Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ヒューズの弊害

2008年12月28日 | ピュアオーディオ

ヒューズを出来る限り交換してからサウンドを聴いて感じる事は、

「オンの音」を削り、「オフの音」の大部分をザックリ削ぎ取っていると云う事です。だから「間接音」(柔らかい音)が出難くなっていますね。

どんなに良い電源ケーブルを使っていてもこの「ヒューズ」の一線を通過しないと電気は先に流れない訳で、このヒューズの作りと材質の違いで「大幅な音質改善」が出来るように思います。

特に「オフの音」が増えるので気付きにくいかも知れませんが「雰囲気」が相当改善されます。特に送り出し側のCDPのヒューズ交換は是非お勧めしたいと思います。

DACに使っている 東芝 SD-9500 も本当は交換したかったのですが、基板に半田付けされるタイプですので作業が困難な上、アダプターを取り付けて交換しないといけないようなので、今回は諦めました。ここが交換できれば更に上の再生音になったと思います。


ヒューズ交換後のサウンド

2008年12月28日 | ピュアオーディオ

自宅のシステムでもびっくりしましたが、事務所のオリンパスシステムでもびっくりするくらい「音のうるおい・味」が出ています。

オールルシファーのケーブルにしても「もう少し・・・」と感じていたものが手に入ったようです。一音一音が充実して力強く、鮮明で繊細で見通しが良く、リアルさが格段に増しています。音が非常に柔らかく包み込むようなサウンドに変わりました。

ヒューズを交換してまだ1日なので本当に「馴染んでいる」のか疑問ですが、今の状態でも十分に元手以上の効果を得ています。

先日「ケーブルの役割」のタイトルの処で申し上げたように、「ケーブルは欠落のない情報伝達」で良いと思います。ケーブルで変な音色を付けるよりも、機器の完成度を上げたり、機種の交換・入れ替えで「嗜好」を作っていくべきだと思います。

スチューダーのA730やA727のDクロック交換後にSD-9500のDACの「要る・いらない」評価をして現在に至っています。CDP単体では「音の粗さ」が気になってSD-9500有りの方に軍配を上げざるを得ませんでしたが、ヒューズ交換で「粗さ」が取れて来ているようなので「単体CDP」で使えないか確認が必要だと感じています。

出来るだけ「シンプル」な機器構成を望んでいますので、DACが減りますと随分とスペースと費用が助かります。お正月の暇な時間に聴き比べをしてみたいと思っています。