“あっ„という間に2月。そして本日は節分。節分といえば恵方巻? いやいや、節分は季節の変わるとき。冬と春の分かれ目。「福はうち~ 鬼はそと~」と家の中の邪鬼を追い払うべく、父親が大きな声を出して、家中いたる所に豆をまいた。もちろん、“おにはそと~„という時は、家中の戸を全開にして・・・。オォ~ さむっ! 子供たちは、まかれた豆を競争して拾い、自分の年齢の分だけ食べたように記憶している。母親は、イワシの頭やヒイラギの枝を玄関にさし、魔除けにしていた。一説によれば、節分の起源は、奈良時代。当時は悪疫が流行したので、それを払うための儀式が、節分の始まりと書物には書かれていた。明日は立春。暦の上では春。しかし、寒さは今が本番。一年中で一番寒い頃なのに、“もう、春だよ~” と春の香りの期待を持たせ、この寒さを乗り越させようなんて、人間というのは素晴らしい。生きる知恵というものか。また、すっかり定着した恵方巻で、福を呼び寄せる考えも、商魂たくましい。・・・と言いつつ、今夜は豆まきと恵方巻で・・ねっ!