアクシデントに、周囲をひやっとさせる場面もあったが、さいごはイカール星人のパワーを借りることできたか、隆々たるまらずもうを披露。市民の喝采をあびた。
納得のまらずもうで函館巡業をしめくくった摩羅の川、イカール星人に買わされたというたくさんのお土産を手に、「函館には『イカール星人』がたくさんいるので、気をつけてください」と、笑顔を見せていた。 (「まらずもう新聞」)
日本まらずもう協会では、平成23年秋場所(9月11日~25日)に初土俵をふむ新弟子を募集いたします。入門を希望される方は、
(1)しこ名(『貴乃花 光司』のようにフルネームで考えてください)
(2)出身地(都道府県名、外国出身の場合は国名)
(3)希望する初土俵時の地位(序ノ口か幕下付出のどちらか)
(4)連絡先(深夜・早朝にメールを発信することもあるので、携帯電話以外のメールアドレスを推奨)
の4点を明記の上、日本まらずもう協会(marazumou@gmail.com)までメールをください。 左側のメニューバー(下のほうです)にある「メッセージを送る」をクリック してもメールが送れます。また、質問・疑問などがある場合にも左記のメールアドレスへ。
締め切りは8月21日(日)。ちょっとでも気になったら、遠慮しないで連絡をください。
__________
<まらずもう入門に関するQ&A>
Q1 まらずもう力士ってなにをするの?
A1 大相撲の開催期間中にあわせて、朝まらの状態(=まらずもうの結果)を報告していただきます。そのとき、取組の状況をかるく説明してもらえると、まらずもうブログの記事が書きやすいので、たすかります。
Q2 いそがしいから参加できるかどうか、わからないんだけど・・・?
A2 いそがしい場合は、場所の途中で休場していただいてかまいません。ちなみに、先場所(平成23年名古屋場所)は参加力士25人中、皆勤した力士が15人、途中休場が6人、全休したのが4人でした。休場=負けとして計算され、負け越したときには番付が降下しますが、休場してもペナルティーのようなものはありません。
Q3 まらずもうって朝にやらなくちゃだめ?
A3 夜勤などで睡眠時間が不規則なひともいるので「取組は朝以外でもOK」というルールになっています。つまり、「徹夜して朝がえりのあと、そのまま布団にもぐりこんで、夕方目覚めたときの状態を報告」というのはルール上問題ありません。ただし、「朝負けていたので、いったん起きて活動したあと、昼寝して再試合」はルール違反です。
Q4 ところで、お金はかかるの?
A4 力士のみなさんからお金は一切あつめていません。力士のみなさんが負担するのは、結果報告のための電話料金やインターネット料金くらいです。なお、勝負のためにAVを借りてきたり、にんにくを食べたりという場合の出費も経費で落ちたりはしません。各自負担です。
Q5 力士に給料はでないの?
A5 給料はでません。すいません。そのかわり、力士のみなさんには場所ごとに番付表が届きます。
Q6 じゃあ優勝賞品もないの?
A6 ごめんなさい。財政基盤がよわいもので賞品を準備できません。物好きなお金持ちがスポンサーになってくれませんかねえ。ねえ?
Q7 んじゃ、力士になると、どんないいことがあるの?
A7 毎朝のまらの状態を気にかけることは、日々の健康状態を気にかけることにつながります。実際に多くの力士から『食事や睡眠についてきちんと考えるようになり、健康状態がよくなった』との報告がよせられています。
Q8 宗教の勧誘とかじゃないの?
A8 まらずもうは神事から発生しているので、歴史的に見れば宗教行事として行われた時代もありました。しかし、現代のまらずもうはスポーツとして行われており、宗教色はできるだけ排除しています。ですから、なんらかの宗教に勧誘されるということは決してありませんし、どのような宗教・宗派のかたであっても自由にまらずもうをとることができます。
Q9 部屋に所属したりしなきゃいけないの?
A9 まらずもうでは部屋に所属するかどうかは自由です。おなじ会社や学校どうしでひとつの部屋をつくる力士もいますし、一匹狼でまらずもうに取り組む力士もいます。大相撲では「同部屋力士の対戦がない」など特定の力士に有利にはたらくルールが存在しますが、まらずもうでは部屋に所属しているかどうかで不利な扱いをうけることは一切ありません。
010 競技が競技なんで、素性を明かしたくないんだけど、素性を明かさず参加できる?
