農業じゆう人

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梅雨明け 来週後半にも

2024年07月14日 12時45分02秒 | 世間
  梅雨前線が南下するとともに活発化して、近畿や東海などで大雨が降った。 夏空に覆われていた
   関東甲信も一時的に梅雨空に戻った。 連休中は天気がぐずつき、時折ザッと雨が降る見通し。
  しかし前線は17日以降、再び北上して不明瞭になり、西日本から順次、梅雨明けする可能性が
   ある。 暑さも増していくので、これまで以上に熱中症への警戒が必要だ。

  7月に入ってから晴れて日中の最高気温が35度以上の猛暑日もあった首都圏では「梅雨はもう
   空けている」と解説する天気キャスターもいた。 実際、梅雨前線は4日ごろから途切れ、太
   平洋高気圧が本州付近に張り出して梅雨明けを思わせる気圧配置だった。

  気象庁は例年、秋になってから梅雨入りと梅雨明けがいつだったかを確定する。 それが正式な
   梅雨の記録として残る。 もし7月上旬に本当に梅雨明けしていたとしたら、今週の天気は「
   戻り梅雨」とも言える。 季節の移り変わりには幅があるので、こうした現象は珍しいことで
   はない。 梅雨前線は3日間ほどかけて東北から関東南岸付近まで、比較的ゆっくり南下した。
 太平洋高気圧はやや後退したとはいえ、東日本などにしぶ
 とく勢力を残したので関東甲信の天気の崩れは遅れた。
 11,12日は久々に連続して雨が降ったが、都心では予
 想ほどの雨量にはならなかった。前線は13~15日ごろ
 にかけて日本の南岸付近に停滞する見通し。北日本を除き
 連休中は天気がぐずつき、一時的に雨脚が強まることもあ
 る。これまでに大雨が降った地域では、土壌中の水分が多
 くなっているので雨がやんでもしばらくは土砂災害に注意
 が必要だ。 梅雨らしい天気は長続きせず、来週半ば以降
 は太平洋高気圧が勢力を盛り返す。前線が再び北上すると
 の見方で気象庁も気象情報各社も一致している。日本気象
 協会が11日に発表した予想によると九州や中国、四国は
 17日、近畿、東海は18日ごろに梅雨明けしそうだ。
 (左に写真 我が街も久々に梅雨空が戻った)
  関東甲信の梅雨明けは22日ごろとなり、平年より遅れる予想となっている。 ただ、数値予
   想モデルによっては17日以降、安定した晴天が増えるとするものもあり、多少早まる可能
   性もある。

  天気のぐずつき具合や暑さは太平洋高気圧の張り出しだけでなく、北のオホーツク海高気圧に
   も左右される。 今年は梅雨入り後もほとんど現れなかったが、ここへ来て姿を見せ始めた。
   一時的に涼しい風を送り込み、12日には日中の気温が久々に20度台どまりというところ     
   も多かった。

  来週は勢いを増す太平洋高気圧とオホーツク海高気圧の境目が徐々にはっきりしなくなり、両
   者は天気図上で事実上「一体化」しそうだ。 千島の東から日本にかけて太平洋高気圧が大
   きく勢力を広げ、梅雨前線は北上しながら消えて、本格的な夏の訪れとなる公算が大きい。
  ただ、日本のはるか南海上で積乱雲が増えているのが気になる。 来週後半以降、ここから熱
   帯低気圧が発生すると予想する数値モデルもある。 太平洋高気圧が強まるタイミングがや
   や遅れるとなどして熱帯低気圧が北上、場合によっては台風に発達して梅雨前線を刺激すれ
   ば、梅雨明けを遅らせることもあり得る。
 
  高層天気図をみると、大陸を覆うチベット高気圧が今夏は早い段階からかなり強い。 梅雨
   明け後はこれが日本付近に張り出してくるので、太平洋高気圧の影響とあいまって下層か
   ら上空まで気温が上がりやすい状態になりそうだ。 月末にかけ、再び猛暑日が続出する
   事態も考えられる。
  熱帯太平洋では、日本に猛暑をもたらすことが多い「ラニーニャ」現象が発生しつつあり、
   夏の暑さは例年以上に厳しい恐れがある。 日中、炎天下での活動を避けるだけでなく、
   夜間も高温多湿のために熱中症にならないよう注意しましょう。