事務所のメインのシステムは写真に有るようにJBL「オリンパス」を基本に拡張したシステムです。基本的に3ウェイマルチアンプドライブです。
SPユニットは低域にLE15A(1発)、中域に#375+HL88(蜂の巣)、高域にLE85+2305(小型蜂の巣)+2405+デッカリボン+ビクターリボンの高域に4個のユニットを使っているのが特徴です。
来月には中音にハイルドライバーが加わる事になり、低域にもテレフンケンが加わる予定です。すべての帯域を複数のユニットで再生するようにして行きたいと計画しています。
なぜ複数のユニットが必要か?は、一つのユニットではすべての「音」を出し切れないと判断したからに他なりません。基本ラインはJBLのユニット、基本の音色・音の出方もJBLを中心にしています。
このSP群をドライブするアンプは、低域にアキュフェーズM-100、中域に6L6Gpp、高域にKT66(6L6G)シングルアンプです。
なぜ?とお思いの方もいるでしょう。この状態で「音のつながり・音色の統一」が出来ているのです。管球アンプとトランジスターアンプでデバイスが異なりますので、当然色々な面で違いはありましょうが「良いとこ取り」と申しましょうか、全然違和感は有りません。
低域には「瞬発力」と「パワー」、「スケール感」を求めるとTr型アンプが安心して使えます。中・高域にはパワーは要りませんので質の高いアンプが欲しくなります。A20Vではもう限界でした。
低域はコーン型、中高域はホーン型とリボン型と云うユニット構成も相当アンプ選びに効いています。
SPユニットに合わせたアンプ構成とお考えいただければ良いと思います。問題はサウンドに「違和感」の無い事です。
普通のTr型アンプや管球アンプでは違和感の出る可能性が高いのですが、管球アンプを「Trail仕様」にしていますので、SN比や特性がTr型アンプを上回るスペックを聴感上は出しています。Tr型と対等以上の管球アンプに仕上げて使っているのです。
その結果、音色や音のつながりは「ケーブル」の影響で支配されています。機器の違いよりケーブルの違いによる違和感の方が大きいのです。
このシステムの場合、電源ケーブル、インコネケーブル、SPケーブルとすべてを「ルシファー」にして統一していますので違和感が有りません。