今週の法話

法華宗北海寺住職-二王院観成による仏教用語と法話集です。毎週水曜日に更新いたします。

WBCの2連覇を喜ぶ

2009-03-26 09:01:00 | 野球
 WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で日本が
2連覇したのは、久しぶりに明るく感動的なことだった。
日本中が、素直に大喜びしているテレビ、新聞などの報道
そのものが喜びで輝いていた。
 日本の投手陣は特にコントロールの良さで群を抜いてい
た。野手陣の美技も素晴らしかった。総合的にチームワー
クの勝利である。また、日本チームを引っ張ったイチロー
選手の真摯な練習態度が他の選手に感銘を与えたようであ
る。たとえば、集合時間の1~2時間も前にイチローは球
場に来て特打ちなどの練習に黙々と取り組んでいる姿に他
の選手は自省の念にかられたのではなかろうか。さらには、
城島捕手の存在も見逃すことができない。
 また、大の野球好きで知られるキューバのカストロ前議
長は、日本の「サムライ」野球を絶賛している。「原監督
は投手の選択を間違えなかった」、「イチローは世界最高
の打者だ」と評している。(読売新聞。参照)。ただ、カ
ストロ氏の評論は、日本が米国に勝った、という政治的な
意味合いが含まれているのかも知れない。
 WBCで一番感じたことは、日本人プロ野球選手全体から
ベストメンバーで一チームを作れば、こんなに素晴らしい
チームを作ることができるのか、ということを知ったこと
である。
 WBCは終わった。今度は各自の野球が待っている。特に
イチローは、9年連続200本安打という世界記録更新と
いう大事業に挑まなければならない。何とか達成してくれ
ることを祈っている。頑張れイチロー。

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