序二段・男山(22)に引退危機説が浮上している。
先週から「ちんこが痛え」と繰り返していた男山だが、週末になって「裏筋あたりに、にきびみたいなのができてる。で、脂みたいな汁がでる」と言い出した。周囲が「それやばくね? なんか心当たりねえの?」と問いただしたところ、正月休みに岡山に帰省して旧友と遊んだ際、友人のデリヘル嬢に強引に押し倒されたとのこと。「1月3日はゴムつけたんだけど、4日はゴムつけなかったから、そんときかも」と困った顔。
関係者の「はやめに医者いけよ」との声には「大丈夫っすよ」と強がる男山だが、病状によっては現役続行が難しくなる可能性もあり、予断を許さない状況だ。
優勝力士発表直後の午前0時ころ、汚痔関から
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すいません、締め切りを12時と勘違いしていました
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との連絡がありました。
ファンの方も汚痔関がどんな相撲をとったか気になるだろうということで、「もし、すでにレポートを書いていただたのであれば、せっかくなので、送っていただければ、まらずもうブログに掲載します」とお願いしたところ、以下のようなレポートが届きました。
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当方の手違いなのでお気になさらないでください。
法事の寺で一回、その後帰宅して夕食後に一回
(巴戦なので2回だと考えまして)
取り組みを行いました。
寺での取り組みは小生の初優勝を髣髴させる不可能を可能にする紙一重の戦いでした。
連覇に賭けた小生の意気込みを汲み取っていただけた物と確信しています(笑)
夕食後の一回の為に仮眠を取ったのが致命的でした。
目が覚めたらあの時間(11時50分)でしたので、致し方ありません。
また来場所もがんばります。
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法事に行ったお寺での取組という斬新な内容に、ファンからは「遅刻が惜しい」「ものすごい相撲」と高い評価を集めていました。
・玉椿公傷認定委員のコメント
こりゃ出場してたら汚痔の圧勝だったね。
・摩羅の川関のコメント
仕方ないとは思うけど、汚痔関が決定戦できなかったのが残念。
こっちの文章が微妙だったから、汚痔関が2場所連続優勝するかなと思っていたのだが・・・
まらずもう初場所千秋楽、全勝の横綱・摩羅の川と大関・家満とのあいだで優勝決定戦が行われ(汚痔は決定戦を棄権)、4人の審査員の票が2-2で割るという大接戦を制した摩羅の川が5回目の優勝を決めた。
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・玉椿公傷認定委員のコメント 「摩羅の川はおめでとう。極寒の青森という悪条件の中、よく戦ったよ。以前ほどの力強さはなくなっているような気はするけれど、立振る舞い落ち着きがでてきて、横綱らしい風格が感じられるよ。いっぽうの家満は惜しかったね。本割の内容なら家満のほうがよかったんだが、摩羅の川のほうが決定戦慣れしていたかね。実力差というよりは経験値の差で一歩及ばなかったという気がするね。これにめげずに翌場所こそはがんばってほしいよ。」
まらずもう初場所の優勝決定戦は、大黒柱理事長・玉椿公傷認定委員、朝広東親方・茶柱広報部長の4名による審査が行われました。甲乙つけがたい接戦、4人の審査員の票も2-2で真っ向から割れ、議論が紛糾しましたが、大黒柱理事長の「評価が互角なら、今回に関しては制限時間内に相撲を取った横綱、って考え方もある。内容面で差がつかないなら、より正々堂々と手続きを踏んだ方、というのはどうだろう」との鶴の一声で、最終的な優勝は摩羅の川に決定しました。
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<各審査員の審査コメント>
・大黒柱理事長(→家満)
それぞれに一長一短といった相撲でしたが、・・・家満を推します。
