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学校現場で進む ICT

2019年01月16日 13時01分15秒 | 話題
  生徒が個人所有のタブレットやスマートフォンを使って学ぶ波が、もうそこまで来ているそうだ。
  少子化による生徒減少に危機感を持つ私立学校が目立つが、公立学校にも広がるつつあるという。
  図書館にある紙の情報が最新で網羅されている情報とは限らない時代になってきている。 
  タブレットやスマホ、ノートパソコン(PC)は、日常的に使う「文房具」になってきている。

       
   鷗友学園女子中学高等学校(東京都世田谷区)は4月に高校1年生になった生徒から、個人所有の
   タブレットやスマホ、ノートPCを授業や課外活動で使い始めたそうだ。
   教室に無線LANが整備され、天井にプロジェクターが付けられた。 教務・学習指導統括
    部長の“福井教論”は、「社会で求められる力を生徒に付けていこうと考えたからです。
    能動的に学ぶ力を付けさせるには、1人1台は必要でした」と語るっていました。
   独自教材をダウンロードして使うほか、生徒の解答を教師がプロジェクターで黒板に映し出し
    て授業を進める。 体育や部活動では映像で動きを確認できる。 朝の小テストはタブレッ
    トやスマホで解答し、生徒は正解や正答率がすくに分かるそうだ。  福井教論は、「フィ
    ールドワークでは、わくわく感に加え、画像や動画をリポートに付けられるようになった。
    成果物の質が変わりました」という。

   ICT(情報通信技術)の活用は、こんな感じで進む。 タブレットやスマホで、様々な教科
   や活動で使える汎用性の高いアプリにログインして使う。 クラウドサービスを使うことで
   大容量のデータが蓄積できる。 プレゼンで使う資料も簡単に作成できる。 電子化された
   個人の学習・活動のデータベースであるeポートフォリオは、大学入試やその後の活動に各
   自が使える。 学校が契約したアプリの利用料は、生徒1人当たり月額数百円程度。
   外部へのアクセスを制御するフィルタリングのレベルも学校で決められる。

   個人所有のタブレットやスマホを使う学校に共通するのは、生徒がルールづくりに関わって
   いる点だそうだ。 鷗友学園は、中学2年でインターネットのリスクを学ぶほか、ことある
   ごとに個人情報や肖像権、著作権を教えているという。

   4月から全生徒が個人所有のタブレットを使う香蘭女学校中等科・高等科(東京都品川区)は、
   フィルタリングができる専用のブラウザーのみ使用可能で、アクセスした「足跡」が残る。
   SNSは使えない設定だという。 生徒によるICT委員会を設け、主体的に関与させて
   いる。 「先生や友だちを勝手に撮影しない」「学校指定以外のアプリはインストールし
   ない」といった内容だという。 活用が進む背景には、能動的な学び「アクティブラーニ
   ング」と相性がいいほか、ペーパーレス化、時間の有効利用、多様な入試への対応がある。

   文部科学省も新しい学習指導要領などでICTを活用した学習スタイルの推進や環境整備
    を打ち出しているそうだ。 昨年2月の政府の会合で示された資料では、これからの時
    代を生き抜くには誰もが「課題発見・解決力」「創造性」を身につけることが重要とさ
    れている。   東京都は今年度と来年度、七つの都立高校を指定し、普通教室に通信
    環境を整備して生徒のスマホやタブレットを授業に活用し始めたそうだ。  早ければ
    2020年度にも対象校が拡大されるという?
   神奈川県立横須賀高校は、校内での通信環境を整え、生徒が所有するスマホの利用から始
   めたそうだ。 いずれ入学時にタブレットを購入してもらうことを検討しているが、これ
   までのアンケートでは保護者の8~9割に理解が得られているという・・?
   “丸石校長”は、「これからの時代、ICTは不可欠。生徒が課題研究をしていく上でも
    情報収集や調査そして情報の共有や蓄積になくてはならないツールです」と話す。
   同校は、市内にある大学や研究機関と連携した生徒の課題研究を必修にした。外部の人に
    指導を受けたり、実験したり、先行・類似研究を調べたりするためにも、日常的なネッ
    トの利用が欠かせない。

   学校で使う汎用アプリとして人気がある「ロイロノート・スクール」は、14年に横浜市
    のソフトウェア開発会社「LoiLo」(ロイロ)が発売した。 現在、全国1100校で使
    われているという。 9月末、iPadとアプリを半年間無料で貸し出す学校を公募すると
    最終的に335校・自治体から応募があったという。潜在的な需要は多いようです。

   “杉山CEO”は「世界がどんどん変わっていくので、学び続けることが必要な時代です。
    学び続けるにはモチベーションが必要です。教師の役割も、教えるよりモチベーション
    を与えられるファシリテーターのような人が求められるでしょう」とみているという。
   
    時代・・大きく変わりましたな~ 歳をとったのをつくづく感じます。