A10 「まわりに知られたくない」と希望する力士には、協会といたしましても最大限配慮いたします。結果報告を直接協会にメールしてくれれば、連絡先がまわりに知れることはありません。また、本名をしこ名にしない限り名前が表にでることはありませんし、出身地も自由に設定できます。たとえば『モンゴル出身 蒙古里(もっこり)』なとど登録すれば、素性がばれる可能性はかなり低いのではないかと思います。「協会に個人情報がもれるのがいや」という力士は、フリーの捨てメアドを用意してください。協会といたしましては力士と連絡がつきさえすればいいので、それ以上の個人情報(住所、電話番号、本名など)はお尋ねしません。
Q11 具体的にはどんな入門手続きがいるの?
A11 日本まらずもう協会(marazumou@gmail.com)に「入門します」と書いたメールをください。その瞬間からあなたもまらずもう力士です。
Q12 ほんとにそれだけでいいの?
A12 すいません。大事なところをはしょりました。そのあと、「しこ名」「出身地(でたらめでよい)」「入門時の地位」「結果報告の方法」の4点を決めなくちゃいけません。それがすめば完全にまらずもう力士です。
Q13 大相撲だと身長とか年齢とか体重とかいろいろ入門条件があるみたいだけど、まらずもう入門にはどんな条件がいるの?
A13 健康な男性なら、年齢・学歴・体格などにかかわらずどなたでも入門できます。まらのサイズも問いませんので、大相撲のようにシリコン等を入れてサイズアップをはかる必要はまったくありません。
Q14 わたし女なんだけど、まらずもうは無理かな?
A14 現在、女性力士の募集はしていません。たしかに「くりずもう」とか「ちくびずもう」とかあってもいいとは思うんですが、まらずもうと同じ土俵で比較していいのか、わかりませんし。ただ、茶柱親方が河豚狸さんの結果を報告してくれている例もあるとおり、既婚女性が配偶者の朝まらを報告するという形で参加されるのは大歓迎です。また、「わたし、独身だし、そういう相手もいない」という独身女性のかたは、ぜひ事務職員になっていただけないでしょうか? 女性ならではの冷たい視線で、力士たちを冷たく突き放すような記事を書いていただけると、それだけで興奮して勝率が上がる力士もでてくるかと思います。
Q15 なんかいいしこ名ない?
A15 てきとうでいいんじゃないですか? 「同じ名前の力士がすでにいる」「やたら長すぎる」などの場合、「べつの名前にして」とおねがいする場合もありますけど、基本的にはなんでもいいです。迷ったら本名で土俵にあがるのもありですが、お相撲さんっぽい気のきいたしこ名を考えてみるのもたのしいですよ。個人的には、むかし大相撲にいた『巨砲(おおづつ)』というしこ名をだれかに継いでもらいたいと思っていますけど、いませんか?
Q16 入門時の地位ってどうやって決めたらいいの?
A16 序ノ口と幕下付出のどちらかを選んでください。(以前は幕内からとりはじめることもできましたが、現在は幕内付出の募集はしていません)
・序ノ口
しばらくは15日のうち7日間報告すればよい。
(=全勝ペースで勝ち進んでも、十両昇進まで5場所かかる)
『まらずもうブログ』でもさほど目立たない扱い。
ちょっとずつ出世していくたのしみが味わえるので、長くつづけたい人向け。
・幕下15枚目格
とりあえずは15日のうち7日間でよ いが、すぐに15日間とることになる。
(=最初の場所に全勝すれば、すぐに十両に昇進する)
全休してもしばらく番付に名前がのこるので、休場が多そうなひと向け。
といったかんじでしょうか。「ま、わかんないし、どっちでもいいよ」という場合は、序ノ口にしといてください。
Q17 名古屋場所とか九州場所とかがあるみたいだけど、あちこちに移動しなくちゃいないの?
