まらずもうブログ

日本まらずもう協会公式ブログ

優勝インタビューならびに引退会見(家満)

2014-03-23 19:00:00 | 力士にきく

 場所前に今場所限りでの引退を発表、その春場所で有終の美を飾る優勝を達成された横綱・家満関にお話をうかがいました。

__________


- まずは3回目の優勝おめでとうございます。まずは、いまのお気持ちをおきかせください。

(家満) 「ただただ純粋に嬉しいです。全力を尽くしての勝利ですので、これ以上のものはありません。」


- 場所前に今場所限りでの引退を発表されていました。最後の場所を迎えるにあたって、どんな気持ちで土俵にあがっていらっしゃいましたか?

(家満) 「悔いを残さないよう全力でとりくむ、ただそれだけでした。」


- 半年ぶりの土俵ということで難しい面も多かったと思います。今場所をふりかえって印象的な一番、自分らしさが発揮できたと思われる一番は、何日目の相撲になられますか?

(家満) 「六日目でしょうか。あの日の絶好調加減といったら、驚くものがありました。起床してすぐにしぼんでしまうようなことも多かったのに、30分以上も勃起してました。あれだけ長く勃起がやまないと逆に困りますね(笑)」

 

- 引退後は、どのような形でまらずもうと関わっていくご予定でしょうか?

(家満) 「私の相撲は日々の食事や健康管理のおかげで勝っていた要素も強いですからね、そういった部分でアドバイスしていけたらと思います。」


- 今後は親方としての活動にも注目があつまるわけですが、襲名する年寄名跡を教えていただいてよろしいですか?

(家満) 「幸満(こうまん)。これにしたいと思います。」


- ファンからは「まだまだやれる」と引退を惜しむ声もきかれます。そんなファンのみなさまに一言お願いいたします。

(家満) 「つらい戦いもありました。そんな時に支えとなるのはやはりファンの皆様でした。皆がみているから立ちあがれる。そんな風に思えました。皆様の応援なくしては私はここまで勝てなかったでしょう。ありがとうございました。」


- 横綱・家満関にお話をうかがいました。いままでほんとうにお疲れさまでした。

(家満) 「本当にありがとうございました。」

__________

 インタビュー中にもあったように、引退後は年寄・幸満(こうまん)を襲名。幸満親方として後進の指導にあたられるとのことです。

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幕内の結果(千秋楽)

2014-03-23 17:35:00 | 取組結果

●汚痔(12-3)

 安定した横綱相撲を見せていた汚痔だったが、前日の敗戦から相棒に異変。昨日、久々に起きられなかった菊次郎だが、そのままきょうになっても目覚めず、2日間昏睡状態の相棒。新横綱の場所以来、久々の連敗となってしまったが、それ以上に不安を感じさせる菊次郎の状態。「恐らくは疲れだけでなく、打撲による痛みが立ち合いの妨げになっていると思われます」と滑り収めの遠征で転んでしまったことを告白、土俵でも転んでしまった。まらずもう界の第一人者だけに、大相撲界の第一人者・白鵬の終盤の負傷に共鳴してしまったか。

 

○家満(15-0)

 前日、千秋楽を待たずに3度目の全勝優勝を成し遂げた家満。残るは今日千秋楽、これが最後の土俵となるとあって、報道陣の取材や気の早い祝賀会の誘いも断り、昨日は自宅でひとりゆっくり過ごすことに。いままでの土俵人生をひとり振り返るとこの絶倫横綱、ほどなくムラムラしてきてしまう。白星できれいに染め上げた3度の全勝優勝になぞらえ、3発ほど一人で発射。自慢の連射性能を見せつけるのも今日が収めとなるが、1発目はまずファンのため、2発目は自分のため、そして3発目はなにより家族のため、と打ち上げた白い花火はいずれ劣らぬ勢いで天空に弧を描く。性欲を溢れ出させ、落ち着いて現役最後の眠りについた横綱だが、今朝の勢いはまるで止まらず、晴天の空の向こうに見えるスカイツリーに負けないくらい、それはそそり立っていた。綱取り2場所30勝無敗、横綱出場30勝無敗という金字塔を打ち立てるとともに、精力の限り自らのまらを打ち立てた最後の相撲。パーフェクトレコードで完全燃焼、という表現で締めたいところだったが、最後の仁王立ちを見せた家満のまら、今なお熱が引きそうにない。家満のまらの熱が永遠であるように、家満の相撲、家満の記録もまた、永遠のものとなるだろう。

