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協和音と不協和音

2017年12月21日 12時40分30秒 | 世間
  ピアノの鍵盤をいくつか一緒にたたくと、ある組み合わせは心地よく、別の音だと不快に聞こえる。
  こうした「協和音」「不協和音」があるのはなぜなんでしょうか・・?。

  「音律と音階の科学」という著書がある“小方さん”(高エネルギー加速器研究機構名誉教授)は、こう説明して
   います。  「どんな音が調和して聞こえるか。その答えは、どんな組み合わせだと『不快度』が
   小さいか?という、いわば消極的な前提から導くことができます」と・・。どういうことでしょうか?
  音の正体は空気の振動、つまり波です。 波長が長いほど低く、短いほど高い音になります。
  波長が完全に一致した音を同時に聞くと、当然ながら同じ音にしか感じず、調和して聞こえ・・・
  波長の異なる音をきけば、ズレの程度によって差はありますが、基本的には不快に感じるという?
  それなのに、異なる音どうしが心地よく調和して聞こえる場合があるのは・・なぜでしょうか。
  答えのカギは混ざり合った「倍音」なんだそうです? 楽器の音には、波長の異なる複数の音が
   含まれています。  例えばピアノで一つの鍵盤をたたいただけでも、いろいろな波長をもった
   空気の振動が同時に生まれます。これが豊かな音色として耳に届くんだそうです。
 ピアノの鍵盤を押すと、内部でハンマーが動いて
 弦をたたき、弦が複雑な振動をします。 これが
 空気に伝わって音になる。これを分解すると・・・
 最も低い音を出すのは、弦の両端だけが固定さ
 れて中央部が大きくふるえる「基本波」です。
 次に低いのが、両端に加えて中央も動かず、弦
 が2分割されたように振動する「2倍波」で、波長
 は基本波の2分の1。 弦が3分割されたように
 ふるえて出る音が、波長が3分の1の「3倍波」。
 さらに4倍波、5倍波と続くそうです。
 たたいた鍵盤が「ド」だったとすると、この音とよく
 調和するのは「ソ」。基本波の波長がドと比べて
 約3分の2の音。ソの2倍波の波長は、ドの3倍
 波と同じ=左図参照。さらにソの4倍波はドの6倍波
 と一致し、ソの6倍波はドの9倍波と一致する?
 このように一致する倍音が頻繁に現れるのは、
                     ドとソの基本波の波長が「3対2」というとても単
                     純な比だからだそうです・・?

   一致する音が多いので、同時に聞いたときの不快度がかなり小さい。 こうした組み合わせが
    協和音になるんだそうです・・?   (音楽がまったくダメな私にはチンプンカンプンです)
   ドとファなら基本波の波長の比は約4対3で、ドとラだと約5対3。  いずれも一致する倍音が
    多いため、協和音になるそうだ。    実際の演奏では3種類以上の音が同時に奏でられる
    ケースが多いんだそうですが、これもそれぞれの音で一致する倍音が多くなる組み合わせ?
   小方さんによると、波長の比が単純な音ほど調和することは、紀元前6世紀のピタゴラスの頃
    から知られていたそうです? ある音と比べて波長が3分の2の音を見つけ、さらにその音に
    調和する音を探し・・・と繰り返すと、1オクターブの中に12の音が現れるという。
    これが西洋音楽の基本となった「ピタゴラス音律」なんだという?
    複雑な音楽にも対応できるように幾度も修正され、現代の「平均律」ができたそうだ。

   19世紀に活躍したドイツの生理学者の“ヘルムホルツ”は、協和音が共通の倍音を含んでいる
    ことに気づいたそうです。  さらに1965年にはオランダの心理学者2人が、実際に基づいた
    論文を発表した。   ひとつの波長しか持たない単純な音「純音」を被験者に聞いてもらい、
    どんな組み合わせだと不快度が大きいかをデータ化。  倍音を含む楽器の音での不快度も
    定量的に示したそうだ。 
    経験的に知られていた協和音の美しさが、科学で裏付けられたんでしょうネ~・・。

    私メ、子どものころから、音楽の授業は大の苦手でした。 
     ドレミの並び方などに規則性がないように思えて、ルールを覚える気になれなかったです。
     今でもそれが残っていて、皆さんが好んで利用するという「カラオケ」は大っ嫌いです。
     昔から相当な音痴なので歌を強制される宴会も嫌いでした! (飲めないので余計にでした)
       (宴会でどうしても・・という時は一席伺って勘弁してもらってました!)
 


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