まらずもうブログ

日本まらずもう協会公式ブログ

新弟子情報(家満)

2010-10-31 16:20:46 | 力士情報

 九州場所、序ノ口で初土俵を踏む予定の、家満さんを紹介します。

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・しこ名 家満 光太郎(やまん こうたろう)
・出身地 東京都墨田区
・生年月日:1982年11月4日
・身長/体重/まらサイズ:中肉中背人並み
・利き手:両方
・まらの自慢:毎日元気で復活力早し
・まらの経歴:病気歴無し
・性癖:ちょいS
・すきな女性のタイプ:ちょいM
・すきなたべもの:真ん中に穴の空いた食べ物
・趣味:献血
・特技:早寝早起き
・座右の銘:人生はギャンブル
・コメント:元気がとりえです。食生活のバランスはバッチリなのでそれが元気の源。
__________
 大相撲の聖地、東京都墨田区出身。中肉中背の体格のため大相撲の道は断念したものの、相撲への思いは断ち切れず、まらずもう界へ入門。左右両方の手が使えるという器用さが持ち味で、年齢も27歳と若く、将来の大成が期待される。
 また、23歳のときに一戸建てを購入するほど「家」には強いこだわりがあり、しこ名の「家満」はそこからとった模様。
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新弟子情報(陸奥里)

2010-10-30 07:19:28 | 力士情報

 九州場所、序ノ口で初土俵をふむ、陸奥里(むつのさと)さんを紹介します。

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・しこ名:陸奥里 介平(むつのさと・すけべい)
・出身地:埼玉県坂戸市
・生年月日:1977/10/25
・身長/体重/まらサイズ:170cm/65kg/55g
・利き手:右
・まらの自慢:時々空気が読めませんが(会議中とか)、普段は素直な良い奴です。
・まらの経歴:人生を共に過ごしてきた相棒です。
・性癖:むっつり
・すきな女性のタイプ:気の長い人が。
・すきなたべもの:もやし
・趣味:最近は汗まみれで堅い棒を握ってます。「剣道」とか言う名前の競技だそうです。
・特技:座って何もせずボーッとすることが得意です。
・座右の銘:特にないです。
・コメント:最近相棒が落ち込んで元気がないのですが、何か私にできることは無いでしょうか。
__________
 まらのサイズを問われて長さを計測する力士は多いが、重さで回答してきた力士ははじめて。他人とは違った独特な視点で、独自のまらずもう道を追求していくタイプのようだ。
 趣味の剣道では上段の構えの使い手であるが、まらも竹刀とおなじように大上段に構えることができるか。ちなみに、新十両・月乃猫関とは高校(=まらずもうの名門・埼玉県の西武学園文理高)の剣道部で同期の間柄。月乃猫関のような正々堂々としたまらずもうを期待したい。
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ソーセージ丼

2010-10-28 14:51:45 | まらずもうあれこれ
 ペドフィリアの疑いを持たれている関脇・玉椿関は『よつばと!』という5歳女児が主人公のまんがの熱心なファンでありまして、「部屋に幼女のフィギュアが飾ってある」ということが、まらずもう関係者あいだで話題になっていますが、その『よつばと!』にこんなシーンがあります。




__________
 よつば・とーちゃん・ジャンボ・やんだの4人で焼肉屋に行っています。

ジャンボ「よつばはとーちゃんの料理で何が一番好きだ?」
よつば「カレー! とーちゃんのカレーはせかいいちうまい!」

よつば「あとソーセージ丼」
やんだ「ソーセージ丼!? 何それ?!」
ジャンボ「それはどんなのだ?」
よつば「ソーセージとー のりとー めだまやきとー はいってる」
やんだ「おいおいなんだよ それー 超うまそうじゃん!」
__________

 ソーセージ・たまご・のり・・・。もう、そのまんまですね。
 というわけで、ソーセージ丼をつくってみました。

<材料:1人前>
 ごはん:1合
 ソーセージ(長いもの):1本
 たまご:2個
 のり:たっぷり
 めんつゆ:お好みで
 (お好みで、とけるチーズやマヨネーズなどをのせてください)

<つくりかた>
1 ごはんを炊いて、どんぶりに盛ります。
2 ごはんの上にのりをちらして、その上にめんつゆ(なければ醤油)をかけます
3 めだまやきを焼いて、両サイドにのせます
4 電子レンジで加熱したソーセージを真ん中にどーんとのせます。
5 のりを飾ります。