A17 あ、誤解をまねく名前だったかもしれませんね。場所の名称は、大相撲にならって便宜的につけただけです。名古屋場所だからといって名古屋に行ったり、九州場所だからといって福岡に行ったりせず、自分の都合のいい場所でまらずもうに取り組んでください。力士のなかには縁起をかついで、それぞれの場所中に名古屋名物のひつまぶしを食べたり、博多名物のもつ鍋を食べたりするひともいます。そういう試みは協会としても「遠征している気分が盛り上がるし、ありがたいなあ」とは思いますが、べつに義務ではありません。
Q18 そういえば、毎朝の勝敗判定はだれがどうやってやるの?
A18 それぞれの力士が、毎朝自分のまらを見て、自分の良心にしたがって勝敗を判定してください。自分のまらに真摯に向き合うことで「まらずもう精神」が鍛えられ、そのことも精神修養の一環になります。
Q19 その「まらずもう精神」ってなによ?
A19 まらずもうは、まらずもうの神様がご覧になっています。まらずもう精神とは、まらずもうの神様がお喜びになるような、正々堂々とした恥ずかしくないまらずもうをとろうとする、その精神性のこと・・・ですかねえ。(参考:「まらずもう精神とは(上)」「まらずもう精神とは(中)」「まらずもう精神とは(下)」)
Q20 一晩のなかでも、まらが大きくなったり、小さくなったりするんだけど、そういう場合の判定はどうするの?
A20 原則としては「寝床からでて一日の活動を開始するとき」のまらの状態を報告していただきます。ですから、「目が覚めた時には大きかったんだけど、なかなか布団から出られないでいるうちにしぼんでしまった」というのは「負け」として報告してください。ぎゃくに「未明にトイレや水分補給などのためにいちど起きたあと、いちど寝なおして、もういちど起きたら大きかった」や「うつらうつらして浅い眠りのまま朝を迎え、布団からでる直前、大きい状態で布団からでた」などは「勝ち」と報告してください。
微妙なところとしては、「一度目に起きたときに負けていたので、そのまま二度寝して勝負をかける」や「目が覚めたときに小さかったので、ふとんんのなかで大きくなるのを待って、大きくなったタイミングを見計らって布団からでる」などは本来は好ましくないのですが、「トイレに起きた」「うつらうつらして眠りが浅かった」などと明確な線引きをするのがむずかしいため、グレーゾーンでぎりぎりセーフということになっています。ただ、こういう取り口は「まらずもうブログ」の記事などで卑怯者扱いを受けることもあります。(あまりに頻発して目にあまる場合は、将来的にルール改訂があるかもしれません。)
このへん、あいまいな規定のために判断がむずかしい部分もありますが、ようするに「まらずもう精神にのっとって、正々堂々と判断してほしい」ということです。
Q21 自分で勝敗の判定をしたら、うそつき放題じゃん。
A21 まらの神様はうそつきが嫌いです。うそをつくひとはまらの神さまのたたりをうけます。それがわかっていて、あえてうそをつくのであれば、協会はそれ以上なにも言いません。
Q22 そんなので、ほんとにたのしいの?
A22 たのしいですよ、っていうか、毎日の生活が充実します。
Q23 やっぱり恥ずかしいよ。
A23 その恥ずかしさに打ち勝つことも修行です。
― 平成21年名古屋場所に、日本まらずもう協会が江戸時代以来断絶していたまらずもう興行を再興してから、2年がたちました。きょうは、まらずもう再興の中心メンバーのひとりである、玉椿広報部長に、この2年間のまらずもう界について、またこれからのまらずもうがどうなるかについて、お話をうかがいたいと思います。よろしくお願いいたします。
(玉椿広報部長) 「あー、どうもどうも」
― まずは、江戸時代以来興行が行われていなかったまらずもうを再興しようと思い立ったきっかけをお聞かせください。
(玉椿) 「・・・そうねえ。わしも30歳を過ぎたころから朝に勃起しなくなってきたんだよ。こりゃインポかもねえ、歳だからしかたないよねえって、なんとなく理事長に話をしたらさ、あいつどっかから薄汚い和綴じ本を引っ張り出してきてさ。江戸時代にはこういう遊びがあったらしい、おまえもやってみろ、と。あいつ怖いからさ。断りきれなくてさ。んで土俵に上がることになったわけだよ」
― その最初の場所で1勝14敗。
(玉椿) 「いやあ、あせったよ。夜勤の仕事をしていて睡眠時間が不規則っていう事情もあることはあったけどね。ここまで勝てないとは思ってなかったからね。」
― しかし、翌9月場所は10勝5敗と立ち直られました。
(玉椿) 「戦い方がわかってきたということだよね。勃起しやすい時間帯に目覚ましをセットするとか、食事と運動に気をつけるとか、試行錯誤しながら戦い方を探していた頃だ。この頃は土俵に上がっていてもたのしかったよ。」
― 11月場所には池男王子が入門、これは大きかったんじゃないですか?
