今週の法話

法華宗北海寺住職-二王院観成による仏教用語と法話集です。毎週水曜日に更新いたします。

山本参議院議員の天皇への手紙は不愉快 !

2013-11-02 17:00:58 | 政治

  10月30日、赤坂御苑での秋の園遊会で、山本太郎参議院議員が

天皇陛下に手紙を手渡したのは不愉快な出来事である。手紙の内容

は、福島の原発に関するもので、「子供たちの健康被害、原発作業員

の劣悪な労働環境」などを知っていただきたかった、と同議員は云って

いると報じられた。しかし、天皇は国政の権能がないことが憲法に明

記されており、同議員の行為は極めて不適切である。

  第一、  天皇陛下ならびに皇族方、さらには宮内庁などの関係者を

困惑させるものだからである。さらには脱原発を主張する動きに水をさ

すことになるからである。と同時に原発推進派に絶好の攻撃材料を提

供したことになる。非常に不愉快である。

  山本議員は参議院議員としてまだ1期生であり、議員としての言動

の重さを何らわかっていない。正しいと思うことならば、どこででも、誰

にでも話しても良い、と思っているうちは政治家として幼稚園のレベル

といわれても仕方ないであろう。もっと勉強する必要がある。

  しかし、同議員は原発事故による子供達の将来などを心配するあま

りの行為だったのであろう。参議院として懲罰論議はすでにはじまってい

る。懲罰は免れないであろう。しかし、いわば初犯であり、除名だけは避け

ていただきたい、と願っている。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