<出来上がり写真>

 たまごが片方つぶれて、見た目が悪くなってしまいました。

__________

 かんたんにできるわりには、それなりにおいしいです。
 ただ、これだけだと野菜が不足しそうなので、千切りキャベツをしいたり、青ねぎをちらしたりしたほうが、栄養のバランスがとれるかもしれませんね。
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新弟子情報(今濡)

2010-10-24 23:09:33 | 力士情報

 九州場所から初土俵を踏む予定の、今濡(いまぬれる)さんを紹介します。まらずもう協会初の外国力士になります。

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・しこ名:今濡 灌都(いまぬれる・かんと)
・出身地:ロシア・カリーニングラード
・生年月日: 1981年4月22日
・身長/体重/まらサイズ: 171cm/62kg/ふた握り半
・利き手: 右
・まらの自慢:ほくろがたくさんある
・まらの経歴:今世紀は実戦ゼロ
・性癖:二次コン
・すきな女性のタイプ:包容力のある人
・すきなたべもの:カレーライス
・趣味:純粋理性批判
・特技:実践理性批判
・座右の銘:判断力批判
・コメント:名前に負けず哲学的にまらずもうを極めていく所存です。

__________
 ロシア出身ながらドイツ語を母語するという奇妙な経歴の力士。
 その言動も難解であり『朝まらとはすなわち純粋実践理性であり、経験からは独立して意志を規定する普遍的な道徳法則である』という、独特のまらずもう観を持っているようです。さて、かれの内なる道徳律は、まらずもうについてどのような判断を下すのでしょうか。
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まらずもう入門についてのQ&A

2010-10-10 20:53:39 | 募集について
 なかには「まらずもうに興味はあるんだけど、ちょっと不安」と感じていらっしゃる方もいらっしゃるかと思います。そこで、まらずもう入門者が感じそうな疑問や不安をQ&A形式にまとめてみました。入門を検討するときの参考にしてみてください。
 これ以外の質問があれば、この記事にコメントしてくれてもいいですし、日本まらずもう協会(marazumou@gmail.com)にメールをくれてもいいです。遠慮なくどんどん質問してください。

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Q1 まらずもう力士ってなにをするの?

A1 大相撲の開催期間中にあわせて、朝まらの状態(=まらずもうの結果)を報告していただきます。そのとき、取組の状況をかるく説明してもらえると、まらずもうブログの記事が書きやすいので、たすかります。


Q2 いそがしいから参加できるかどうか、わからないんだけど・・・?

A2 いそがしい場合は、場所の途中で休場していただいてかまいません。ちなみに、先場所(平成22年秋場所)は参加力士16人中、皆勤した力士が11人、途中休場が3人、全休したのが2人でした。休場=負けとして計算され、負け越したときには番付が降下しますが、休場してもペナルティーのようなものはありません。


Q3 まらずもうって朝にやらなくちゃだめ?

A3 夜勤などで睡眠時間が不規則なひともいるので「取組は朝以外でもOK」というルールになっています。 でも、「朝負けていたから昼寝して再試合」はちょっとルール違反です。
 ちなみに「一度目起きたときに負けていたので二度寝して勝負をかける」はグレーゾーンですがぎりぎりセーフということになっています。(あまりに頻発して目にあまる場合は、将来的にルール改訂があるかもしれません。)このへん、ちょっと基準があいまいですが、ようするに「まらずもう精神にのっとって判断してほしい」ということです。


Q4 お金はかかるの? 

A4 力士のみなさんからお金は一切あつめていません。力士のみなさんが負担するのは、結果報告のための電話料金やインターネット料金くらいです。なお、勝負のためにAVを借りてきたり、にんにくを食べたりという場合の出費も経費で落ちたりはしません。各自負担です。


Q5 力士に給料はでないの?

A5 給料はでません。すいません。そのかわり、力士のみなさんには場所ごとに番付表が届きます。


Q6 じゃあ優勝賞品もないの?

A6 ごめんなさい。財政基盤がよわいもので賞品を準備できません。物好きなお金持ちがスポンサーになってくれませんかねえ。ねえ?


Q7 力士になると、どんないいことがあるの?

A7 毎朝のまらの状態を気にかけることは、日々の健康状態を気にかけることにつながります。実際に多くの力士から『食事や睡眠についてきちんと考えるようになり、健康状態がよくなった』との報告がよせられています。


Q8 宗教の勧誘とかじゃないの?