(玉椿) 「そうだね。池男王子の入門は大きかったね。ほしの山ひとり体制はやっぱり無理があるしさ。このあと新弟子の入門があいついだのは、かれの入門が呼び水になったわけだしね。現在の協会の隆盛の最大の功労者は池男王子かもしれんね。」
― それから、『まらずもうブログ』の開設もこの時期です。
(玉椿) 「あのころの『まらずもうブログ』をいま読み返すと、文章が若いね。さいきんは大量の記事をさばかなくちゃいかんこともあって、ほとんど脊髄反射で文章を書いちゃってるけど、当時は記事にふさわしい文体を手探りで探していたからねえ。文体がへんにくだけているわりに、どこか硬さがあったりして、どう書こうか迷ってる感じがおもしろいね。」
― 22年1月場所には番付表の発行もはじまり、ほぼ現在の体制が完成しました。
(玉椿) 「ああ、この場所入門したのは、雲虎・玉太田・摩羅の川・汚痔の山か。すごいメンバーが同期入門なんだねえ。大相撲でいえば、曙・貴乃花・若乃花・魁皇あたりが昭和63年3月入門の同期生だけど、こりゃそれに匹敵するねえ。理事長が番付をつくりたくなる気持ちもわかるよ」
― それ以降はだんだん力士数もふえ、順調に発展してきたように見えますが・・・。
(玉椿) 「そうだねえ、毛呂乃っていうスター力士が生まれたのが大きかったね。雲虎―毛呂乃戦っていうプロ野球でいえば読売―阪神戦みたいな興行の柱ができたしね。」
― 現在のまらずもう界は、雲虎・毛呂乃の二枚看板に、摩羅の川・汚痔の山らを加えた戦国時代を迎えています。興行的には順風満帆に見えますが、この状況は玉椿広報部長からはどのようにご覧になられますか?
(玉椿) 「そうだねえ。優勝争いは激しくなってきたよね。しばらくしたら下から家満あたりが上がってくるだろうし、勝率9割があたりまえ、1敗したら優勝争いから脱落って状況が続くだろうねえ。協会としてはさ、勝率5~6割くらいの月乃猫とか蒼狼とか飛埒王とかさ、そのあたりの力士のモチベーションを下げない方法を考えんといかんわね。ま、優勝が無理でも三賞っていう目標もあるからね」
― 今後の協会の課題は、中堅力士のモチベーション維持、ということでしょうか?
(玉椿) 「いや、それよりもさ。最大の課題は新弟子が減ってきてることだね。とくに来場所は池男王子と家満が十両昇進だろ? 十両以上の関取の層はだいぶ分厚くなってきて、それ自体は非常にめでたいんだが、そのぶん幕下以下が薄くなってきたんだよね。下から突き上げるやつがいないと、どうしても土俵がマンネリ化してくるし、頭でっかちの人数構成だと、バランスのいい番付表を書くのもむずかしくなる。ひとりでも多くの新弟子に入門してもらって、まらずもう界に新風を吹き込んでほしいね」
― さいきん、一部のファンから、名古屋場所14日目の雲虎戦の記事などについて、協会は「二度寝作戦」に対する扱いが厳しすぎる。あれも立派な作戦のひとつとして認めてもいいではないか、との声が上がっています。広報部長がが二度寝作戦に対して冷たい態度をとるのは「高くなりすぎる優勝ラインを下げたいから」と推測する向きもありますが?
