ー きょうはひさびさの優勝となる玉椿関にお話をうかがいます。優勝おめでとうございます。
(玉椿) 「ようやくうまい酒がのめるよ」
― いいですね、どんなお酒をのむんですか?
(玉椿) 「さっき祝杯用にフェイマスグラウスっていうスコッチウイスキー買ってきたよ。炭酸水で割ってのむよ」
― さいきん酒量がふえてるという噂ですよ。飲みすぎないでくださいね。
(玉椿)「気をつけるよ」
ー 今場所は腰痛に苦しめられましたね
(玉椿) 「そうだねえ。中盤はめちゃくちゃ痛かったね。ここ数日はだいぶ軽くなってきたよ。きょうなんか、ひさびさにジム行ってみたよ」
― ジムですか? 無理してだいじょうぶですか?
(玉椿) 「トレッドミルの上をゆっくり歩いただけだよ。運動というよりはシャワー浴びにいったみたいなもんだ。10日ぶりくらいだと思うんだが、スタッフが総入れ替えになったみたいで驚いたよ」
― 今場所の好調の理由はどのへんにあったと思いますか?
(玉椿) 「ずっとうちで寝てたからねえ。体力を温存できたのがよかったのかもしれんね」
― 十五日間を振り返って、いちばん印象に残っている相撲はどれでしょう?
(玉椿) 「千秋楽の相撲だね。今場所は腰が痛くてあんまり相撲に集中できなくてさ、本気で勝ちにいったのは千秋楽だけだから。勝ててよかったよ」
― 周囲からは決定戦を期待する声もありました。すこし緩める気はなかったんですか?
(玉椿) 「わし、運営側も兼ねてるから、興行的にそっちのほうがおもしろいよなあって考えなかったわけじゃないよ。ただ、土俵にあがると本気を出しちまうのが力士の本能だからさ」
― プレイヤーがマネジメント側を兼任する難しさですね
(玉椿) 「よけいなことを考えずに土俵に集中したいし、協会の運営をやってくれるひとがいれば、ぜひ替わってほしいんだが。いないもんかねえ。興味があるひとは協会までメールをくれよ」
― 来場所は綱とりです。意気込みをおきかせください。
(玉椿) 「十一月は夜勤やるからね。勝ち越しも難しいと思うよ」
ー 優勝の玉椿関にお話をうかがいました。ありがとうございました。
(玉椿) 「おつかれっ!」
次はぜひ綱取りを競い合いましょう。