家満は、報告締め切りに僅かに間にあわなかった、という致命的な点があります。わずかな遅れであっても違反は違反、そういう見方ももちろんあります。が、それぞれの事情と予定を抱えながらも、お客様に楽しんでいただこうというという力士としての精神を鑑みると、今回に関しては、規則の厳格な適用よりも、決定戦として審査対象にした方がよいと、私は判断しました。もちろん減点要因ではありますが。大相撲で言うなら、時間いっぱいになってからの待った、というくらいに解釈しようと思っています。
相撲内容自体は、実に簡潔でまとまりのあるいい相撲でした。車内でまらを露出という思い切った取り口に、流れるような無駄のない相撲ぶりとなった報告文。立ち遅れたというマイナス要因はありますが、総合的に判断して、私はこの相撲を推したい。
一方の横綱・摩羅の川は横綱らしいどっしりとした相撲、規則通りなら彼以外、優勝の権利はないのですから、優勝見送りと言うのでは気の毒ではあります。が、相撲内容自体は、注文も多い相撲だったと思います。最終的には制限時間内にコタツ飛ばしという大技をまずそこまでの相撲の流れがやや冗長になってしまった感があります。DVDの選択にももう少し、工夫の余地があったのではないか。また、エプロンをつけて夕食の支度をするのであれば、裸エプロンでもよかったのではないか。若い横綱だからこそ、無茶と言われても仕方ない注文をつけたくなってしまうのですが、もっとやれたんじゃないか、そんな箇所が随所に見られるので、横綱としてさらなる奮起を期待したい。
もう一人、連覇を目指した汚痔でしたが、かねてからの懸念通り、決定戦の土俵には上がれなかったようです。ですが、最初からこのような不利な状況がわかっていながら、それを受け止め、泣きごと一つ言わず土俵を務め上げた彼の十五日間も、いささかも色あせるものではありません。彼の活躍もあって、この3人で初場所を盛り上げてくれたと、そう考えています。
・玉椿公傷認定委員(→摩羅の川)
んー、摩羅の川に1票かねえ。きちんと準備をして心を整えて、ふだんのなにげない生活のなかにまらずもうが息づいているのは、禅の修行に通じるものがあるね。横綱らしい精神性の高いまらずもうという感じだね。家満は報告の締切時刻が遅れたのは減点対象かねえ。相撲そのものは悪くないんだが、減点分を取り戻すまでの勢いはなかったかねえ。
・朝広東巡業部長(→家満)
2012年は私自身、いつになく海外遠征の多い年でした。
海外で金の卵を探しに動き回ってたのですが、なかなかどうして。
やはり国産力士同士の勝負は質が高いですね。
拮抗しております。
まさか食事までラーメンでかぶるとは…
ただし結論は出さねばなりません。
私、朝広東は家満を推します。
理由は簡単です。
勝つためにメシを食った家満と、腹が減ってメシを食った摩羅の川と、この差です。
マラ相撲倫理をしっかり理解している家満こそ今場所の優勝に相応しいと考えます。
・茶柱広報部長(→摩羅の川)
万全の態勢をとって、努力の勝利を得られた摩羅の川関に対し、
ただ、淡々と自然体で盤石の勝利を得られた家満関。
対照的でいて、双方素晴らしい勝負内容です。
甲乙つけがたく非常に悩みました。
ですので独断と偏見で決めさせていただきました。
摩羅の川関です。
ひたむきに勝負にかける姿勢に心打たれました。
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<大黒柱理事長の最終裁定>
投票は割れました。
審査上、2対2で甲乙つけがたい。
判断は揉めたのですが、・・・評価に差がないのであれば、最終的には土俵に上がるまでの手続き、正々堂々と制限時間内に報告した摩羅の川に軍配を上げようということで一致しました。横綱として勝負に臨む模範的な態度が、最後の最後で差をつけた、ということです。
両者譲らず、審査の親方衆を悩ませてくれました。両者の健闘をたたえたいと思います。
22時12分に届いた、家満関のレポートです。
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すみません、仕事の資料作ってたら時間を忘れてしまい、遅くなってしまいました。
大変もうしわけございません。
無効となってしまってもいたしかたないと思います。
<家満:決定戦>
決定戦に備えて精力をつけようと、がっつりラーメンが食べられる「ジャンクガレッジ」へ。
そこで「ラーメン大盛り ニンニクと野菜トリプルマシ」を注文。
ガッツリ食べた後は眠くなります。
車で来てたので車内でお昼寝。
車内で眠っていると、途中どうにもこうにも下腹部に締め付けられるような圧迫感で起こされる。
ナンだ、新手の呪いか?
