啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ツルニンジン」

2011-10-25 08:48:58 | 山野草

「ツルニンジン」はキキョウ科ツル性の多年草。尾瀬沼に大清水から三平峠経由で向かう林道脇で初めて見つけ、花の名をしった。深い山に自生する植物と思っていた。昨年、藤岡市の里山、高山地区の道路沿いでこの花を見つけ嬉しくなり、ブログに紹介した。今年もまた出会えた。山芋のムカゴ採りに出掛けた牛伏山(高崎市)に咲いていた。花芯に向かって赤紫の色が濃くなるが、緑色の葉とともに今がピークの状態。私としては写真も上手く撮れた。

根が太く、オタネニンジン(高麗人参)に似ているのでこの名がついているという。日本では食べないが、韓国ではトドックと呼び代表的な山菜なのだそうだ。根をキムチや揚げ物、和え物にし、若芽も食べると言う。野生が多くないので栽培されているのだと言う。
高麗人参と同じような効能があり薬用にされる。漢方ではツルニンジン属の他種を含め“党参(トウジン)”とよばれ、55種ほどあるそうだ。とはいうものの、群生しているわけではなく、山菜としても薬用としても数が少なすぎる。採取するのは止めましょう。
コメント
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