Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

RCA箱システムのSCS-Xのサウンド

2008年12月17日 | ピュアオーディオ

Rcascsx1 昨日終了間際に完成したRCA箱システムへ試作SPケーブル SCS-Xのサウンドを確認しました。

SPユニットは低域にD130(16Ω)×2、中域に#375(ルシファー仕様)+HL90(通称:お化けウィング)、高域に175DLH+2405+ビクターリボン の構成です。(写真はネットワークBOXへの取り付けの状態)

Rcascsx2 それをドライブするのは、CDPに東芝 SD-9200+ライントランス:ST-5+WE310Aラインプリ+マッキン MC2600(600Wch)のラインです。

左の写真はMC2600へSCS-Xと取り付けた状態です。

Rcascsx3 さてサウンドの方はと云いますと交換前(ルシファー)とは「完全にぶっちぎりのサウンド」ですね。部屋中に音が充満しているといった感じです。

SP間に音がびっしり詰まってSPの外側にも溢れています。音の弾み具合も最高な部類です。スケール感が雄大です。

Rcascsx4 Rcascsx5 今まで「どこかおとなしい」サウンドのイメージだったのですが完全に「脱皮」しましたね。

たったSPケーブルを交換しただけで奥の部屋のオリンパスシステムに匹敵するサウンドになりました。

松尾明トリオの「ベサメ・ムーチョ」をかけていますが、シンバルが「生演奏」さながらにはじけ飛んでいます。低域は音圧がビシバシと飛んできて体中に当たって跳ね返ります。心地よい感触です。

Rcascsx6まだこのRCA箱システムは「仮のアンプ・CDP」の状態です。 これから整備して行く予定ですが、この状態でもかなりレベルの高いサウンドです。

良く聴いて行くとやはりCDPの力が弱い事が判りますが、当分はこれで行きます。そのうちにスチューダーのCDPをセットすれば不満はなくなると思います。マッキンのMC2600の底力を見直しました。MC2600は高域の再生に不満が有ったのですがSCS-Xがうまくその不満を取り除いてくれているようです。


壁コンの極性

2008年12月17日 | ピュアオーディオ

先日自宅の「壁コン」をフルテック製に交換した事はご報告いたしましたが、それ以来「違和感」に悩まされ続けていました。

どうも「オフ的」なサウンドになってしまったようで・・・。私のシステムは「ヴォーカル」が目前で歌うようなリアリティが有ったのですが、何処となく奥に引っ込んだ様でよそよそしい鳴り方に変わっていました。SCS-Xに交換しても症状は変わらず予測とは違ったサウンドになっていました。

当初はプラグの「馴染み」の性かと思っていましたが、SCS-Xに交換した事もあって、こちらも「馴染み」の性かと思っていました。そこで昨日RCA箱システムにSPケーブル SCS-Xを投入してサウンドを確認しました。

音が出た瞬間に「予測していた」サウンドが出ましたので、自宅の「壁コンの極性」がテレコになっていると確信しました。

今朝早速「壁コン」の極性を入れ替えて音出し確認を致しましたら「正解」でした。ヴォーカルが「オン的」になり出しました。低域の力強さと音場の広がりが「耳に馴染んだ」バランスです。

「壁コン」交換の作業は専務に任せていたのですが、壁コンを外して裏側を見ただけで「アチャッ」と思いました。白黒2本の配線ですがものの見事に反対に付けて有りました。

これも経験です。壁コンが反対の極性になった場合どんな症状になるかよく勉強になりました。