 

○玉椿(8-7)

、7勝7敗で千秋楽を迎え、さぞプレッシャーがかかっていることだろうと心配されていた玉椿だが、普段以上にリラックスした表情。昨夜はだらだらとアイドル声優の深夜ラジオを聴いて「ひさびさに『田村ゆかりのいたずら黒うさぎ』を聴いたら、田村ゆかりが妙にやさぐれててさ。ついこのあいだまで17歳だと思っていたら、もう38歳だもんな。そりゃ人生に疲れてくるわなあ」とどうでもいい感想。まあ、相撲は下手だが気分転換だけはうまいようだ。けさはのびのびと相撲をとって、きっちり白星。今場所はいきなり序盤戦でつまづき勝ち越しも危ぶまれていたが、終わってみればきっちり帳尻を合わせるところは、さすが大関という地位を知り尽くした玉椿ならではの芸だろう。

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十両以下の結果(千秋楽)

2014-03-23 17:00:00 | 取組結果

<十両>

○蒼狼(9-6)

 今場所は不慣れな日本語での確定申告という大仕事を抱えながらの場所。本人は「つよくはないですからやっと勝ちました」と謙遜するが、9勝6敗という成績は立派。いよいよ来場所は1年ぶりの幕内復帰が濃厚。大相撲同様に、まらずもうでもモンゴル旋風を起こしてくれそうだ。

 

<序ノ口>

○金精山(5-2)

 「本日は白星! なんとかやりました! 久しぶりの勝ち越しになったはずです!」と大喜び。実は勝ち越しどころかすでに5勝目。どうも星勘定を4勝3敗と勘違いしているような気がするが、まあ勝てるときに勝っておくのはよいこと。5勝もすれば来場所の番付がかなりたのしみ。

 

●茸の山(2-5)

 今場所はすでに2勝と絶好調。うまくいけば最後の一番も勝てるのではと淡い期待をだいて土俵にあがったが、やはりまらずもうは甘くない。「3勝目ならず」とがっくり。相撲に負けて人生にたいするやる気もなくなってしまったようで、せっかくの3連休が「ネトゲとお昼寝で潰れた・・・」といつもどおりインドア系の地味な休日になってしまった。

 

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千秋楽協会ご挨拶

2014-03-23 06:00:00 | 協会からのおしらせ

 千秋楽にあたり、日本まらずもう協会より、謹んでご挨拶申し上げます。
 本日ここに、千秋楽を迎えることができました。これもひとえに御来場賜りました皆々様の生温かいご声援の賜物と、厚く御礼申し上げます。昨日優勝を決めました家満が、本日最後の土俵に上がります。家満に代わりまして、本日までの御贔屓お引き立てに感謝申し上げますとともに、来場所以降、家満の「抜けた穴を埋める」べく、土俵の充実に努めてまいりますゆえ、今後とも相変りませぬ御支援賜りますようお願い申し上げます。旅先での厳しい環境から土俵を務めあげる鉄人・汚痔とともに東西横綱そろい踏みの千秋楽、最後までごゆっくりおたのしみください。

平成26年3月23日
日本まらずもう協会理事長 大黒柱 堅太夫

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家満、3回目の優勝

2014-03-22 21:52:07 | 協会からのおしらせ

 まらずもう春場所十四日目、きのうまで1敗の横綱・汚痔が敗れて2敗に後退、いっぽうの横綱・家満が勝って全勝を守ったため、家満が3回目の優勝を決めた。

 家族の介護を理由に半年ほど休場をつづけていた家満、場所直前に「介護に専念したい」とのことで今場所限りの引退を発表。ファンの間からは驚きの声とともに「精神的に落ち着かない状況でまともに相撲がとれるのか」「しばらくブランクがあり土俵勘がにぶっているのが心配」などさまざまに不安視する声が聞かれる。しかし、勃起サイボーグとよばれた男の精神力は伊達ではなかった。序盤戦のうちは風邪をひいたりするなど不安定な相撲も見られたが、日を重ねるにつれて尻上がりに調子をあげていく。

