- 2場所連続7回目の優勝を決められた摩羅の川関にお話をうかがいます。まずはいまのお気持ちをお聞かせください。
(摩羅の川) 「悲願の2連覇を達成した喜びで胸がいっぱいです。」
- 目標とされていた史上初の連続優勝です。実際に連続優勝を達成してみて、どのあたりが難しかったですか?
(摩羅の川) 「2場所計30日間、途中で気持ちが切れないようモチベーションを維持する事が難しかったですね。特に先場所の決定戦は全身全霊をかけた戦いでしたので、あの後しばらくは燃え尽きた感がありました。今場所が始まる直前まで続いていたので、今場所序盤は気持ちを高めるのに苦労しました。」
- 今年は、あまちゃんブーム、楽天イーグルスの優勝、そして摩羅の川関の連続優勝と東北地方に注目が集まった1年だったように思います。外から見ると、震災の復興が着実にすすんでいるしるしのようにも見えるのですが、実際に東北地方に住んでいらっしゃる立場からは、どのようにお考えになっていらっしゃいますか?
(摩羅の川) 「確かに都市部や観光地、日本海側では、震災前と全く同じとはいかないまでも、かなり爪跡は消えてきており、復興は着実にすすんでいます。ただ、津波が襲った沿岸部や福島県では、まだまだ復興どころか復旧すらしていない場所もあります。継続した支援・援助が必要です。この連続優勝が未だ避難生活を続けている方や、心の傷が癒えずにいる方々に何かしら勇気を与える事ができていれば幸せです。」
- 今回の決定戦は、ご自身のまらをご神体として礼拝するという、往年の名力士・毛呂乃関のような相撲でした。審査員の毛呂乃親方からも高い評価をうけ、ファンからは「とうとう毛呂乃に肩をならべた」との声もありますが、「毛呂乃関に似てきた」との声については、どうお感じになりますか?
(摩羅の川) 「いや、あの御方は別格ですよ。まらが本体から独立してしまうほどの大技は、私を含め常人には到底真似できません。ただ、お世辞とは言え、そんな御方に肩を並べたと言っていただけることは大変嬉しく思います。」
- また、決定戦については、玉椿理事からは「狂気を感じる」とのコメントもありました。相撲ぶりが気違いじみてきたことと現在精神病院にお勤めであることとは、なにか関係があるのでしょうか?
(摩羅の川) 「いや、関係ないでしょう。気違いの素質があっただけです。」
- 今場所最大のピンチは、なんといっても7夜行バスでの京都・大阪旅行だったと思うのですが、あえて場所中に旅行をした理由を教えていただけませんか?
(摩羅の川) 「嫁が3連休中暇だからどっか連れていけと暴れたので仕方無く。場所中は嫁が怒りっぽくなるので、機嫌取りの意味もありました。」
- あいかわらず奥様はまらずもうに反対されていらっしゃるようですが、ここまで優勝を重ねてもやはりまらずもうに理解をしてはいただけないのですか?
(摩羅の川) 「日増しに嫌悪感が強くなっているみたいです。理解してもらうのは不可能でしょうね。」
- さいごに、まらずもう嫌いの奥様に一言お願いいたします。
(摩羅の川) 「なんか、今まで迷惑かけてゴメンよ。」
- 摩羅の川関にお話をうかがいました。ありがとうございました。
(摩羅の川) 「ありがとうございました。」