ケーブル とりわけSPケーブルに付いて考えて見たいと思います。
長くオーディオをやって来ている方ほど「細いケーブル」に固執する方が多い様に思います。太すぎるケーブルを嫌う傾向が有るようです。
こう云う方達は一通り「ケーブルの泥沼」をくぐっていらっしゃる様にお話をうかがう限り判断します。
私のSPケーブルの実験では「通常使われているSPケーブルの線径は”規格外”の領域」で有ったと判断しています。
シリウスケーブルのSPケーブル SCS-31→SCS-32→SCS-33→SCS-34→SCS-Xと線径を太くするに従い「情報量」が増えています。まだ更に太くしたいと思案しています。・・・何故なら「生演奏」に近づけるからです。
物事を「減点方式」で考える方が多い様に思います。私もサラリーマン時代、上司や会社の「減点方式」に手を焼きました。付加価値をつけての「プラス指向」が無いのですね。
「減点方式」を太いSPケーブルに使いますと「取り回し」で必ず大きな「減点」となります。従来の線径でメーカーや材質がチョッと変わったぐらいのケーブル比較では「ドングリの背比べ」です。「規格外」の領域で比較をしても「差」は感じないでしょう。だからだんだんと「細い線」にトレンドして行くのです。
これは「出会い」が悪かったとしか言いようが有りません。
本当に楽しむべきは「良いサウンドで良い音楽を・・・」のはずが、「安くて良かろう」に代わって行っている点です。「減点方式」の頭の中で、すべてを判ったつもりの方に多い「誤った判断」だと思います。
「良い音楽を良いサウンドで聴いて感動しましょう」と私は申し上げたい。その為には従来の常識を打ち破る発想・経験を積むことをお勧めします。