A8 まらずもうは神事から発生しているので、歴史的に見れば宗教行事として行われた時代もありました。しかし、現代のまらずもうはスポーツとして行われており、宗教色はできるだけ排除しています。ですから、なんらかの宗教に勧誘されるということは決してありませんし、どのような宗教・宗派のかたであっても自由にまらずもうをとることができます。


Q9 部屋に所属したりしなきゃいけないの?

A9 まらずもうでは部屋に所属するかどうかは自由です。おなじ会社や学校どうしでひとつの部屋をつくる力士もいますし、一匹狼でまらずもうに取り組む力士もいます。大相撲では「同部屋力士の対戦がない」など特定の力士に有利にはたらくルールが存在しますが、まらずもうでは部屋に所属しているかどうかで不利な扱いをうけることは一切ありません。


010 競技が競技なんで、素性を明かしたくないんだけど、素性を明かさず参加できる?

A10 「まわりに知られたくない」と希望する力士には、協会といたしましても最大限配慮いたします。結果報告を直接協会にメールしてくれれば、連絡先がまわりに知れることはありません。また、本名をしこ名にしない限り名前が表にでることはありませんし、出身地も自由に設定できます。たとえば『モンゴル出身 蒙古里(もっこり)』なとど登録すれば、素性がばれる可能性はかなり低いのではないかと思います。
 「協会に個人情報がもれるのがいや」という力士は、フリーの捨てメアドを用意してください。協会といたしましては力士と連絡がつきさえすればいいので、それ以上の個人情報(住所、電話番号、本名など)はお尋ねしません。


Q11 具体的にはどんな入門手続きがいるの?

A11 日本まらずもう協会(marazumou@gmail.com)に「入門します」と書いたメールをください。その瞬間からあなたもまらずもう力士です。


Q12 ほんとにそれだけでいいの?

A12 すいません。大事なところをはしょりました。そのあと、「しこ名」「出身地(でたらめでよい)」「入門時の地位」「結果報告の方法」の4点を決めなくちゃいけません。それがすめば完全にまらずもう力士です。


Q13 大相撲だと身長とか年齢とか体重とかいろいろ入門条件があるみたいだけど、まらずもう入門にはどんな条件がいるの?

A13 健康な男性なら、年齢・学歴・体格などにかかわらずどなたで入門できます。まらのサイズも問いませんので、大相撲のようにシリコン等を入れてサイズアップをはかる必要はまったくありません。


Q14 わたし女なんだけど、まらずもうは無理かな?

A14 現在、女性力士の募集はしていません。たしかに「くりずもう」とか「ちくびずもう」とかあってもいいとは思うんですが、まらずもうと同じ土俵で比較していいのか、わかりませんしね。
 まらずもうに興味のある女性のかたはぜひ事務職員になっていただけないでしょうか? 女性ならではの冷たい視線で、力士たちを冷たく突き放すような記事を書いていただけると、それだけで興奮して勝率が上がる力士もでてくるかと思います。


Q15 なんかいいしこ名ない?

A15 てきとうでいいんじゃないですか? 「同じ名前の力士がすでにいる」「やたら長すぎる」などの場合、「べつの名前にして」とおねがいする場合もありますけど、基本的にはなんでもいいです。どうしても決められないようなら、ここから持っていってくださいな。
 個人的には、むかし大相撲にいた『巨砲(おおづつ)』というしこ名をだれかに継いでもらいたいと思っていますけど、いませんか?


Q16 入門時の地位ってどうやって決めたらいいの?

A16 くわしくはこの記事を参照してほしいのですが、

 ・序ノ口 
 しばらくは15日のうち7日間報告すればよい。
 (=全勝ペースで勝ち進んでも、十両昇進まで5場所かかる)
 『まらずもうブログ』でもさほど目立たない扱い。
 ちょっとずつ出世していくたのしみが味わえるので、長くつづけたい人向け。
  
 ・幕下15枚目格 
 とりあえずは15日のうち7日間でよいが、すぐに15日間とることになる。
 (=最初の場所に全勝すれば、すぐに十両に昇進する)
 全休してもしばらく番付に名前がのこるので、休場が多そうなひと向け。
 
 ・幕内
 場所中は15日間毎日土俵にあがる。
 『まらずもうブログ』でも大きくとりあげるので、目立つ。  
 ブログ等でいじられても、あまり気にしない性格のひと向け。

といったかんじでしょうか。「ま、わかんないし、どれでもいいよ」という場合は、序ノ口にしといてください。
 ちなみに、平成23年度からは幕内格での付出の新弟子募集を休止して、大相撲同様に幕下15枚目格・序ノ口の2種類での募集にしぼる予定です。幕内格での初土俵を希望されるかたは、10月24日(日)までに入門手続きをすませるようおねがいいたします。


Q17 そういえば、毎朝の勝敗判定はだれがどうやってやるの?