 なかでも圧巻だったのが九日目の相撲。朝のトイレに難儀するとの理由で、前夜のうちにいちど抜いておくという荒業に出たのだ。この豪快すぎる相撲に優勝を争うライバル横綱・汚痔は「前日に家満関が抜いたと聞いて、同じ横綱として場所中に抜くなどと言う余裕を見せられて思わず自分にも出来るのではないかと勘違いした」と平常心を乱し、痛恨の黒星。

 事実上の直接対決でライバルの心をへし折ったことで、今場所の流れは決まった。家満はその勢いのまま連勝を重ね、千秋楽を待たずに堂々の優勝。圧倒的な内容に、ファンの間からは「まだまだやれる」と引退を惜しむ声も聞かれるが、本人の引退の意志は固い模様。あすは約3年半の土俵生活最後の土俵。まらずもう力士としての集大成となる相撲が見られそうだ。

 

 

 

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幕内の結果(十四日目)

2014-03-22 18:05:00 | 取組結果

●汚痔(12-2)

 日中はスキーを思い切り楽しんで、夜は仲間と宿で酒を飲む予定だったという汚痔。しかし、昼に身体を酷使して疲れがでてしまったか、酒も飲まずに早い時間に寝落ち。酒をこよなく愛し、飲めば飲むほどますます強くなる酒仙力士とよばれた横綱が、昨夜に限っては酒を飲む機会をあっさり見逃したことに、ファンからは「いつもとはなにか様子が違う」「もしかしたら先日の手術の影響か」とざわざわ不安そうな声がきかれる。寝落ちの横綱が目をさますと既に明け方、あわてて風呂に入り、再度取り直すものの、やはり菊次郎は目を覚まさない。優勝が遠のく痛恨の二敗目に、「優勝争いを千秋楽まで持ち越せず申し訳ありません」と険しい表情で花道をあとにした。

 

○家満(14-0)

 汚痔が敗れたため、勝てば千秋楽を待たずに優勝が決定するという大一番。期せずして大きなプレッシャーがかかる状況となったが、「ここのところマラの調子がすこぶるよい」とあくまで平常心なのはさすがの精神力。自信たっぷりに土俵に上がり、「ご機嫌な感じ」と勝つのが当然と言わんばかりの態度で、あっさりと3回目の優勝を決めた。取組後は「いつまでたっても静まらない様子に毎朝トイレで用を足すのも大変であるが、意気揚々と歩けるのはとても気持ちよい」とそそり立つまらを振り回しながらの優勝パレード。祝福するファンの歓声に笑顔で応える。あすはいよいよ現役最後の一番。まらずもう力士としての集大成となる相撲が見られるはずだ。

 

○玉椿(7-7)

 「さいきん、コーヒーをのむ量が増えたせいか、寝つきが悪いんだよね」。それなら飲む量を減らせばいいとおもうのだが、「くせになっちまって、なかなかやめらんなくてさ」と情けないほど意志が弱すぎる。だが、けさは眠れないことで、ぎゃくに疲れまら状態になったのか、朝まらは元気いっぱい。あすの千秋楽に勝ち越しをかける。大相撲では大関が7勝7敗で千秋楽を迎えれば、ほぼ間違いなく勝つことになっているのだが、まらずもうではどうなることか。

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十両以下の結果(十四日目)

2014-03-22 18:00:00 | 取組結果

<十両>

○蒼狼(8-6)

 大相撲におけるモンゴル出身の3力士(白鵬、日馬富士、鶴竜)のあからさまな互助っぷりに、同じモンゴル人として恥ずかしくなったのか、せっかくの勝ち越しにも不機嫌。ぽつりと「かちました」とだけ報告すると、コメントもせず足早に引き上げてしまった。

 

<三段目>

○播潟(4-3)

