まらずもうブログ

日本まらずもう協会公式ブログ

まらずもうこの一年

2015-12-31 12:00:41 | まらずもう新聞編集部のまらずもう分析

●横綱、汚痔引退

幕内で雲虎・摩羅の川・家満といった歴代横綱と全員手合わせしてきた生ける伝説、横綱汚痔が3月場所後に引退。「記録にはこだわっていない」としながらも、その無類の強さと真摯な土俵態度から、結果的に数々の大記録を打ち立ててきた。白鵬に並ぶ63連勝、歴代最高の優勝7回、通算374勝・・・、そしてなにより相棒・菊次郎との二人三脚で勤め上げた土俵は歴代最多の連続出場414回、横綱在位も歴代最長の2年半に及ぶなど、幾多の金字塔を残し、土俵の巨人が去った。

 

●草創期から土俵を支えてきた名力士、相次いで番付から消える

 平成21年時点では玉椿と池男王子のみだったまらずもう。翌22年初土俵組は奇跡の世代で、歴代の4横綱・雲虎、汚痔、摩羅の川、家満はすべて22年に初土俵を踏んでいる。心身の消耗、とくにメンタル面での消耗の激しい競技だけに、現役を長く務めることは難しく、平成22年初場所時点で番付に載っていた6名の内、5年後の今年初場所にも番付に名を連ねていたのは半数の3名、汚痔、玉椿、池男王子だった。それがこの1年を経て、汚痔に続いて池男王子も番付から消え、ついに残るは玉椿1名となってしまった。このほか、長らく土俵を務めてきた名物力士が次々と土俵を去ったこの一年。
 最高位・汚痔の引退に呼応するように、最下層・序ノ口在位21場所、同じく15場所と、土俵を下支えしてきた名物力士・稀勢の里と茸の山も番付からその名を消した。
 通算198休というダントツの休場数を誇る元幕内・稀勢の里はあと2休で節目の200休目前で力尽きた。
 13連敗、2度の10連敗、9連敗、8連敗を記録し勝率は驚異の1割台という茸の山も今年は1敗もできずついに引退。

 

●まらずもう縮退期

 櫛の歯が欠けるように番付人員が減りつづけたこの1年。昨年末、九州場所終了時点で14名いた力士が、1年後の今年の九州では半数の7名に。今年の初場所を境に、全階級に力士が所属することはなくなり、九州では序ノ口・序二段・十両と、全6階級中半数の3階級で該当力士なしの状況に。

 

●毛呂乃・理事長に昇進、協会創設以来初めての理事長交代

 縮退期のまらずもうにあって、猛威を振るったのが毛呂乃。春・夏と連続優勝でも横綱昇進を見送られ、翌場所史上初の3連覇で横綱昇進が決まるも伝達式の使者が毛呂乃を恐れ逃亡、伝達式が行えず昇進見送り、それでも翌場所も優勝し4連覇となったところで、横綱を飛び越えて理事長への昇進が決定。大黒柱理事長が事業部長に退く形で新理事長誕生となったが、これは協会始まって以来の理事長交代劇。九州場所、理事長となった毛呂乃はその地位にふさわしく15戦全勝で史上初の5連覇、年間5度の優勝を記録した。

 

●残る力士の奮戦

 番付人員は縮小したが、そんななか残った力士たちは下位力士も含め奮戦が目立った。九州場所では平成21年以来の全力士皆勤を達成。幕下以下の各力士も、それぞれが大きく伸びた1年だった。
幕下・萬海は力士生活5年30場所のベテランだが、今年に入って勝ち越し4場所、九州場所では自己最高位の幕下11枚目にまで昇進、久々に新十両をうかがえる地位に名を連ねた。
 同じく幕下・金精山も5年29場所とほぼ同じキャリアの持ち主だがこちらも今年3月、自己最高位の幕下16枚目を記録、このときははね返されたものの今年終盤は2場所連続で6勝1敗と飛ばし、新年での飛躍が期待される。
 13場所連続で三段目に定着していた播潟も、九州場所で全勝優勝、新年に新幕下を決め、上昇気流に乗る。
 元幕内の大ベテラン・明烏も、初場所ではついに序二段に落ち、限界もささやかれたがここから奮起、自己最高の4場所連続勝ち越しを記録し、九州では三段目32枚目まで盛り返してきた。前年は年間5場所負け越していたのと比べると、見事な復活劇といえよう。まらずもうの未来は、彼ら下位力士にかかっている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

毛呂乃、引っ越しをする

2015-12-25 10:35:44 | まらずもうニュース

 きのう、初場所の新番付が発表されたのをうけ、まらずもう新聞社が毛呂乃理事長に新年の抱負について質問を行ったところ「本日引っ越しです!」との回答があった。引っ越し先は『高齢者の原宿』として有名な巣鴨の近くとのこと。今後の高齢化社会を見越して、協会のまらずもう普及のターゲットを、30~40代の中年男性から高齢者にシフトしていく方針を示したものと見られている。

 また、山手線で巣鴨駅の隣にある駒込には、駒込ケンコーセンターという老け専向けのハッテン場があり、そこに通うのに都合かいいのでは、という観測もあがっている。毛呂乃本人も「ついついお年上の方々を撫でてしまいそうになる」とコメントしており、すでに近隣の老爺相手にねっとりしたプレイを楽しんでいるらしい。

 いっぽう、駒込在住の玉椿は「毛呂乃が近所に越してくる」と戦々恐々。「毛呂乃のターゲットになってしまった。どんないやがらせがあるかわからない」と軽いノイローゼ気味。「怖くてまらずもうどころではないよ」と初場所の相撲に不安ものぞかせている。

 新居の住み心地を聞かれた毛呂乃は「五感すべてで大便を感じる」と引っ越し早々スカトロプレイに勤しんでいるようす。ただスカトロプレイは転居以前から嗜んでいたこともあり、この転居が相撲内容に影響を与えることはなさそうだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成28年初場所新番付

2015-12-24 16:20:42 | 協会からのおしらせ


【幕内】
-理事長 毛呂乃
-東大関 玉椿
↓西前頭8 蒼狼

【幕下】
↑東11 金精山
↓西19 萬海
△東31 播潟 ※新昇進

【三段目】
↓西58 明烏

 -:地位変動なし △:昇進 ▼:陥落 ↑:枚数上昇 ↓:枚数下降

__________

 力士数大幅減少中につき、新弟子は随時募集中です。

 オフ期間中になにかつなぎ記事を書きたかったんですが、担当者が年末はやたら多忙で書けませんでした。ファンの方にはご迷惑をおかけして、申し訳ありません。エッセイやまらずもう研究などの原稿を送っていただければ、審査のうえ(=犯罪にならないかレベルのかんたんなチェックです)掲載したいと思います。我こそはと思う方はぜひ投稿を。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする