啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「レンプクソウ」と「コチャルメルソウ」

2012-05-03 17:20:12 | 山野草

雨の中、東京から来た友人と赤城の小沼まで行ってきた。明日(4日)も会議と言う忙しい人だけに、雨だから日を変えてと言うわけには行かない。久し振りに傘でも差して歩いてみようかと覚悟を決めた。地蔵岳なら登れると思ったのだが、山は昨夜から大雨の様子。登山口で諦めた。登山道が川のようになっている。

「レンプクソウ」はレンプクソウ科の多年草。10-20センチの小型の草。烏帽子岳への登りで沢沿いの少し湿った場所。何だろうと良く見ると、ヤマネコノメソウに似ているが、今まで余り見たことの無い草が生えていた。緑色の花をキーワードに図鑑で調べて見ると種が特定できた。

春先に花弁が四裂したものを中央に一輪、5裂したものが周囲に4輪固まって咲く。そのため和名で「連福草」の名がついたという。おめでたい草だが、目立たない存在。

「コチャルメルソウ」はユキノシタ科の多年草。広葉樹林の谷間や斜面下など湿潤な場所に咲く。写真が下手で花の部分がはっきりと写っていないが間違いない。花の形が独特で「雪の結晶」とか「骨形」と図鑑の表現も大分違う。花そのものが5-7ミリ程度の小型で、植えの写真のレンプクソウと似たような花の周りに褐色がかった“結晶か骨形”のものが突き出している。表面に艶がある濃いグリーンの葉から15-20センチほどの花茎を伸ばす。出合った人に花の名を聞かれ「改めて調べてください」の条件付で名を教えたが、間違っておらずひと安心。※今度撮る時には花にスポットを当てスーパーマイクロモードで撮ってみます???