と思い、目を開けてみても特に何もない。
目にすればふくらんだ我がマラ。
どうやらニンニク効果で精力のついてしまったマラがむくむくと大きくなり、タイトなパンツを押しのけようと頑張っていたようである。
車内ということもあり、こっそりとチャックをあけてマラの逃げ道を作ってあげることによって危機を脱することに成功。
突然の出来事に目もスッキリ覚めたので、そのまま帰宅しました。
いつまでもマラをさらして寝るわけにもいきませんしね。
以上が私の決定戦の内容です。
20:53に届いた、横綱・摩羅の川関のレポートです。
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午前10時頃に家事を一通り終わらせた後、千秋楽の報告を済ませた摩羅の川。いよいよ決定戦に入る準備を始めた。
決定戦の舞台をコタツに決めると、寝ている際に暑くなりすぎないようコタツのスイッチを消し、ストーブの温度を16℃、カーペットを弱に設定。
カーテンを全部閉め、コタツの上にノートPCを用意すると、眼を疲れさせて眠気を出す為にDVDを立て続けに観賞する。
1本目は昨日TSUTAYAから借りてきた「ももへの手紙」。この作品、当たり。笑いあり涙あり、途中、感動して眼がうるっとしてしまった。これで眼には結構負担がかかったはず。
2本目に観たのは、自己保有している東京スカパラダイスオーケストラ「Wild Peace」のライブDVD。 やはりドラムの欣ちゃん(茂木欣一さん)が良い。あの棒捌きは、まらずもうに活かせるかもしれない。この2本目のライブDVDの音楽を聴きながら眠りに落ちる計算だったが、結局最後まで観てしまった。
時間は午後2時過ぎ。腹が減った。昼飯を食べて仕切り直すことを決める。メニューはラーメン。お歳暮の残りの焼豚を全部入れた。これで栄養も十分だろう。満腹になれば一層眠りやすくなるはず。
午後3時、再びDVD観賞開始。今度は米米CLUBのライブDVD、再結成後のライブ「マエノマツリ編」。30分観たあたりで、ようやく眠気が。そのまま横になり音楽を聴きながら眠りに落ちた。
気が付いたのは午後6時。軽く昼寝をするだけのつもりが、熟睡してしまったようだ。気になる小太郎は今場所一番の角度と硬度で隆々と勃起。さらに勃起の勢いでコタツが吹っ飛んでしまったようで、かなり移動していた。
決定戦で小太郎がコタツを吹っ飛ばすという大技を披露し、少し満足気の摩羅の川。そのままコタツから起き上がると台所へと移動。嫁が帰ってくるまでに夕飯を作らなければならないため、エプロンを着けて仕度を始めた。ちなみに今晩のメニューはチーズハンバーグ。
このあとは夕飯を食べて風呂に入り、ゆっくりしながら決定戦の結果を待つ予定。
○汚痔(15-0)
史上初の連覇に向け、菊次郎と白星をきれいに積み上げてきた千秋楽。全勝のかかる一番でも平常心、普段どおりコーヒーを頂いて夜更かしから土俵入り。二週間激戦を伴に戦った菊次郎に労いの言葉を掛けながら最後の戦いに臨む。細君に寄り添って暖を取ったのが良かったのか、朝には菊次郎もゆったりと、しかししっかりと勃つ。これで2場所連続の全勝を達成、優勝争い3者の中で全勝報告一番乗り。残り2人の報告を待ちながら、「今日の取り組み次第では決定戦になる訳ですが、小生は法事の為一旦外出を致します。満場のお客様、今場所も沢山のご声援ありがとうございました」と観客に深々と一礼、いつもと同じように花道を引き揚げていった。決定戦となると日程的に分が悪いはずだがこの平常心、さすがは横綱と思わせる千秋楽だった。
○摩羅の川(15-0)
