参議院選で民主党は惨敗した。その責任をとって細野幹事長は
八月に辞任すると報じられている。しかし、頭を取り替えてすむ問
題ではないだろう。民主党は根本原因を何らわかっていない。
小沢一郎氏を民主党から追い出したのが間違いのはじめだった。
政権政党になった途端に政権ボケに陥ったのである。自分たちにとっ
て都合の悪い党員を追い出し、官僚と経済界のしもべとなってしまっ
た。政策的に自民党と同じくなってしまったのである。4年前の公約
である靖国問題の解決策は忘れさられ、原発事故に対する国民の意
思と反対に走り、電力会社の御用党に成り下がってしまった。「30年
後に原発を全廃する」という民主党の主張は、ゴマカシ政党になった
ことを国民は見抜いていたのである。TPPしかりである。
今回の参議院選も、先回の衆議院選で惨敗したのも、国民意識と
乖離していたからである。トップだけすげ替えれば立ち直ることができ
る、と考えること事態、稚拙な判断力といえよう。国民の目線に立って
考えなおさなければ、民主党に明日はない。反政権の受け皿を目指す
べきだと考える。民主党は目をさますべきである。これまでにないよう
な新しい人物で党を再生させる以外に道はない。これまでの大臣経験
者や、党の要職にいた人物では再生できないだろう。なぜなら、人にい
えないような「しがらみ」があると思われるからである。
民主党は生まれ変わるべきである。国民の期待を忘れるべきでは
ない。むしろ、国民の有識者からなる「民主党の再生策検討会」で素
案をねってもらうべきではなかろうか、と考える。
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