 今場所は奇数日に土俵にあがっていた播潟だが、「どうしても勝ち越したかったので」と取組日をスライドさせる執念を見せた。その執念が実って、「今場所いちばんの相撲でした。毎朝こんなふうに勝てるなら人生がたのしいでしょうね」と笑顔。これで4場所連続の勝ち越し。

 

<序ノ口>

○金精山(4-2)

 金精山はうれしい勝ち越し。本人は「粘り腰での勝利です。なかなかすっきりとは勝てません」と内容には不満もあるようだが、調子の悪いときでも悪いなりに結果を出せるというのも、やはり実力の裏付けあってこそ。この苦しい時期を乗り越えれば、また本来の相撲ができるようになるはず。来場所の序二段復帰はまず間違いない。いまはしっかりと力をためる時期だ。

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幕内の結果(十三日目)

2014-03-21 18:05:00 | 取組結果

○汚痔(12-1)

 きょうからの週末3日間は遠征となった横綱。遠征初日となったけさは、3時起床で一旦移動、同行者と合流してさらに移動、というハードスケジュール。わずかな空き時間を縫うように移動中の車内でおこなう難しい相撲となった。逆転優勝のためにはひとつも星を落とせないというプレッシャーのかかる状況だが、むしろこの逆境に笑顔すら浮かべ、なにやら苦しい状況を楽しんでいるような雰囲気さえ感じられる。眠りづらい自動車のシート、さすがに睡眠時間は短めだったものの、「猛烈な速度で移動する車内の振動に心地よい刺激を受けて菊次郎もハッスル」と自動車の振動を逆用するという熟練の相撲でしっかり白星。全勝の家満をぴったりと追走する。

 

○家満(13-0)

 ふだんの相撲ではうつ伏せで布団に入り、夜中にはまらが身体を持ち上げるアクロバティックな姿勢になることの多い横綱だが、昨日は「久しぶりに長い残業でお疲れモード」のためか、オーソドックスな仰向けでの仕切りを見せた。その影響で睡眠が浅くなることも心配されたが、さすが名人に定跡なし、睡眠姿勢の違いくらいはまったくの無問題。むしろ体重という枷を外されて、まらはいつも以上に勢いを増したかのよう。硬く硬く怒張して布団を持ち上げ、最後はドリルのように布団を突き破る。豪快な相撲で全勝をキープ、このまま千秋楽まで突っ走りそうな勢いだ。

 

●玉椿(6-7)

 きのうは雨の中上野動物園に行ってジャイアントパンダを見学。上野のパンダといえば「繁殖活動をする兆しが見られない」と、飼育員が繁殖をあきらめ数日前から一般公開が再開されたばかり。そんなパンダに悪い影響を受けてしまったか、けさの玉椿のまらも繁殖活動をする兆しが見られず、もうあとがない7敗目。本人は「パンダは繁殖活動なんかしなくたって大人気なんだし、わしもその方向性でいけば」といくら負けても平気な様子。協会としてはパンダを見習うのではなく、反面教師にしてほしかったのだが。

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十両以下の結果(十三日目)

2014-03-21 18:00:00 | 取組結果

<十両>

○蒼狼(7-6)

 「いちばんいいですね」と本人も納得のまらずもうで、勝ち越しまであと1勝。「あとはこれはどれくらいつずくのかはだいじですね」と言うように、勝ち越さなければここまでの7勝が無駄になることは本人がいちばんよくわかっている。いままでさんざん肝心なところで負けてきただけに関係者も不安顔。あす以降の相撲がどうなるか固唾をのんで見守っている。

 

<三段目>

○明烏(3-4)

 今場所最後の一番。負け越しは決まっているが気持ちを切らすことなく真摯な姿勢で土俵にあがる。時間ぎりぎりまで粘って「際どい勝負でしたがなんとか白星」と意地を見せた。今場所は3勝4敗。玉椿理事は「ざんねんながら勝ち越しはできなかったけど、内容はここ数場所でいちばん良かったような気がするね。五月場所は期待できそうだね」と健闘をたたえていた。

 

