2008年、オイゲン・アイヒホルンさんとの写真です。「日独平和フォーラム」のドイツ側の代表だった方です。
5月の終わりに、新型コロナウイルス感染症で亡くなられました。感染をされ、集中治療室で過ごしておられると聞いたときにはショックでしたが、亡くなられるとは。75歳です。
この3月の初めに日本に来られた時は、もしかしたら来日は最後かもしれないと聞いていたのでお会いしたかったのですが、私の母のことで精一杯でお会いできませんでした。その直後に、こういうことが待っているとは、心が詰まります。
「平和」を柱に市民交流を行なうフォーラムで、私は20代の頃に出会いました。毎年、受け入れ交流をして、私自身もベルリンの壁が崩れた1年後にドイツを訪問しました。ドイツの皆さんの戦争責任を問い、歴史を伝え、平和を希求する姿勢に多くを学んできました。
もう一枚は、2013年に岡山に来てくださったときの写真です。日本各地で講演＆交流中、岡山での予定はなかったのですが、「鬼木さんに会いたい」と、突然の連絡があり、岡山に来てくださいました。お会いすると、私たちの話はとまりませんでした。
オイゲンさんは、お話に力とユーモアがあり、一つひとつ前に進んでいかれる方でした。温かく、いつも包んでくださいました。最近は、ご無沙汰をしていたので、うーん、もう一度、お会いしたかったです。心から感謝しています。
6.8、6月議会が始まりました。
代表者会議では、国の補正にまつわって、コロナ関連の補正予算の提案もありました。12日に追加上程の予定です。オイゲンさん、新型コロナのこと、民主主義のことを皆さんと審議していきますね。我が家の庭には、クチナシの香りが漂っています。
