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子どもの事故防止

2020年05月22日 12時44分45秒 | 話題
  子どもが交通事故に遭うのを防ごうと、警察がオリジナル動画で交通ルールを伝える試みが
  広がっている。 新型コロナウイルスの影響を受け、今春は学校で交通安全教室を開くのが
  難しく、各地で子どもが巻き込まれる事故も相次いでいる。 担当者は対面での講話に代わる
  学びの場として期待を寄せており、「親子で楽しく交通安全の基本を学んでほしい」という。

  「じてんしゃ のるとき ヘルメット~」。 愛らしい子どもの歌声で交通安全の基本を呼
   びかけ、女性警察官らがダンスと手拍子で盛り上げる。 愛知県警が3月27日、動画サ
   イト「ユーチューブ」に公開した約8分30秒の動画です。
  タイトルは「ヘルシーとまとのお約束」
 ヘルメットやシートベルトの着用など、守ってほしい5つ
 のルールの頭文字を並べたもので、県警が10年ほど前か
 ら交通安全教育に用いる合言葉だそうだ。 動画は5つの
 約束をまとめた歌に加え、警察官がカエルのぬいぐるみと
 かけ合いをしながら「道路に飛び出さない」「青信号が点
 滅したら横断歩道を渡らない」といったルールを伝える内容に
 なっている。 趣味のギターの腕前を生かして作詞と作曲を手
 掛けた"玉井警部補"は「分かりやすく伝える歌詞と、気持ちが
 乗ってくるような曲調に仕上げた」と話している。 振り付け
 は玉井警部補の小学3年の娘さんが踊ったものがベースになっ
 ており、県警幹部や白バイ隊員も登場するものだそうだ。

  名古屋市の”Eさん”は4月に小学校に入学したばかりの長男と自宅で一緒に動画を見た。
  Eさんは「子どもが1人で外出する機会が増えるので、交通事故はとても心配だったがこ
   の動画を見て、生活の中で親子で交通ルールを再認識しやすくなる」と動画を評価する。 
  長男は「白バイがカッコいい。 道路に飛び出さないようしようと思いました」と感想。

  新型コロナの影響で、恒例の「春の全国交通安全運動」はイベントの中止や、大幅な縮小
   を余儀なくされている。 入学や進級に伴って行動範囲が広まると、事故に巻き込まれ
   る危険が高まる。 例年は各地の警察官が1学期のうちに小学校や幼稚園を巡って交通
   安全教室を開くが、この春は臨時休校で実施できていないという。
  このため愛知県警は自宅で交通ルールを学んでもらう狙いで動画を作ったそうだ。 再生
   回数は5千回を超え、自治体にチラシを配るなどして視聴を促す予定だそうです。
   発案者の一人で自身も出演する"村瀬巡査部長"は「見飽きないよう通常は20~30分
   になる講話のポイントを絞った。 子どもの身近なお手本になる保護者が一緒に見てほ
   しい」と呼びかけているそうだ。

  動画の活用は各地で広がっているそうだ。 大阪府警は3月末、横断歩道の安全な渡り方
   を教える動画をまとめ、ユーチューブの府警交通部公式チャンネルに公開したという。
   関西で広く知られる豚まんの「蓬莱」の協力を得て、有名なテレビCMのフレーズを「
   ハンドサインがあるとき~」とアレンジ。 歩行者が手を挙げて合図を送る「ハンド
   サイン」の大切さについて、コミカルな動きとともに紹介している。
   大阪でも予定していた小学生らに向けたイベントの多くが中止になった。 府警の担当
   者は「府民の多くになじみがあるCMなので、子どもたちにも楽しんで見てもらえるハ
   ズ。 広報活動は新型コロナで中止になってしまったが、その代わり自宅でこの動画を
   ぜひ見てほしい」とおすすめしている。

  奈良県警は4月、子ども向けに自転車の乗り方などを伝える動画を公開している。 撮影
   場所は、たくさんのシカが集まる奈良公園。 警察官が自転車の2人乗りや、傘を差し
   ながらの運転の危険性を語りかけ、隣の中学生が「事故につながる。 危ないで!」と
   合の手を入れる。 「動画作成のきっかけは新型コロナだが、終息後も交通安全教育に
   活用していく」。
  警視庁や神奈川県警もアイドルグループやタレントらによる啓発の動画を公開しています。

  新型コロナウイルスの影響で一斉休校になった3月以降、小学生が重体になる事故が各地
   で続き、5月には東京都江戸川区で自転車の中学生が横断歩道ではねられ亡くなった。
   外出自粛で交通量が減り、速度の出しすぎが死亡事故増加につながるとの懸念が指摘さ
   れています。 このような事故に巻き込まれないよう十分注意しましょう。