啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「津軽三味線に魅せられて」

2019-10-19 21:43:20 | 庭の花木
 「ヒャクニチソウ」
 ひょんな事から、津軽三味線ライブショーに招かれた。三味線や尺八などは、あまり縁がなかったが、まじかで聴くその演奏は迫力そのもの。よされ節の合奏、じょんがら節、民謡 南部牛追唄、ソーラン節や花笠音頭は、会場の客のハイハイ、ドッコイショ、チョイチョイの掛け声や拍手で大いに盛り上がる。演奏者も会場も一体となっての1時間30分、津軽三味線をたっぷり愉しんだ。
 バチは鼈甲。リズム感ある軽妙な明るい音、悲しい音色、撥をたたきつけるような力強い音、開放的な音・・・音色はさまざまな表情を醸し出す。そして、尺八。この音を、何という言葉で表現したら伝わるだろうか。心に響く・・心を揺さぶられる・・古の文化の音・・何とも言えないこの音色を、表現する言葉を知らない。目を閉じ、耳を澄まして聴いていたら、いつもと違う風景を見た気がした。
 ジニア、という立派な学名を持っているヒャクニチソウ(百日草)。昔から馴染みのある花だ。ジニアでは、ちょっとピンとこない。7月から咲き始め、赤やピンクの花は、今も健在。今は会えない人への想いを表す、という花言葉を持っている百日草。実際、百日以上花もちがよく、気温が下がり始めた今頃は、より一層あざやかさを増す。