(玉椿) 「んー? 厳しいかねえ? まあ、たしかに優勝ラインを下げたいという気持ちは否定せんけどね。んでもさ、そもそも奈良時代から平安時代あたりまでは、まらずもうってのは吉凶を占うために行われていたわけだよ。そんときに、『勝つまで寝なおします』ってのは『大吉がでるまでおみくじを引き続けます』みたいなものでさ。まらずもうのルーツを考えたら、そりゃ正攻法とは言えませんわね。そりゃ私だって、スポーツ化した現代のまらずもうにそこまで厳しいことは要求しませんよ。審判部としては二度寝しても『勝ち』と認めているしさ。んでも、まらずもうブログでお叱りのコメントをつけるくらいは許してもらえないかねえ。ある程度の節度を持ってもらえればさ、こっちだって『7勝7敗で迎えた千秋楽に、せっぱつまって二度寝しちまった』みたいな事情まで叩くような野暮な真似はしませんよ」
― 今後、協会としてこういうことをやってみたい、手を広げたい、という将来のビジョンについてですが・・・?
(玉椿) 「・・・うーん、手を広げるってもさ、わしと大黒柱理事長の二人体制じゃ、事務局の人手が足りないからねえ。人手に余裕があるならコミケにまらずもう本を出してみたいとか、そういう夢はないわけじゃないけどさ。・・・まあ厳しいだろうねえ。ただ、まらずもうの理論的な研究はちゃんとすすめんといかんなあ、とは思っておるよ。ブログで連載中の『まらずもうの歴史』も中途半端なところで止まっているし、決まり手の整理分類もぜんぜんすすんでないしね。よくさ、理論と実践は車の両輪だって言うけど、どうも理論のほうが置き去りになってるね。これは反省点だ。」
― きょうは玉椿広報部長にお話をうかがいました。ありがとうございました。
(玉椿) 「いや、こちらこそどうもどうも」
まらずもうと大相撲の幕内優勝者の一覧表です。
場所 | まらずもう優勝者 | まらずもう比較第1位 | 大相撲優勝者 |
---|---|---|---|
21年7月 | 該当者なし | 前頭16格 ほしの山(1-14) | 東横綱 白鵬(14-1) |
21年9月 | 該当者なし | 幕内力士不在 | 西横綱 朝青龍(14-1) |
21年11月 | 該当者なし | 幕内力士不在 | 西横綱 白鵬(15-0) |
22年1月 | 前頭16格 雲虎(13-2) | 前頭16格 雲虎(13-2) | 西横綱 朝青龍(13-2) |
22年3月 | 該当者なし | 西小結 雲虎(14-1) | 東横綱 白鵬(15-0) |
22年5月 | 該当者なし | 東関脇 雲虎(12-3) | 東横綱 白鵬(15-0) |
22年7月 | 該当者なし | 東関脇 雲虎(14-1) | 東横綱 白鵬(15-0) |
22年9月 | 該当者なし | 西大関2 雲虎(14-1) 東前頭1 毛呂乃(14-1) |
東横綱 白鵬(15-0) |
22年11月 | 東大関 雲虎(15-0) | 東大関 雲虎(15-0) | 東横綱 白鵬(14-1) |
23年1月 | 東関脇 毛呂乃(15-0) | 東関脇 毛呂乃(15-0) | 東横綱 白鵬(14-1) |
23年3月 | 東前頭4 摩羅の川(15-0) | 東前頭4 摩羅の川(15-0) | 大相撲開催されず |
23年5月 | 西大関 玉椿(15-0) | 西大関 玉椿(15-0) 西前頭11 汚痔の山(15-0) |
東横綱 白鵬(13-2) |
23年7月 | 東関脇 摩羅の川(15-0) | 東関脇 摩羅の川(15-0) | 西大関 日馬富士(14-1) |
__________
・玉椿広報部長のコメント 「こうやってみると平成22年の白鵬は強すぎるね。雲虎なんかそのせいで優勝回数を2~3回損してる感じだね。ルールとはいえ、雲虎にはかわいそうな気がするよ」
名古屋場所終了時点での全力士の通算勝利数ランキングです。
順位 | 力士名 | 勝利数 | 敗北数 |
---|---|---|---|
1 | 雲虎 |
135勝
|
15敗 |
2 | 玉椿 | 128勝 | 67敗 |
3 | 毛呂乃 | 106勝 | 13敗 |
4 | 摩羅の川 | 103勝 | 7敗 |
5 | 汚痔の山 | 84勝 | 8敗 |
6 | 月乃猫 | 57勝 | 46敗 |