A17 それぞれの力士が、毎朝自分のまらを見て、自分の良心にしたがって勝敗を判定してください。自分のまらに真摯に向き合うことで「まらずもう精神」が鍛えられ、そのことも精神修養の一環になります。


Q18 自分で勝敗の判定をしたら、うそつき放題じゃん。

A18 まらの神様はうそつきが嫌いです。うそをつくひとはまらの神さまのたたりをうけます。それがわかっていて、あえてうそをつくのであれば、協会はそれ以上なにも言いません。


Q19 そんなので、ほんとにたのしいの?

A19 たのしいですよ、っていうか、毎日の生活が充実します。


Q20 やっぱり恥ずかしいよ。

A20 その恥ずかしさに打ち勝つことも修行です。
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まらずもう物知り帳(17)まらずもうの稽古(下)実戦稽古

2010-10-08 08:00:00 | まらずもう物知り帳
 前回は基本動作を紹介しましたので、今回は実戦形式の稽古の中から、主なものをご紹介しましょう。シコやテッポウはもちろん大切ですが、それだけではなかなか強くなりません。基本動作を繰り返すことは大前提で、決しておろそかにしてはいけませんが、その上でより実戦を意識した稽古を積まなければ、本番で勝てません。

【三番稽古】
 ここで「三番」というのは実際の回数ではなく、「複数、繰り返し」という程度の意味で、同じ相手と連続して稽古する、という稽古の仕方です。仲の良い相手、かみ合う相手にいろいろなことを試してみたり、あるいは苦手の克服にと、それぞれの力士がさまざま目的のもと、三番稽古をします。月乃猫は場所前、「最近は範田紗々がお気に入り」と言っていましたが、これは三番稽古の典型例で、相撲通は「月乃猫は範田紗々と三番稽古を繰り返した」と言ったりします。

【申し合い】
 三番稽古に対し、相手が頻繁に入れ替わる稽古を「申し合い」と言います。大相撲においては、勝ちぬき形式で勝った力士が次の相手を指名する、など細かい特徴を言い出せばもう少し長くなりますが、まらずもうでは「三番稽古とは逆に、相手を入れ替えて行う稽古」というぐらいに覚えておけばじゅうぶんです。場所後の月乃猫は、「最近ではネットの無料サンプル動画をメインに稽古してます。そこにはまだ名が知られてはいないけどなかなかのツワモノ達が揃っていて、ネットなのでかなりの数の相手がいますので稽古相手にも事欠きません」と語っていました。これが「申し合い」です。

【出稽古】
 力士の稽古は、自分の所属する「部屋」で行うのが一般的ですが、これではマンネリ化もしてしまいます。壁にぶつかった力士が、新たな刺激を得るために部屋を出て、他人の部屋や公共の場所といった敵地に乗り込んで稽古を行うのを「出稽古」と言います(より詳しくは、野外で行う稽古を「山稽古」と言ったりするのですが、これ以上詳しい説明は省略します)。出稽古は部屋での稽古と比べ、刺激も緊張感も段違いで、効果は絶大です。しかし出稽古をするにはかなりの勇気や決断も必要で、それなりのリスクも伴うため、出稽古をしたがらない力士はやはり多いようです。その点、毛呂乃などはほぼ毎日が出稽古のようなものだそうで、一番強い者が一番稽古しているのですから、他の者はかないようがありません。


 今回は実戦稽古の数々をご紹介しました。大相撲のシコを日々のトレーニングとして取り入れても、実戦稽古は一人ではできません。それに対してまらずもうは「自己完結競技の雄」と称されるだけのことはあって、シコ・テッポウはもちろん、今日紹介した三番稽古・申し合い・出稽古までが一人でできるという利点があり、誰にでも始めやすいスポーツです。あなたも一度試しに明日あたり出稽古に出てみる、というのはいかがでしょうか。新鮮な刺激が待っているはずです。
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まらずもう物知り帳(16)まらずもうの稽古(上)基本動作

