トキの島に早朝6時出発で出かける予定だったが、赤泊行きの高速船が欠航。明日に予定を変更した。朝からブログだ。昨晩は、珍しいものを食べた。“アカシアの花の天ぷら”である。鮎川の堤防沿いに歩くと強く香ってくる甘い独特の香りをイメージしながら食べた。天ぷらに揚げるとき、フワッと“あの香り”を感じたが、食べてみるとカラッとサラサラしており、特別な味は感じなかった。群馬では、カミさんが御幼少の頃、たまに食べていたそうである。・・・そういう訳で、今日は鳴神山の可愛い花=「ナルカミスミレ」を臨時に掲載。
「ナルカミスミレ」はスミレ科スミレ属の多年草で、春に里山の肥えた林の縁などに咲くと紹介することになるのだが、今日のは少し違う。図鑑などでは出てこない種だが、鳴神山には希少種が存続しており、ナルカミスミレもそのひとつ。ネットの書き込みなど総合するとこのスミレは1、エイザンスミレが単葉化した変種2、ヒトツバ化したものは通常ヒトツバエゾスミレと呼ばれている3、その中で白花のタイプが「ナルカミスミレ」--ということになる。
スミレの区別は難しい。この山にはタチツボスミレ、エイザンスミレ、ヒトツバエゾスミレ、フモトスミレなど調べただけでも一杯咲いている。ナルカミスミレがあると言うことだけ知っていたので、変わった形のスミレは全部写真を撮った。葉の形が変わったものと記憶になかったフモトスミレ(後で調べた)がその中心。エイザンスミレには3枚の深い切れ込みがあるが、これには浅い1つの切れ込みだけ。上部の葉には切れ込みがない。
ヒトツバエゾスミレのうち白花のタイプをナルカミスミレと呼んでいることも調べて判った。後の写真は、エゾタイプなのだが色がはっきり出ていないので判りにくいが、碓氷赤紫が入っている。はっきり色が付いているものは削除してしまった。