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富岡製糸場、熱狂の後

2024年06月14日 12時39分43秒 | 地域
  群馬県富岡市の「富岡製糸場」が6月、世界文化遺産登録から10年になるという。
  2014年度こそ入場者数が130万人を超え、オーバーツーリズム(観光公害)
  問題になったものの、その後減少が止まらず、現在は施設維持費の確保が課題だ。 
  10年間の浮沈みを経て、観光活性化と文化財保護の最適なバランスを模索している。

 生糸生産で近代化に貢献したとして、関
 連施設を含め登録された。約133万7
 千人が訪れた14年度以降は減少が続き、
 新型コロナウイルス過で一時休館を余儀
 なくされた20年度には、約17万7千
 人まで落ち込んだ。

  市によると、人件費などを除く施設運営費は年間約2億5千万円。 主に入場料や
   寄付金で賄っているが、コロナ収束後の23年度は約36万7千人で回復は鈍い。
   整備も欠かせず、繭をえり分け貯蔵する場所として使われた国宝「西置繭所」の
   保存工事は約6年間で約35億円がかかった。
  市富岡製糸場課の"大崎課長"は「文化財の保護には多くの時間と資金が必要だ」と
   訴える。 市は年間入場者45万~50万人が望ましいと試算。 23年には入
   場者のペット同伴を可能にし、プロジェクションマッピングや拡張現実(AR)技術
   を用いたクイズといったイベントにも力を入れ、まず26年度までに45万人を
   目指す考えだ。

  一方で「観光客が多ければいいという話ではない」と大崎課長。 入場者数が10
   0万人を超えた14~15年度には、周辺でゴミの散乱や騒音が問題となり、
   住民からは苦情が寄せられた。 活性化は「文化財の普遍的な価値を守ることを
   最優先した上でだ」と強調する。

  円安の影響で急増した訪日客対策が各地で課題だ。 山梨県富士河口湖町では、富
   士山撮影スポットでのマナー違反が深刻化し、町が5月、歩道に黒幕を設置。
   厳島神社がある広島県廿日市市の宮島でも昨年秋、1人100円の訪問税が導入
   された。 同志社大の”太下教授(文化政策)”は「文化財の保護と活用は両輪であ
   るべきだ」と指摘。 観光収入は文化財保護の重要な資金源になっているとして
   「オーバーツーリズム対策をしつつ観光で利益を生み出し、文化財保護や地域の
   文化振興に十分還元するといった経済循環を生む必要がある」と話した。

   何でもかんでも世界遺産登録‥といった考えは考え直すべきだと思います。
    一時的ではなく継続的に興味を持って来場いただけるようなものを登録すべ
    きではないかと思います。

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