啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ヤブラン」

2014-09-06 11:30:39 | 山野草
「ヤブラン」 (藪蘭) ユリ科
 日中は気温が高くても、朝晩の空気がすっかり涼やかになり、いつの間にか、蝉に変り、虫の音が耳に心地よい季節になった。先日、初秋の野反湖をテレビで放映していた。春から秋にかけ300種以上の花が咲くそうで、マツムシソウ、アキノキリンソウなど目を楽しませてくれた。ガイドさんによると、日中と夜の気温差があるので、花の色が濃い、という話をしていらした。また、野反湖にしかない花「ノソリホシクサ」という植物があることも初めて知った。いつか、見に行きたいものだ。
 本日の花は、ヤブラン。葉がランに似ているので、ラン科と勘違いしてしまうが、実はユリ科。花期は長く、8月〜10月初旬まで美しい紫色の花を楽しめる。実は小さく黒紫色、名に「ヤブ」とついているように、藪陰や山地の樹の下に生えている。草丈約30cm。花は、花軸にたくさんつけ、穂状になってかわいい。