全勝で千秋楽に挑む摩羅の川。昨夜はイカ飯とタコの刺身でタウリン補給。更に兄弟子・玉椿関の験かつぎを真似て、寝る前に太く立派に反ったバナナを食べる。就寝時の寒さ対策には、いつもより1枚多く着込んで湯タンポまで用意。準備万端で布団の中へと入った。今朝の目覚めは通常通り7時少し前。栄養が十分に回り体調万全の小太郎は、気付いたときには既にガチガチに硬化しており、それを確認した摩羅の川は間髪入れずに起床して15戦全勝を決めた。起床後は緑茶を飲んで落ち着いた後、トースト1枚と、まらに似た形で縁起が良いとされるソーセージ、インスタントのタマゴスープという軽めの朝飯を食す。朝食後の排便は絶好調だったようで、トイレから出てきた摩羅の川はスッキリとした表情。その後、嫁の出勤を見送ると洗い物、洗濯物干し、簡単な掃除を終わらせ、「あとは決定戦に向けて寝るだけ」の体勢を作るため着々と準備を進めていた。
●玉椿(7-8)
今場所の玉椿はまらの状態が不安定。「夜中目が覚めたときは勝っていたんだが、さすがに3時台に勝ち名乗りをあげるわけにもいかんしなあ。寝なおしたら負けるような気はしたんだが・・・」と苦渋の判断で寝直す。朝7時ころ目が覚めたときには、すっかりまらはしぼみきっていた。「まあ、卑怯なことをしなかったという点だけは自分をほめてやってもいね」と強がるものの、やはり悔しそう。今日負けて負け越しが決定。場所前には『年6場所すべて勝ち越す』という目標を掲げていたが、はやくも失敗。春場所はカド番で迎えることとなった。
○家満(15-0)
新大関の場所、全勝のまま迎えた千秋楽。前日は千秋楽を控えて、栄養バランスを考えた献立を。そして睡眠もたっぷりと万全の態勢で最後の大一番に向かう。その甲斐あってか、「私の伝家の宝刀は衰えることを知らず、朝立ちはこれまでにない最高の反り具合であった。持続力も満点で満足。」と堂々の勝利報告。雲虎のもつ、新大関初日からの連勝記録14を更新し15日間きれいに白星を並べ挙げた。いよいよ優勝決定戦へ。「決定戦に備えて、本日を過ごします」と気を緩めることなく支度部屋へ引き上げていった。戦いはまだ終わらない。
○池男王子(7-8)
本来の勢いを取り戻した王子に怖いものはない。酒を飲んでマンキツで寝るという悪条件をものともせず、元気いっぱいの快勝。「女子と一緒だったから」と説明するが、もともとの実力があればこそ。ファンからは「復調がもうすこし早ければ」と惜しむ声もあるが、7勝8敗となんとか帳尻はあわせたか。
<幕下>
○駒ヶ峰(5-2)
「今日はなんとしても勝つべく、買い物ついでに立ち寄ったラーメン二郎(のインスパイアのお店)でいつもより多めのニンニクマシにして食べました。なんと量にして山盛りスプーン3杯分…食べてる途中に何度ニンニク舌が痛くなり残すか考えたか…なんとか半分涙目になりながら完食! そんなこんなで苦節を乗り切り、今日は起きたらなんと下半身野菜マシマシを彷彿させる山が!見事勝利しました。やっぱりニンニクパワーは絶好調ですね。」と納得のまらずもうで5勝目。同期入門の序二段・男山をライバル視しているだけに、星数では負けられない。、
○明烏(3-4)
すでに悟りの境地、勝つとか負けるとかそういったことには興味がないのか「負け越しですが、何とか千秋楽は白星で終わることが出来ました。今場所も応援ありがとうございました」と微笑をたたえながら静かな口調で今場所を振り返る。観客席に向かって一礼すると、淡々とした足取りで引き上げていった。
<三段目>
○播潟(4-3)
快勝にも「きょうは日曜だから勝てましたけど、あしたからまた仕事から思うと気が重いです」と沈んだ声の播潟。あまりに暗い表情に、ノイローゼを心配する声も。
<序二段>
●金精山(4-3)
