ピアノの鍵盤をいくつか一緒にたたくと、ある組み合わせは心地よく、別の音だと不快に聞こえる。
こうした「協和音」「不協和音」があるのはなぜなんでしょうか・・?。
「音律と音階の科学」という著書がある“小方さん”(高エネルギー加速器研究機構名誉教授)は、こう説明して
います。 「どんな音が調和して聞こえるか。その答えは、どんな組み合わせだと『不快度』が
小さいか?という、いわば消極的な前提から導くことができます」と・・。どういうことでしょうか?
音の正体は空気の振動、つまり波です。 波長が長いほど低く、短いほど高い音になります。
波長が完全に一致した音を同時に聞くと、当然ながら同じ音にしか感じず、調和して聞こえ・・・
波長の異なる音をきけば、ズレの程度によって差はありますが、基本的には不快に感じるという?
それなのに、異なる音どうしが心地よく調和して聞こえる場合があるのは・・なぜでしょうか。
答えのカギは混ざり合った「倍音」なんだそうです? 楽器の音には、波長の異なる複数の音が
含まれています。 例えばピアノで一つの鍵盤をたたいただけでも、いろいろな波長をもった
空気の振動が同時に生まれます。これが豊かな音色として耳に届くんだそうです。
ピアノの鍵盤を押すと、内部でハンマーが動いて
弦をたたき、弦が複雑な振動をします。 これが
空気に伝わって音になる。これを分解すると・・・
最も低い音を出すのは、弦の両端だけが固定さ
れて中央部が大きくふるえる「基本波」です。
次に低いのが、両端に加えて中央も動かず、弦
が2分割されたように振動する「2倍波」で、波長
は基本波の2分の1。 弦が3分割されたように
ふるえて出る音が、波長が3分の1の「3倍波」。
さらに4倍波、5倍波と続くそうです。
たたいた鍵盤が「ド」だったとすると、この音とよく
調和するのは「ソ」。基本波の波長がドと比べて
約3分の2の音。ソの2倍波の波長は、ドの3倍
波と同じ=左図参照。さらにソの4倍波はドの6倍波
と一致し、ソの6倍波はドの9倍波と一致する?
このように一致する倍音が頻繁に現れるのは、
ドとソの基本波の波長が「3対2」というとても単
純な比だからだそうです・・?
一致する音が多いので、同時に聞いたときの不快度がかなり小さい。 こうした組み合わせが
協和音になるんだそうです・・? (音楽がまったくダメな私にはチンプンカンプンです)
ドとファなら基本波の波長の比は約4対3で、ドとラだと約5対3。 いずれも一致する倍音が
多いため、協和音になるそうだ。 実際の演奏では3種類以上の音が同時に奏でられる
ケースが多いんだそうですが、これもそれぞれの音で一致する倍音が多くなる組み合わせ?
小方さんによると、波長の比が単純な音ほど調和することは、紀元前6世紀のピタゴラスの頃
から知られていたそうです? ある音と比べて波長が3分の2の音を見つけ、さらにその音に
調和する音を探し・・・と繰り返すと、1オクターブの中に12の音が現れるという。
これが西洋音楽の基本となった「ピタゴラス音律」なんだという?
複雑な音楽にも対応できるように幾度も修正され、現代の「平均律」ができたそうだ。
19世紀に活躍したドイツの生理学者の“ヘルムホルツ”は、協和音が共通の倍音を含んでいる
ことに気づいたそうです。 さらに1965年にはオランダの心理学者2人が、実際に基づいた
論文を発表した。 ひとつの波長しか持たない単純な音「純音」を被験者に聞いてもらい、
どんな組み合わせだと不快度が大きいかをデータ化。 倍音を含む楽器の音での不快度も
定量的に示したそうだ。
経験的に知られていた協和音の美しさが、科学で裏付けられたんでしょうネ~・・。
私メ、子どものころから、音楽の授業は大の苦手でした。
ドレミの並び方などに規則性がないように思えて、ルールを覚える気になれなかったです。
今でもそれが残っていて、皆さんが好んで利用するという「カラオケ」は大っ嫌いです。
昔から相当な音痴なので歌を強制される宴会も嫌いでした! (飲めないので余計にでした)
(宴会でどうしても・・という時は一席伺って勘弁してもらってました!)
