Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

SCS-X 第二弾

2008年12月16日 | ピュアオーディオ

自宅のシステムのグレードアップに気を良くして第2セット目を作成しました。退社時間直前に出来上がったので2曲しか聴けませんでしたが、RCA箱システムのサウンドが「音の厚み・キレ・ヌケ・繊細感」等で大幅にグレードアップしています。音が弾みます。

今までは、来社されたお客様にはこのRCA箱システムはチョッと聴いていただいて直ぐにオリンパスシステムの方にお連れしていましたが、これからはこのSPで十分対応可能だと思います。

今まで何故そうしていたかと言いますと、音量を上げるとチョッと「癇に障る」と言いましょうか「うるささ」を感じていたからです。それがいつもの音量以上で聴いても少しも「うるさく」有りません。

SPケーブルを交換して「音の厚み」が、管球アンプの大型3極管を使った時のように分厚くなっています。アンプはマッキンMC2600です。今まではちょっと物足りなさを覚えて処分も考えていましたが「良い音に」なりました。手放さなくて良かったと思います。

明日は午前中からじっくりと確認して見ます。自宅と同じ効果が出ていますので間違いなく「素晴らしい音質」になっています。


昨夜のSCS-Xのサウンド

2008年12月16日 | ピュアオーディオ

昨夜はとうとう2時までSWを切れませんでした。CDをとっかえひっかえ聴きまくりました。

SPとSPの間に音がびっしり詰まって「空気感」が変わりましたね。フィリップ・アントルモンのサティ「きみがほしい」ではピアノの反響板にこだまする音はもちろん、ピアノの「弦」が震える様まで描きだして来ました。

20才頃グランドピアノを無謀にも購入し、自室でバイエルを一生懸命に練習していた頃に聴いた「生」のピアノの音と重なります。

ダイアナ・クラールの「ザ・ルック・オブ・ラブ」では、彼女の周りの空気感が全く変わりました。ギターのつま弾き等今まで聴こえなかった音も聴こえています。

これは馴染ませたら素晴らしい質感と情報量になると確信しました。SPケーブルのグレードアップは一番手っ取り早いグレードアップかも知れません。

実験の結果として、ルシファーの世界の延長線上にある事は事実ですが、「空気感」、「音の厚み」、「反応の速さ」、「情報量の向上」等「より自然な」サウンドに変化しています。「生演奏を彷彿」とさせるに足るサウンドです。

特に「音の厚み」はパワーアンプで変わると思っていたのですが、SPケーブルでこれほど「分厚く」なるとは予想もできませんでした。

最後に特筆すべきは「質感」ですね。「演奏しているのが見えるような、歌っている人が目の前にいるような・・・」と錯覚をさせるくらいの「実在感」が有ります。楽器の「音の震え」も感じられます。

この続編はしばらく馴染ませてからにさせていただきます。

この結果に気を良くしてRCA箱システムもSCS-Xを使ってやってみたいと思います。