<序ノ口>

○勢稀の里(1-0)

 ひさびさの結果報告となる勢稀の里。地力はあるだけに土俵に上がりさえすればまず負けない。けさの相撲も「勝ってましたよー」と元気いっぱい。「感覚の強さは、筋肉の刺激の大きさという『量』の側面ではなく、さまざまな刺激の組み合わせのハーモニー、つまり刺激の『質』の側面に影響されるんです」と、いま読書会で使っているテキスト(ベルクソン「時間と自由」)になぞらえて、自らのまらずもうの強さの秘訣を解説してくれた。

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幕内の結果(十二日目)

2014-03-20 18:05:00 | 取組結果

○汚痔(11-1)

 1差で家満を追う横綱・汚痔。明日からの連休が遠征となり、最後の山場を迎えるが、この日は遠征に備えて早めに就寝。宵っ張りの横綱だが昨日から早起きペースに調整も進んでおり、今朝も比較的早い時間に目が覚める。目覚めてみると菊次郎もだらしなく起床済み。「ややだらしない勃ち方でしたが、残り数日家満関に離されるわけにも行かないので白星です」と複雑な表情。横綱らしい相撲を求め、納得のいく相撲をみせるのも横綱の仕事だが、負けずに優勝争いを展開するのもまた、横綱の仕事。さまざまなものが求められる横綱ゆえの、苦渋の決断といったところか。残り3日間、状況は厳しいが汚痔にしかできない、逆境との戦い方を見せてくれるだろう。

 

○家満(12-0)

 優勝争いをしている力士は、ちょっとしたミスが命取りになるだけに、精神的にかなりのプレッシャーがかかっている。長い15日間を乗り切るためには、いかに息抜きをするか、心身をコントロールする技術も重要。昨晩は久しぶりにひいきにしているラーメン屋に行ったという家満。たとえば、プロ野球のイチローはシーズンオフのたびに神戸にある牛たん屋に行って日本に戻ったことを実感し英気を養うというが、家満にとってはこのラーメンがソウルフード。「威勢のいい掛け声を久しぶりに聞き、美味しいラーメンを食べた」とリラックスした表情を見せる。食べ慣れた味に力をもらって、今朝のマラはエネルギーに満ち溢れ、「くの字にならざるを得ない目覚め」と納得の相撲。精神にエネルギーを補給して、現役生活最後の3日間、悔いのない相撲をとりたい。

 

○玉椿(6-6)

 優勝争いとは関係ないところで、好き勝手にまらずもうをとっているダメ大関。「きのうは羊肉を食ってきたよ。身体がほかほかするね」とラム肉効果に驚きのようす。ラム肉には血行をよくし体温をあげるカルニチンという成分が含まれているらしいが、その効果は翌朝まで続き、けさはまらにもたっぷり血液が流れ込んで、文句なしの快勝。ただ、脳にはあまり血がまわらないのか、「羊を毎日食ってるんだから、モンゴル人が大相撲で強いのもわかるね」と凡コメントなのはあいかわらず。

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十両以下の結果(十二日目)

2014-03-20 18:00:00 | 取組結果

<十両>

○蒼狼(6-6)

 「だんだんいいかんじになてきました」と笑顔を見せる。春場所も残り4日だが、遅まきながらもようやく本腰をいれてまらずもうに取り組める体勢になってきたようだ。勝ち越せば再入幕も濃厚。家満が今場所限りの引退を発表して来場所の幕内力士数がスカスカなだけに、協会関係者は「なんとか勝ち越してくれ」と祈るような気持ちで蒼狼の土俵を見つめている。

 

<三段目>

●明烏(2-4)

 きょうは朝から雨。低気圧で明烏のまらもごきげんななめ。「寒さのためか気合いも入らず、負け越しの黒星」とがっくり。

 

<序ノ口>

○金精山(3-2)

 今場所は気合の乗っている金精山。「なかなか豪快な勝ちに恵まれない以上、土俵際の勝負を大事にしたいものです」との言葉どおり、けさも粘りの相撲で勝利をもぎとる。執念で勝利をもぎとっていくスタイルにプライドを持っているとはいえ、やはり才能にあふれた天才型の力士が、ふつうに寝て起きるだけでかんたんに白星を挙げていくのを横目に見れば、「勃起サイボーグな力士が羨ましいものです」と、すこしうらやましそう。

