名古屋場所の抱負（巨砲）

―　本日は序二段・巨砲さんにお話をうかがいます。よろしくお願いいたします。

（巨砲）　「こちらこそよろしくお願いいたします。序二段の自分にまでインタビュー、まことにありがとうございます」

 

ー　先日まで緊急事態宣言で窮屈なオフシーズンでしたが、まらの調子はキープできているでしょうか？

（巨砲）　「飲食店が早じまいしたり以前ほど自由に出歩きにくかったりありまして、悪影響は受けてしまいましたが、諸事情で6月後半に入ってから間もなく、10日くらいの間ひたすら禁欲的な生活を送ることになってしまいまして、そのせいでマグマのように溜まってしまったのでかえって7月場所に向けてよかったかもしれないです。10日の間は健康を徹底的に考え抜かれた生活だったことも好影響しそうです」

 

―　さいきんはどのような稽古をなさっているのか、差しさわりのない範囲で教えていただけますか？

（巨砲）　「何日も家を離れていた件で、運動だとかほぼ自粛するしかない生活が続いていたので、できることは少なめでした。いちおうはライフスタイルが体に負担のないサイクルにその間だけはなれたので、それが功を奏しているのではないかと思いたいです」

 

―　コロナの収束はもうすこし先になりそうですが、場所後には東京オリンピックも開催されそうな雰囲気です。巨砲さんが個人的に気になる競技などはございますか？

（巨砲）　「そりゃ日本男児としては日本柔道～、、、すっかりお家芸から脱落したレスリングも少しは気になるかもです。あとはボクシングに水泳に体操とかでしょうか」

 

―　世界各国からトップアスリートたちが来日しています。まらずもう力士として選手たちになにかアピールをお願いします。

（巨砲）　「コロナ禍の中でも、五輪をせっかく開催するのですし、昨年は流れてしまったのですから、一世一代のチャンスだと思って後悔のないようにハッスルしてください！」

 

―　さいごに、名古屋場所への意気込みを一言でお願いいたします。

（巨砲）　「5月を上回る成績を残したいですね。まだカーっと猛暑にならなさそうで、愚息も順調に立ち上がるんじゃないかと期待をかけたいので」

 

―　巨砲さんのお話でした。ありがとうございました。

（巨砲）　「面白いことも、もっと混ぜて報告できるように頑張ります」

名古屋場所の抱負（玉椿）

 

―　きょうは大関・玉椿関のお話をうかがいます。よろしくお願いいたします。

（玉椿）　「ああ、よろしく」

 

―　七月場所は毎年ひどい成績を繰り返していますが、今年もだめそうですか？

（玉椿）　「夜勤で昼夜逆転してるのと、暑さで寝苦しいのと、あと老化もあるね。どう考えてもだめそうだ。ここ1週間くらいぜんぜん勝ててないしな」

―　具体的には何勝くらいが目標でしょうか？

（玉椿）　「先場所勝ち越してるから、負け越してもいいんだよね。全敗でも問題ない。むしろ連敗記録をつくったほうがおもしろいんじゃないか」

―　わざと負けるのはなしですよ。

（玉椿）　「それはやらないよ。そんなことして記録をつくってもおもしろくないしな」

 

―　今年は東京でオリンピックが開催されるかもしれません。注目の競技などはございますか？

（玉椿）　「かもしれません、ってなんだよ？」

―　ほら、先日、天皇がオリンピックに不安感を示してたでしょ。天皇にそこまで言わせても強行できる根性が自民党にあるのかな、と。

（玉椿）　「ああ、いまの天皇はどっちかといえば左翼だからねえ。自民党とは折り合いが悪そうだよね。ま、天皇のコメントは聞かなかったことにしてスルーするんじゃないか？　いまの自民党ってアメリカの顔色うかがうのに必死で、皇室への敬意とかぜんぜんないだろ」

 

―　で、オリンピックで気になる競技はありませんか？

（玉椿）　「べつに興味ないんだよな。まらずもうもオリンピック競技に選ばれなかったし」

ー　じゃあ、まらずもうに似ていると思う競技はどれでしょう？

（玉椿）　「毛呂乃の相撲ぶりって棒高跳びっぽいよな。たまに、まらで自分の身体を持ちあげてるだろ」

―　なるほど。

（玉椿）　「稽古好きの金精山はレスリングっぽいな。レスリングの映像にモザイクかぶせたら、なんか卑猥に見えるよな」

ー　ははあ？　で、玉椿関ご自身の相撲は？

（玉椿）　「なんだろうな？　フェンシングとかかな？　細い棒でちくちく突きあって、みみっちく勝負が決まるあたりとか」

―　フェンシング関係者に怒られますよ。

 

―　さいごにファンのみなさまに一言お願いいたします

（玉椿）　「今場所もたんたんとやっていくので、気が向いたら入門よろしく」

 

 

名古屋場所の抱負（毛呂乃）

―　きょうは毛呂乃関に名古屋場所の抱負をうかがいます。

（毛呂乃）　「横綱誕生したし、もう射精していいよね」

 

―　では、新横綱・金精山関に毛呂乃関からお言葉をいただけますか？

（毛呂乃）　「おめでとうございます！　頑張りすぎましたね！」

―　毛呂乃関はいちどくらい横綱になりたいという気持ちはございますか?

