10月30日、赤坂御苑での秋の園遊会で、山本太郎参議院議員が
天皇陛下に手紙を手渡したのは不愉快な出来事である。手紙の内容
は、福島の原発に関するもので、「子供たちの健康被害、原発作業員
の劣悪な労働環境」などを知っていただきたかった、と同議員は云って
いると報じられた。しかし、天皇は国政の権能がないことが憲法に明
記されており、同議員の行為は極めて不適切である。
第一、 天皇陛下ならびに皇族方、さらには宮内庁などの関係者を
困惑させるものだからである。さらには脱原発を主張する動きに水をさ
すことになるからである。と同時に原発推進派に絶好の攻撃材料を提
供したことになる。非常に不愉快である。
山本議員は参議院議員としてまだ1期生であり、議員としての言動
の重さを何らわかっていない。正しいと思うことならば、どこででも、誰
にでも話しても良い、と思っているうちは政治家として幼稚園のレベル
といわれても仕方ないであろう。もっと勉強する必要がある。
しかし、同議員は原発事故による子供達の将来などを心配するあま
りの行為だったのであろう。参議院として懲罰論議はすでにはじまってい
る。懲罰は免れないであろう。しかし、いわば初犯であり、除名だけは避け
ていただきたい、と願っている。
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