※2013年2月20日の訪問分。
吉原のあがりにどうだい。
泪橋を千束に向かって進んでいくが、
踵を返し、清川方面に歩を向けるとこのお店が
みえてくる。
この風景は“ノスタルジック”じゃない。
この街の雰囲気、刹那的な経済活動、
この生活の延長線上に今でもこういう店がある。
看板猫のクロちゃんがデンとストーブの前を占拠しているが
彼に挨拶なしに入るわけにはいかないんだ。客を招く猫ではしないし、
泰然とした態度でいくら撫でてもプイを顔をそらしてくれるが
下町風情のおかあさんも同様に照れながら歓迎してくれているらしい。
ラーメンとカツカレーを注文。
注文してからカツを揚げるというので、おかあさんとしばし
お店の歴史を。
元は吉原に店を構えた。
じきに常連がつき、あるタクシー会社の社長さんが
よく来るようになった。昭和30年くらいの創業で、
タクシー業界も昇り龍だった時代に、
「うちの会社の食堂をやってくれないか」
という話を受ける。そして、今の店舗を日正タクシー脇に
設けた。とにかく忙しかった、というくらい昼夜問わず営業をしていた
という。いかにもタクシー会社の食堂だ。
出前で器が返ってこなくなるのも日常茶飯事で、湯のみに至るまで
日正、日正加礼の文字を入れた。活気ある時代が目に浮かぶなあ。
今は、この猫目当てのお客さんくらいだね、と残念そうに語るおかあさん。
だが、クロちゃんはやや誇らしげ。招かないとか言ってごめんね。
「遊んだあとはこんなところにこないのよ」
うむ、ごもっとも。
今日は仕事の帰りです。
お腹いっぱい。
日正カレー@南千住
住所 〒111-0022 東京都台東区清川2-9-12
電話番号 03-3873-5810
営業時間 11:00~21:00
定休日 日曜日
吉原のあがりにどうだい。
泪橋を千束に向かって進んでいくが、
踵を返し、清川方面に歩を向けるとこのお店が
みえてくる。
この風景は“ノスタルジック”じゃない。
この街の雰囲気、刹那的な経済活動、
この生活の延長線上に今でもこういう店がある。
看板猫のクロちゃんがデンとストーブの前を占拠しているが
彼に挨拶なしに入るわけにはいかないんだ。客を招く猫ではしないし、
泰然とした態度でいくら撫でてもプイを顔をそらしてくれるが
下町風情のおかあさんも同様に照れながら歓迎してくれているらしい。
ラーメンとカツカレーを注文。
注文してからカツを揚げるというので、おかあさんとしばし
お店の歴史を。
元は吉原に店を構えた。
じきに常連がつき、あるタクシー会社の社長さんが
よく来るようになった。昭和30年くらいの創業で、
タクシー業界も昇り龍だった時代に、
「うちの会社の食堂をやってくれないか」
という話を受ける。そして、今の店舗を日正タクシー脇に
設けた。とにかく忙しかった、というくらい昼夜問わず営業をしていた
という。いかにもタクシー会社の食堂だ。
出前で器が返ってこなくなるのも日常茶飯事で、湯のみに至るまで
日正、日正加礼の文字を入れた。活気ある時代が目に浮かぶなあ。
今は、この猫目当てのお客さんくらいだね、と残念そうに語るおかあさん。
だが、クロちゃんはやや誇らしげ。招かないとか言ってごめんね。
「遊んだあとはこんなところにこないのよ」
うむ、ごもっとも。
今日は仕事の帰りです。
お腹いっぱい。
日正カレー@南千住
住所 〒111-0022 東京都台東区清川2-9-12
電話番号 03-3873-5810
営業時間 11:00~21:00
定休日 日曜日