10月19日の東京・明治公園の集会をめざして、「反貧困全国キャラバン2008」が全国をめぐっています。今、キャラバン隊は岡山に入っていて、街宣活動をしながら、今日はおかやま集会。生田さん(「ルポ最底辺」著者)をはじめ、岡山で反貧困活動にとりくむ人たちの講演が行われました。生田さんは、野宿者支援や日雇い労働運動などに携わっておられます。倉敷市出身。
「カフカの階段」の話は、野宿者の課題をわかりやすく整理されていました。極限の貧困=野宿になるときは段々(仕事、家族、健康、住居、金銭からの排除、そして野宿)だけど、もどるときはハードルの高い一段になっているので戻れない。ここに段々を作っていくのが支援の仕事。そうですね。野宿者支援に関わるなかで、ふと気がつくと、私自身が暮らしにまつわる知識や社会関係をたくさんいただいているのです。経済と社会的関係の貧困が現代の貧困を生んでいるので、経済と関係の豊かさを育んでいかなければならないと。
キャラバン隊は、明日、広島に向かいます。