7 | 明烏 | 51勝 | 76敗 |
8 | *朝乃立 | 48勝 | 25敗 |
8 | 池男王子 | 48勝 | 24敗 |
10 | 蒼狼 | 37勝 | 15敗 |
10 | 飛埒王 | 37勝 | 25敗 |
12 | 家満 | 34勝 | 1敗 |
13 | *関ヶ根 | 21勝 | 9敗 |
13 | 両玉国 | 21勝 | 15敗 |
15 | 今濡 | 16勝 | 9敗 |
16 | 陸奥里 | 14勝 | 14敗 |
17 | 萬海 | 13勝 | 15敗 |
18 | 玉太田 | 12勝 | 12敗 |
19 | 金精山 | 11勝 | 7敗 |
20 | 河豚狸 | 8勝 | 11敗 |
21 | 大松嶽 | 5勝 | 12敗 |
22 | *栗ノ花 | 4勝 | 1敗 |
23 | 勢稀の里 | 2勝 | 1敗 |
23 | 江頭 | 2勝 | 0敗 |
23 | もっこり山 | 2勝 | 6敗 |
26 | 下呂泉 | 1勝 | 1敗 |
26 | 佇海 | 1勝 | 0敗 |
28 | 艶右衛門 | 0勝 | 0敗 |
(*は引退力士)
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・玉椿広報部長のコメント 「んー、『まらずもうデータベース』を更新するついでにつくってみた表だけどね、来場所は池男王子の通算50勝、月乃猫の通算50敗あたりが達成されそうな感じかねえ。大相撲あたりだと負けよりも勝ちを重視するみたいな風潮があるけどさ、まらずもうでは『勝ちも負けもひとしく神様のおつげ』ってことで、おなじように尊重されるんだよ。だからさ、力士のみなさんには、負けをおそれず積極的に土俵にあがってほしいね。」
― 十両昇進、おめでとうございます。いまの率直なお気持ちをおきかせください。
(池男王子) 「やっと半人前になれたかな?という感じです。 ここまで来たからにはやはり幕内まで上がりたいですね。」
― 先場所は彼女ができたと報告なさっていたのが印象的ですが、その彼女さんとはいかがお過ごしでしょうか?
(池男王子) 「あ~すいません、もう別れちゃってますw どうも俺は彼女作るのとか向いてないですね。 あ、そんな訳なので、女性ファンの皆様デートのお誘いはいつでも大歓迎です♪」
― 池男王子関は華々しい私生活とは対照的に、まらずもうのほうでは泥臭い取り口が持ち味の苦労人、という側面もあります。苦労人らしく十両昇進までに約2年かかりました。入門からの11場所を振り返って、いちばん印象的だったことをお聞かせください。
(池男王子) 「やはり飲み会に行ったときに「まらずもうの人ですか?」って 女性に声を掛けられたことですね。 まだまだメジャーとは程遠いですが、少しずつ皆さんに浸透していけばと思います。」
― 王子といえば、史上2人目のまらずもう力士として他の力士にさきがけて入門。玉椿広報部長も「あの時期に王子が入門してくれなかったら、まらずもうがいまのような発展を見せることはなかったと思う。ってか続いてなかったかもしれない」と、最大の功労者として、しばしば王子の名前を挙げていらっしゃいます。当時、王子がまらずもうに入門しようと思い立たれるに至ったきっかけは何だったのか、何を考えてまらずもうを始めようと思い立たれたのか、教えていただけますか?
(池男王子) 「誰かが困っている時にすぐに手を差し伸べられる男でありたいなってだけです。 正直ここまで人が増えると思っていなかったので、ちょっとビックリしています。」
― さて、来場所からは15日間毎日土俵に上がることになりますが、不安はありませんか?
(池男王子) 「それを考えて先場所はまとめて7日間を取ってみたりしましたが難しいですね。 あまり、”勝たなければいけない”という意識は持たずに土俵にあがるようにします。」
― では、今後の目標をおきかせください。
(池男王子) 「強さよりもファンに愛される力士でありたいですね。先場所で引退してしまった魁皇関のようになりたいです。」
― さいごにファンのみなさまに、とくに若い女性ファンのみなさまに一言お願いいたします。
(池男王子) 「デートのお誘いとオカズの提供は絶賛受付中です!」
― 新十両の池男王子関にお話をうかがいました。ありがとうございました。