「昨日は打ち上げで飲みまくって帰ってきたせいか、反応すらしてませんでした」と力の入らない相撲で3敗目。本人も「またしても後半調子を崩すパターンから抜け切れませんでした」と分析するように後半戦息切れすることが多く、とくに千秋楽の成績はこの1年で0勝5敗とまったく勝てない。やはり一場所を乗り切るだけのスタミナがついていないことが原因、「これから来場所に備えてシコりまくります」と猛稽古で体力づくりに励むようだ。
三賞の基準(関脇以下の幕内力士のうち勝ち越した者)を満たした力士がいなかったため、今場所の三賞については該当者なしということに決まりました。
まらずもう初場所千秋楽、全勝の汚痔・摩羅の川・家満の3人が揃って勝ち、3人による優勝決定戦が実施されることが決まった。決定戦は参加力士から提出された昼寝についてのレポートについて、協会幹部からなる審査員が投票を行い、最多得票をあつめた力士の優勝となる。優勝力士は今夜未明に決定する見込み。
千秋楽にあたり、日本まらずもう協会より謹んで御挨拶申し上げます。
本日千秋楽を迎えることができました。これもひとえに、ご来場賜りました皆様の生温かいご声援の賜物と、厚く御礼申し上げます。今場所各力士は、新春にふさわしい土俵を展開しようと奮戦してまいりました。幕内では汚痔、摩羅の川の両横綱、新大関の家満がここまで全勝、雌雄を決すべく千秋楽の土俵に向かいます。
なにとぞ最後の一番まで、ご声援よろしくお願い申し上げます。
平成25年1月27日 日本まらずもう協会理事長
大黒柱堅太夫
○汚痔(14-0)
東の正横綱、終盤戦に向けていよいよ本気モード。明け方まで夜更かしをして、疲れた身体を作る。もちろん寝しなの飲み物も欠かさない。必勝体制で臨んだ横綱だが、隣地で始まっている解体工事に予定外の時間にたたき起こされてしまう。十分な体制が取れないままベッドごと振動する程の騒音に展開が心配されたが、幾多の逆境に打ち克って頂点を極めた男は動じない。疲れまらに加えて膀胱緊張、さらにはこのきしむベッドの振動を、菊次郎は快感に昇華させたか、スムーズに白星へ繋いで完勝。いよいよ明日は千秋楽、しかし朝から法事の予定があるため決定戦になると圧倒的に条件としては厳しいことが明かされる。だが「人事を尽くして天命を待つ気持ちで頑張ります」。
○摩羅の川(14-0)
初場所も残り2日を残すのみ。まらずもう界では3人が全勝を維持しており、優勝争いが決定戦にまで縺れ込む可能性が濃厚になってきた。それを見据えた摩羅の川は、本日10時間の寝溜めをすることで体力を温存する作戦に出た。目が覚めたのは昼近くになってから。立ち合いでは少し出足が遅れてしまったようで、小太郎は勃起と言えるかどうか微妙な勃ち具合だった。しかし、さすがは横綱のまら。そこから時間をかけてムクムクと起き上がり、本体が布団の中でグダグダしている間に雄々しい姿に変身。14戦全勝で千秋楽に挑む。
○玉椿(7-7)
玉椿は勤務先が門前仲町。金曜日の夜ということで職場の後輩である男山・駒ヶ峰のふたりをつれて、富岡八幡宮の横綱力士碑を見学。きゃっきゃと喜ぶ若い力士たちに「若いっていいよな」と日頃の疲れがすこし癒された様子。その後、門前仲町から月島まで軽く散歩したのがよい運動になったのか、けさは「荒法師」と呼ばれた若い頃を彷彿とさせるような豪快なまらずもうを見せ、なんとか勝ち越しへの望みをつないだ。
○家満(14-0)