 

○茸の山(2-4)

 布団からでるなり「2勝目(笑)」と自慢げな表情。茸の山が一場所に2勝以上をあげるのは、昨年5月場所以来の快挙。暑くもなく寒くもなくまらずもうに向いている季節なだけに、「3勝目はいけるかな?(期待はしない)」とすこし欲がでてきた模様。

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幕内の結果(十一日目)

2014-03-19 18:05:00 | 取組結果

○汚痔(10-1)

 前日の反省から、対抗横綱を意識せず自分の相撲を取ることに集中した汚痔。昨夜は比較的早めに就寝。、寝しなに若干の水分も補給したため、無難に今朝は白星。前日の敗戦を全く引きずらない平常心の相撲はさすが達人。だがここに来て私生活が急に慌しくなり、週末三連休は今シーズン最後の滑りに行く事に。1差で追う立場にとってこの週末は厳しいか。「報告が乱れる事になるかと思いますがご容赦下さい」と緊張感を緩めないが、勝負師は最後まで勝負をあきらめない。

 

○家満(11-0)

 単独首位に立った家満、この日もサイボーグぶりを発揮して安定の勝利。「昨晩ソーセージをたくさん食べてみた。形がマラに似ているからだ。が、そこまで今朝の勃起力に影響なかった。そそりたつような形状をしていなかったからだろうか。」と茶目っ気をみせるが、大関玉椿のように太さ、長さ、挙句硬さに至るまでソーセージに遠く及ばない力士もおり、神に選ばれたまら、うらやましい限り。

 

○玉椿(5-6)

 「また夜中に地震があったろ? それでいちど目が覚めちまっさ。警戒心が抜けないのかそのあとは眠れなかったんだけど、朝まで勝ちっぱなしだったな」と、ひさびさに文句なしの内容で5勝目。四日目の朝は地震でタイミングを狂わされて負けていたが、さすがに大関ともなると同じ失敗は繰り返さないようだ。

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十両以下の結果(十一日目)

2014-03-19 18:00:00 | 取組結果

<十両>

●蒼狼(5-6)

 確定申告が終わって集中力が切れてしまったようだ。けさは気の抜けたような相撲で「まけまけになるとなかなか勝てないですね、明日がんばります。」と反省顔。いちど切れた集中力を立て直すのは、大横綱と言われるような力士でも難しい。なんとかやる気をだしてほしいが、さてどうなるか。

 

<三段目>

○播潟(3-3)

 「ようやく春めいてきましたね。そろそろお花見のこともそろそろ考えないと」とたのしそう。桜のつぼみがふくらんでいくように、まらの調子もようやく上向いてきたようだ。けさは力強い勃起で3勝3敗。「勝ち越しを決めて気分よくお花見をしたいですね」とつぎの相撲に意気込みを見せていた。

 

<序ノ口>

●金精山(2-2)

 気合はじゅうぶん、食事や睡眠、稽古量にも気をつかい、「体調は万全なはずなんですが」とは言うものの、土俵にあがると身体が思うように動かない。まら以外の調子は万全なだけに、「取り組みでない時に勃起したりしているのではという疑問も浮かびます」と、黒星に納得のいかない様子。

 

●茸の山(1-4)

 「前は寒くて布団から出たくなかったが、今は寝るのに快適過ぎて布団から出たくない。毎朝、布団の中から時計とにらめっこ中」とのこと。むかしの中国の詩人が「春眠暁を覚えず」からはじまる有名な詩で、似たような境地をよんでいた。その詩は「花落ちること知んぬ多少ぞ」と結句をむすんでいたが、あれも「うだうだ布団から出られないでいるうちに、まらがしぼんでしまったようだ」という意味だったのかもしれない。

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幕内の結果(十日目)

2014-03-18 18:05:00 | 取組結果

●汚痔(9ー1)

