-大相撲3月場所は大阪で開催されるということで、きょうは関西(京都)がご出身の茶柱親方にお話を伺いたいとおもいます。よろしくお願いいたします。
(茶柱) 「こちらこそよろしくお願いいたします。」
- 親方は先場所惜しまれつつ引退された元序二段・河豚狸さんの師匠。河豚狸さんは個性的な相撲と負けっぷりのよさで人気を集めていました。師匠から見て河豚狸さんの長所・短所はどのあたりにあったと分析なさっていますか?
(茶柱) 「彼の長所は、取り組みに対しても緊張することなく自然体だったことですかねぇ。短所はその裏返しで、やる気あんのかこいつ、といったところでした。」
- 素質という点ではさほど恵まれていなかった河豚狸さんを、まらずもう界きっての人気力士に育てあげた茶柱親方の力士育成の手腕に定評がありますが、親方が河豚狸さんを指導する際には、どのようなことを重視なさっていらっしゃいましたか?
(茶柱) 「え、彼、人気あったのですか?それはともかく、重視していたのは常々体調管理はしっかりするようにということです。基本中の基本ですが。」
- 料理上手の親方が河豚狸さんにつくっていた食事には「うまそう」「うらやましい」との声がよくきかれていました。ご当地場所ということで春の京料理のおすすめを教えてください。
(茶柱) 「京料理ですか。筍の煮物でしょうか。でもこれって京料理なのかな。おだしを利かせて、お醤油を控えるとなんでも京料理になる気もします。」
- 親方は、河豚狸さんの引退後も協会に残り、広報部長として普及活動や後進の指導にあたられるとのこと。現役の若い力士たちに期待する点についてお聞かせください。
(茶柱) 「若い人には、おっさんにないパワーがありますから、豪快な取り口を期待しております。ですから、あまり小細工はしてほしくないような。」
- 3月場所は寒さが和らぐせいか意外な力士が大勝ちしたり、逆に年度末で多忙なせいか実力のある力士が星を取りこぼしたり、荒れる展開になりがちです。とくに幕内は上位力士の実力が拮抗していることもあり、なかなか優勝予想が難しいのですが、親方はどのような展開を予想されていますか?
(茶柱) 「ここ最近の傾向を考慮するに、やはり摩羅の川関、汚痔関、家満関の三つ巴になるとは思うのですが、玉椿関も注目したいですね。具体的な予想は難しいので勘弁して下さい。」
- 下位の力士にもおもしろい力士がいると思うのですが、十両以下で親方が注目している力士、その理由をお聞かせください。
(茶柱) 「金精山さんでしょうか。知り合いのつてではなく、自ら入門を決心された孤高の力士である点ですかね。」
- きょうは茶柱広報部長にお話をうかがいました。ありがとうございました。
(茶柱) 「どうもありがとうございました。」