こうした「協和音」「不協和音」があるのはなぜなんでしょうか・・?。
「音律と音階の科学」という著書がある“小方さん”(高エネルギー加速器研究機構名誉教授)は、こう説明して
います。 「どんな音が調和して聞こえるか。その答えは、どんな組み合わせだと『不快度』が
小さいか?という、いわば消極的な前提から導くことができます」と・・。どういうことでしょうか?
音の正体は空気の振動、つまり波です。 波長が長いほど低く、短いほど高い音になります。
波長が完全に一致した音を同時に聞くと、当然ながら同じ音にしか感じず、調和して聞こえ・・・
波長の異なる音をきけば、ズレの程度によって差はありますが、基本的には不快に感じるという?
それなのに、異なる音どうしが心地よく調和して聞こえる場合があるのは・・なぜでしょうか。
答えのカギは混ざり合った「倍音」なんだそうです? 楽器の音には、波長の異なる複数の音が
含まれています。 例えばピアノで一つの鍵盤をたたいただけでも、いろいろな波長をもった
空気の振動が同時に生まれます。これが豊かな音色として耳に届くんだそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/71/4c60c36a3815c34ab55504486d03e01b.jpg)
弦をたたき、弦が複雑な振動をします。 これが
空気に伝わって音になる。これを分解すると・・・
最も低い音を出すのは、弦の両端だけが固定さ
れて中央部が大きくふるえる「基本波」です。
次に低いのが、両端に加えて中央も動かず、弦
が2分割されたように振動する「2倍波」で、波長
は基本波の2分の1。 弦が3分割されたように
ふるえて出る音が、波長が3分の1の「3倍波」。
さらに4倍波、5倍波と続くそうです。
たたいた鍵盤が「ド」だったとすると、この音とよく
調和するのは「ソ」。基本波の波長がドと比べて
約3分の2の音。ソの2倍波の波長は、ドの3倍
波と同じ=左図参照。さらにソの4倍波はドの6倍波
と一致し、ソの6倍波はドの9倍波と一致する?
このように一致する倍音が頻繁に現れるのは、
ドとソの基本波の波長が「3対2」というとても単
純な比だからだそうです・・?
一致する音が多いので、同時に聞いたときの不快度がかなり小さい。 こうした組み合わせが
協和音になるんだそうです・・? (音楽がまったくダメな私にはチンプンカンプンです)
ドとファなら基本波の波長の比は約4対3で、ドとラだと約5対3。 いずれも一致する倍音が
多いため、協和音になるそうだ。 実際の演奏では3種類以上の音が同時に奏でられる
ケースが多いんだそうですが、これもそれぞれの音で一致する倍音が多くなる組み合わせ?
小方さんによると、波長の比が単純な音ほど調和することは、紀元前6世紀のピタゴラスの頃
から知られていたそうです? ある音と比べて波長が3分の2の音を見つけ、さらにその音に
調和する音を探し・・・と繰り返すと、1オクターブの中に12の音が現れるという。
これが西洋音楽の基本となった「ピタゴラス音律」なんだという?
複雑な音楽にも対応できるように幾度も修正され、現代の「平均律」ができたそうだ。
19世紀に活躍したドイツの生理学者の“ヘルムホルツ”は、協和音が共通の倍音を含んでいる
ことに気づいたそうです。 さらに1965年にはオランダの心理学者2人が、実際に基づいた
論文を発表した。 ひとつの波長しか持たない単純な音「純音」を被験者に聞いてもらい、
どんな組み合わせだと不快度が大きいかをデータ化。 倍音を含む楽器の音での不快度も
定量的に示したそうだ。
経験的に知られていた協和音の美しさが、科学で裏付けられたんでしょうネ~・・。
私メ、子どものころから、音楽の授業は大の苦手でした。
ドレミの並び方などに規則性がないように思えて、ルールを覚える気になれなかったです。
今でもそれが残っていて、皆さんが好んで利用するという「カラオケ」は大っ嫌いです。
昔から相当な音痴なので歌を強制される宴会も嫌いでした! (飲めないので余計にでした)
(宴会でどうしても・・という時は一席伺って勘弁してもらってました!)