啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「シラヒゲソウ」

2011-10-08 12:48:41 | 山野草

コシヒカリの産地魚沼ではすっかり刈入れが終わっていた。新潟のテレビ放送で奥只見で少し木々の色付きが始まったようだが、群馬と新潟の県境、関越トンネル付近で紅葉が本格化するにはには早いようだ。高速道路から見る限りでは、スキー場の準備も進んでいる。何だかまとまらないが、季節は急に進んでいる。カメラに収まっている植物も、時期遅れになってしまったが、ゆっくりと掲載していきたい。

「シラヒゲソウ」はユキノシタ科ウメバチソウ属の多年草。ネットで調べていたら“シラヒゲソウ ヒゲをとったらウメバチソウ”と駄洒落て紹介されているのがあった。葉や5弁の花びらの形が似ている。草丈は15-25センチほど。花径は2-2・5センチほどで、花びらの外側にビラビラのヒゲ(ブラシ?)がついているのが最大の特徴。老人の白いヒゲに見立ててこの名がついている。

戸隠では奥社への参道沿いに流れる川の淵、戸隠牧場に下る沢沿い、ささやきの小道(遊歩道)などあちこちに咲いていた。尾瀬か鬼怒沼に行く登山道沿いで見たような記憶があるが、群馬の山では多くないようであまり目にしない。日本海側には花びらが2・5-3センチと一回り大きなオオシラヒゲソウがあるという。小型のシラヒゲタイプは太平洋側に分布している。
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