2010-10-07 08:00:00 | まらずもう物知り帳
 秋場所は圧倒的な技量でまらずもう界を震撼させた毛呂乃。山ごもりでの厳しい稽古の成果が発揮された形ですが、みなさんはまらずもうの稽古についてどのくらいご存知でしょうか?本場所の結果だけでなく、稽古にも目を向けるようになれば、あなたもちょっとしたまらずもう通です。また、厳しい稽古はプロだからこそ耐えられるものですが、稽古の動き自体は一般の方にのトレーニングにも有用な、すぐれたものだといえます。大相撲では高砂部屋きっての名力士、一ノ矢氏が、一般の方向けにシコの有用性を説く著書を出版しているように、相撲の稽古は一般の人にとってもいいことずくめなのです。
 今回から2回にわたって、まらずもうの稽古の基本をご紹介しましょう。

【シコ】
 稽古の基本は何と言っても「シコ」です。まらずもうの稽古はシコに始まりシコに終わるといっても過言ではありません。足を上げ下げする大相撲のシコは皆さんもご存知でしょう。「シコ」は、力士の基礎体力を養成するために必須の稽古。では具体的にしこの動作をご説明しましょう。簡単ですので皆さんにもすぐ始められます。大相撲同様、足腰を鍛えるのに必要なのは上下動。まらを手でぐっと握り、上下動を繰り返す、たったこれだけです。この時、右手を得意とするか左手を得意とするかでそれぞれ「右四つ」「左四つ」という「型」が決まります。力士が手形を押す時は、大抵は得意の手で押します。基本動作自体は簡単なシコですが、大事なのは回数をこなすことです。大相撲のシコを1回踏むだけなら簡単ですが(本当に正しい形で踏むのは実は大変なのですが)、これを20回、30回と繰り返すとだんだんと苦しくなり、我慢できなくなってきます。まらずもうのシコも同じで、手を1回上下させるだけなら簡単ですが、これを20回、30回・・・と繰り返していくとやはり我慢できなくなってきます。それに耐えながら、シコを踏み続けることで強靭な足腰が鍛えられるのです。大相撲でもまらずもうでも、「毎回シコを100回は踏む」といういような稽古はプロとしてはよくあることです。毛呂乃に至っては1000回シコを繰り返してもまだ耐えられるでしょう。回数はあくまでプロの世界での話。みなさんは自分にできる範囲で回数をこなしていけばいいでしょう。力士にとってシコは基本中の基本です。力士の名前を「シコ名」と言うくらい、力士とシコは切っても切れない関係だと言えるでしょう。

【テッポウ】
 シコは足腰を鍛え、耐久力を付けるためのけいこで、どちらかと言えば防御の稽古です。一方、攻撃力に特化した稽古が「テッポウ」で、押し相撲の力士は一日何百回もテッポウを繰り返すといわれています。「テッポウ」はその名のとおり、まらを鉄砲に見立てて発射する稽古で、これも1回発射するだけでなく、繰り返し行うことに厳しさがあります。毛呂乃ぐらいになると、1日500回は最低ノルマだそうです。

【すり足】
 大相撲の力士は、「すり足」が良いとされ、稽古や実際の相撲の時以外にも、日常生活でも常にすり足で歩くことが奨励されています。土俵に密着した足の構えが常にできていれば、本番の土俵でも力を発揮できます。この点も、まらずもうでも一緒です。力士たるもの、常にすり足で歩くのが理想です。つまり、常に真ん中の足(=まら)を何かに擦りつけながら歩く、という心構えが、強い力士への近道です。丸裸で出歩く人はあまりいませんから、衣服でもなんでも、意識すれば、擦りつけるものには事欠きません。それでもなかなか日常化はできないもの。大相撲ですり足が完全にできていると言える力士は意外に少ないのと同様、まらずもうでも日頃からきちんとすり足ができている力士というのはほとんどいません。現役では毛呂乃ぐらいでしょう。毛呂乃はさすがに別格で、入門当時のプロフィール、「趣味」の欄を御覧になっていただいてもわかるように、入門前から趣味としてすり足が身についています。これでは強いのもうなずけます。
 みなさんもトレーニングにシコ・テッポウを取り入れ、すり足をマスターしてみてはいかがでしょうか。体力向上・健康増進間違いなしです。
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まらずもうデータベース

2010-10-05 10:13:08 | 協会からのおしらせ
 このたび、まらずもうの各種記録をあつめたホームページ、『まらずもうデータベース』をつくりました。このブログのメニューバー(左側のごちゃごちゃしているところ)にブックマークしてありますので、そちらから入っていただくと便利です。