（毛呂乃）　「いやいやいやいや」

 

―　ところで、毛呂乃関といえば二刀流で有名ですが、二刀流の秘訣ってどのあたりにあるのでしょう？

（毛呂乃）　「いやどういう意味ですか！？」

―　毛呂乃関がお詳しい分野かと思いまして

（毛呂乃）　「投手も打者も詳しくないですよ！？」

―　あー、野球のことじゃ……、でも毛呂乃関はバットコントロールも有名ですよね。こちらの質問の意図は、タチもネコもどっちもいける秘訣がききたかったのですが

（毛呂乃）　「どうしてこうなった！」

―　気づいたら両刀使いになっていた、と。

 

―　で、場所直前のまらの調子はいかがですか？　元気に勃起なさってますか？

（毛呂乃）　「低空飛行ですね。ぎりぎり着陸はしてないくらい」

―　調整は順調のようですね。きょうは毛呂乃関のお話をうかがいました。ありがとうございました。

名古屋場所の抱負（播潟）

―　きょうは播潟さんに名古屋場所への意気込みをうかがいます。よろしくお願いします。

（播潟）　「よろしくお願いします」

 

―　じめじめした天気ですが、まらの調子はいかがですか？

（播潟）　「いつも通りです」

 

―　本場所にむけて、稽古や生活のしかたなど、工夫していることはございますか？

（播潟）　「ありません」

 

―　場所後にはオリンピックもあるみたいです。気になる競技などはございますか？

（播潟）　「ありません」

 

―　ファンの方から「播潟さんはコメントがそっけない」との声が寄せられています。なんとかなりませんか？

（播潟）　「すいません、不器用なので」

 

―　さいごに名古屋場所への意気込みを一言でお願いします。

（播潟）　「頑張ります」

 

―　播潟さんへのインタビューでした。ありがとうございました。

（播潟）　「ありがとうございました」

大相撲力士とまらずもう力士の地位対照表（令和３名古屋）

　まらずもうの力士が大相撲でいえばだれくらいに相当するのか、表にしました。

地位	まらずもう	大相撲
理事長	毛呂乃（けろの）	八角親方（はっかくおやかた）
東横綱	金精山（こんせいざん）	白鵬（はくほう）
西大関	玉椿（たまつばき）	貴景勝（たかけいしょう）
東三段目47	播潟（はりがた）	朝心誠（あさしんじょう）
西序二段147	明烏（あけがらす）	石東（いしあずま）
東序二段60	蒼狼’（そうろう）	虎徹（こてつ）

 

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ー　大相撲のほうで気になるお相撲さんはいらっしゃいますか？

（玉椿）　「気になるってほどじゃないけど、朝心誠さんの高砂部屋は大変だろうねえ」

―　高砂部屋？　なにかあったんですか？

（玉椿）　「ほら、朝乃山のキャバクラ通い問題があったろ。朝乃山は6場所出場停止だし、先代の高砂親方……つまり朝潮が『監督不行き届き』ってことで相撲協会をくびになってるし、ごたごた続きで部屋の力士たちは落ち着かないだろ。

―　処分されたのが、いまの師匠じゃなくて先代の師匠なのも、よくわからないというか、闇が深そうですね。

（玉椿）　「複雑な事情があるっぽいよ。ネット検索するといろんな記事がでてくるから、調べてみるといいよ」

―　周囲の雑音に負けないで、相撲に集中してほしいですね。

（玉椿）　「まあ、当人の目標は【最強のちゃんこ長】らしいけどな」

―　ちゃんこ長ですか？

（玉椿）　「高砂部屋のちゃんこはうまいって評判だからな。去年、伝説的な名ちゃんこ長だった大子錦さんが引退して、その後継者をめざしてるのかもしれん」

―　ちゃんこより相撲を大事にしてほしいですけど。

（玉椿）　「なに言ってんだ。ちゃんこも相撲の伝統の一部だよ。ちゃんこを大事にする姿勢も朝潮の弟子って感じがするし、朝潮がいなくなったあとも、ちゃんこづくりに集中できる環境がつづくといいな」

ー　ま、ちゃんこづくり、がんばってください。

 

名古屋場所に達成が期待される記録

＜通算出場回数＞

・通算800出場　毛呂乃（現在797回）

 

＜幕内通算勝利数＞

・幕内700勝　玉椿（現在691勝）

 

＜通算勝利数＞

・通算10勝　巨砲（現在8勝）

 

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―　気になる記録はございますか？

（玉椿）　「巨砲さんが10勝できるかがいちばん気になるね」

―　へ？　10勝

（玉椿）　「10勝できるようなら、まらずもう力士として定着したって言ってもいいとおもうんだよね」

―　まあ、10勝できたってことは、最低10回は出場したってことですからね。

（玉椿）　「定期的に報告するのは大変だとおもうけど、がんばってほしいね」

 

―　ほかの記録はどうでしょう？

（玉椿）　「毛呂乃の800回出場は達成確実だろうけど、わしの幕内700勝は九月に持ち越しの可能性もあるね」

―　9勝はきびしいですか？

（玉椿）　「毎年恒例の夜勤シーズンだからね。まあ勝てないよ」

―　最初からあきらめてるんですね。

（玉椿）　「先場所はギリギリだけど勝ち越したからね。今場所は心置きなく負けられるよ」

―　目標が低すぎますよ。

令和３年名古屋場所番付

【幕内】
―理事長　毛呂乃
△東横綱　金精山
―西大関　玉椿

【三段目】
↓東47　播潟　　　

【序二段】
▼西14　明烏
△東60　巨砲

（－：地位変動なし　△：昇進　▼：陥落　↑：枚数上昇　↓：枚数下降）