 この日、優勝争いに大きな動きが。史上初の3連覇を目指し、家満と連勝街道を並走していた汚痔にここで痛恨の黒星。「前日に家満関が抜いたと聞いて、同じ横綱として場所中に抜くなどと言う余裕を見せられて思わず自分にも出来るのではないかと勘違いしてしました。更にはいきなり夜型に戻そうとして、明け方まで起きてから一日間違えて早起きアラームをセットして慌てて布団を飛び出すと予定は明日だった事が判明、取り返しのつかない痛恨のミスです」とは横綱の敗戦の弁。相手の相撲に乗せられた上に手痛い調整ミス。互いに抜きあうという、事実上の横綱直接対決で敗れた形となり、残り5日で1差は大きいが、先場所も敗戦後に見事に立て直し、千秋楽に大逆転を果たした経験豊富な横綱。勝負はこれからだ。

 

○家満(10-0)

 もはや勝つのが当然の勃起サイボーグ、この日も当然のように勝利を収めて復帰後無傷の10連勝。だが本人はいたって不満げ、「大きな見せ所を作れず、淡々としたものになり残念」と当然の勝利だけでは満足がいかない。「マラは覚醒時はそれは熱く硬いものであったが、布団をのそのそと出る間に小さく縮こまってしまった」。熱く硬い瞬発力を見せつけただけでもじゅうぶんのはずだが、持続力の面でもともうひと暴れしたかった様子。

 

●玉椿(4-6)

 「暖かくなってきたね。ジョギングしてても暑くてすごく汗をかくんだよね。上野公園もぼちぼち桜が咲いてきたしね」と季節の変化を肌で実感。しかし、まらのほうには春が訪れる様子も見られず、けさもふにゃふにゃであっさり連敗。きょう明烏が負けなければ、通算敗北数が149敗となり歴代単独1位となる。どう考えても不名誉な記録だが、本人は「通算敗北数の記録保持者ってどの分野でも名選手ばかりだからね。野球なら金田正一、大相撲なら寺尾、将棋なら加藤一二三、囲碁なら林海峰。そういう偉大な人々と肩を並べるのは誇らしいよ」と開き直り。

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十両以下の結果(十日目)

2014-03-18 18:00:00 | 取組結果

<十両>

●蒼狼(5-5)

 「やっと確定申告おわりました。私はあしたからまらずもうはじまりますね」と書類の山から解放されてほっと一安心。この苦しい時期を5勝5敗の五分で乗り切ったのは大きい。残り5日間は蒼狼本来の伸びやかな相撲が見れそうだ。

 

<三段目>

●明烏(2-3)

 玉椿に通算敗北数で追いつかれそうになった明烏。しかし、歴代最多敗戦の記録はプライドにかけてもゆずれない。「リズムもタイミングもまったく合わず。チャンスが無く連敗」と2日分まとめての報告で、メモリアルとなる通算150敗を達成。単独最多敗の記録を守った。しばらくは明烏・玉椿の記録をめぐるデッドヒートが見られそうだ。

 

<序ノ口>

○金精山(2-1)

 きのうの相撲で土がつき、優勝の可能性は低くなったものの、「せめて勝ち越しが望めるよう、全力で戦いたいと思います」と集中力はまだ切れていない。その言葉どおり、けさは時間をいっぱいに使った粘りの相撲で勝ちをもぎとる。玉椿理事は「かれは序ノ口でくすぶっているような力士ではないからね。はやく元の地位まで番付を戻してほしいよ」とコメント、復活に期待をかけていた。

 

●茸の山(1-3)

 大相撲では、学校を卒業したばかりの新弟子は、三月場所に前相撲をとり、翌五月場所に序ノ口としてはじめて番付表に名前がのるというパターンが多い。そのため、序ノ口力士は三月場所の勝ち星が少なくても、五月に序二段に押し上げられることが多く、ある意味でチャンスと言える。しかし、茸の山はそんなチャンスを目の前にしても「急に暖かくなった気がする。勝敗には全く影響無さそうだけど」と勝ちにこだわらない飄々とした態度。表情もかえずに淡々と負けを重ねる姿はまるで求道者。

 

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