緊張と疲れのたまる終盤戦、しかも新大関で優勝争い。そんな14日目、久々にガッツリこってり豚骨ラーメンを食べ、エネルギー補給の家満。そのこってりした感じがまらにそのまま伝わり、今朝の勃起は実に粘りのある勃起。「ちょっとやそっとじゃ収まる気がしません」と相撲を取り終えても臨戦態勢。早くも明日の決戦を見据えているのか。「休みだからまったりのんびり収まるのを布団の中で待ちながら、本日も始まります」と悠然と構える家満だが、話題が明日の相撲に移ると「明日は千秋楽。気合いを入れていきます」と表情を引きしめた。昨年初場所の覇者が、今年の初場所も制するのか。全ては、明日。
○池男王子(6-8)
調子をとりもどした王子。けさは「二日酔いで目覚めました」と最悪のコンディションながら、気力が充実していれば、そんなことは問題にならない。「楽しく飲めた思い出で勝利!」と危なげない勃起を披露して6勝目。あす勝てば幕内残留が濃厚か。
<幕下>
●明烏(2-4)
2勝1敗をいいスタートを切ったものの連敗で、あとがなくなった明烏。「休みを挟んで何とか連敗脱出を期待した取組。がんばって粘ったものの力及ばず、負け越しの黒星」とがっくり肩を落としていた。
<三段目>
○播潟(3-3)
播潟は「きょうは仕事にいかなくていいっていう解放感でしょうね。立派な勃起でした」とうれしそう。観客席からは「そんなに仕事に行くのがいやなのか?!」とのやじも飛んでいたが、玉椿理事は「仕事が辛い気持ち、わかるよ。わしもいまの仕事やめてえもん」と同情のコメント。
<序二段>
●金精山(4-2)
今場所絶好調の金精山は、昨夜も気合の入った猛稽古を見せたが、「4時間ぶっ続けのしこでまらが参ってしまったようです。過ぎたるは及ばざるが如しとはまさにこのこと。残念です」と悔しそう。
<序ノ口>
○勢稀の里(2-0)
今場所2戦目の勢稀の里は「勝ったすよ」と鼻高々。休場は多いものの勝率でいえば横綱並み。もうすこし出場数を増やすのが課題か。
○汚痔(13-0)
昨日は一日出張で作業に明け暮れ、深夜に帰宅と多忙な横綱。ここのところ摩羅の川が習得せんとしている尿意作戦は、本来汚痔の十八番、終盤に入り追いすがるライバルに年季の違いを見せつけるかのごとく、コーヒーをがぶ飲みしてから更にコーラまで飲んで就寝。
今朝は普段よりは早い出社に立ち合い一発で決めなくてはならない大一番だったが、得意のガブリ寄りが綺麗に決まり、貫禄勝ち。
○摩羅の川(13-0)
尿意作戦を諦めた摩羅の川。今日の取組には何の策も弄せず横綱らしい正々堂々とした相撲で挑んだ。目覚めた時間はいつもより少し早めの6時半。目覚めてすぐの小太郎は半勃ち状態だったが、そこから一気に寄って押し出しを決める。勢い余った小太郎は久しぶりにパンツの穴から飛び出てしまう程の暴れぶりを見せて13戦全勝。
●玉椿(6-7)
玉椿はぴくりとも言わないまらに「もう、打つ手なしだね」とインタビューも投げやり。きょう敗れて7敗目、この調子では翌場所のカド番が濃厚とあって、「春になって暖かくなってからが勝負だよ」と、すでに気分は春場所に視線が向いているようだ。
○家満(13-0)
前の取組ではこたつで寝落ちだった家満、この日は布団でしっかり眠る事に成功。終盤にきて、基本の卵相撲も健在だが、ゆで卵の殻を剥くのに失敗して、いつも2個食べるところを3個食べてしまうアクシデント。結果栄養豊富になりすぎて絶倫状態になったか、ふわふわ暖かな布団にくるまれて、リラックスしたまらは血行もよく、富士を思わせる見事な山を形成してくれた。火山活動が盛んだったころの富士山を想起させる、新年にふさわしい富士山勃起に「おお、絶景かな」と自身うっとりの13連勝。
○池男王子(5-8)
今場所はまったく勝てず、幕内の壁に跳ね返された格好だが、「忙しさも落ち着いて、勝てるようになってきました」と遅ればせながらも、ようやく調子が上向いてきたようす。すでに負け越したとはいえ、幕内残留のためには残り2つをなんとか勝って、7勝8敗にはしておきたいところ。