 このデータベースをつくるにあたりましては、『大相撲 記録の玉手箱』さんをかなり参考にしてあります。ありがとうございます。

       日本まらずもう協会広報部 
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秋場所を振り返って~十両以下~

2010-10-01 09:39:29 | まらずもう新聞編集部のまらずもう分析
【十両】
 十両の土俵では先場所の新十両、中国公演を成功させ凱旋帰国の朝乃立が、初日から先走りに先走り12勝3敗の好成績。中国美女を虜にした速攻相撲に磨きがかかり、幕下付け出しから所要4場所、あこがれの大相撲大関・武双山らに並ぶ歴代1位タイでの入幕を決定づけた。場所終盤、「休場したい」とモチベーションの低下を見せ心配されたが最後まで場所を務め、来場所は前頭十枚目前半か。下に何枚か余裕があるはずなので、十両落ちを恐れず大暴れしてほしい。もう一人の十両・明烏も3場所ぶりの勝ち越しで復調の気配。来場所は十両筆頭近辺に上がることが予想され、再入幕が狙える。


【幕下以下の土俵から】
 場所前から話題になったのは幕下の優勝争い。最年少25歳の摩羅の川と最年長50歳の汚痔の山の優勝争い、しかも同期生対決とあって、今場所は幕下の土俵から沸いていた。特に汚痔の山は19連勝中、連勝をどこまで伸ばすかも期待されていた。両者は期待にたがわず熱戦を展開、ともにストレートで勝ち越しを決め、終盤戦に突入したが、汚痔の山が5番相撲でまさかの黒星。連勝も23でストップ。「ワレイマダモッコリタリエズ」と語った汚痔の山だったが、それにしても23連勝は立派。大相撲の大記録、双葉山の「69」のちょうど3分の1である。ちなみにまらずもうの歴代連勝記録では汚痔の山が1位、2位は大関雲虎の18である。汚痔の山の脱落で幕下優勝は摩羅の川の手に。決定戦になった場合汚痔の山有利かという見方が大勢を占めており、決定戦なしですんなり優勝できたのは摩羅の川にとっては幸運だったと言えよう。そんな摩羅の川だが、序ノ口デビュー以来、序二段を除く各段で全勝優勝、所要5場所、大相撲を含め史上最速で十両昇進を決めた逸材。いままではその素質と若さゆえに勢いまかせ・力任せの雑な相撲が目立ったが、幕下上位で相撲を取った今場所の経験から、勢いだけには限界を感じ、技術面も研鑽する必要性を感じたとのこと。まらすもうはここまで、十両優勝だけが出ていない。まらずもう史上初の十両優勝が、彼に課せられた使命と言えるだろう。来場所の十両を決めた力士はもう一人、東筆頭の月乃猫。正々堂々とした取り口が魅力の本格派だが、今場所は4勝1敗と早々と勝ち越し、あっさりと関取の座をを手にした。みひろ一辺倒の稽古から、範田紗々も稽古相手に加えるなど、相撲の幅を広げた効果が表れたのだろう。終盤連敗して今場所も4勝3敗に終わってしまったのは反省材料だが、幕下付け出し以来、大勝ちはないかわりに負け越しもなし。この安定感は評価できる。また、15枚目の飛埒王も序盤戦は優勝争いに絡む健闘。千秋楽、勝ち越しをかけた一番でパルプンテ勃起のあおりをうけたのは不運だった。

 三段目では脱走名人玉太田が部屋に戻って相撲をとるや2連勝、周囲を期待させたが再脱走。終盤復帰するも今度は2連敗。来場所は再び番付を落とすが、四股名の「玉」は抜かれずに済みそうだ。
 序二段ではなんといっても池男王子。ラブリーな彼女効果か、はたまたコスプレ効果か、初日から破竹の6連勝、入門1年にして初優勝に王手をかける大活躍。優勝を賭けた千秋楽これまたパルプンテ勃起の直撃で黒星となってしまったが、自身初の三段目昇進は確実。女性ファン獲得が期待できる唯一の力士だけに、これからもどんどん活躍して女性を夢中にさせてほしい。
 序ノ口では今場所デビューの両玉国が土俵に上がったが、まったく力が入らず連敗。「まらずもうを甘く考えていた」と休場のやむなきに至ったが、体調を整えて来場所再挑戦を期していると聞く。まらともども一回り大きくなって帰ってきてほしい。
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