【金色の紙吹雪がうまく撮れてなくて残念。明るい緞帳も好きでした。】
【私にとっては、2012年。ウガンダの子どもたちを招いての「ワトト・希望のコンサート」をしたのが印象深く残っています。最高のステージにしたい、会場も満席にしたい。実行委員会を組んで、みんなで取り組み、最高に盛り上がりました。】
【若林さん、〝みらいえ〟の若者2人と、ステキなステンドグラスの前でパチリ。】
3.31、岡山市民会館60年、岡山市民文化ホール47年の歴史に幕を閉じる閉館記念式典が行われ、大好きな友人の河本美津子さんと参加をしました。
同じく大好きな松尾綾子さんたちも来られていたので、始まる前にパチリ。
式典では、建設時の様子や、市民から寄せられた写真やエピソード(結婚式や舞台で繰り広げた様々な催し)を紹介。「なごり雪」や「瀬戸の花嫁」など、みんなに親しまれてきた歌で紡がれました。心は引き込まれ、会場はいろんな時代にタイムスリップしていました。
そしてラストに、なんと友人の松尾さんの〝あっぱれ!おかやま国文祭 岡山県中学校演劇部「蒼月(あおつき)25時、キミの広場で」〟が紹介されました。
「えっ、松尾さんよ」と隣りの河本さんに。
「観客も演者も涙がとまらなかったラストシーン」、「後にも先にもできなかった一大プロジェクト」と、松尾さんが綴られていた言葉一つひとつが心に刻まれました。
式典では多くの皆さんにお会いしました。式典は集まられた皆さんの数いっぱいの思い出と心で満ちていました。
:::
実は、ある時点から、佐藤武夫の設計で建築された素晴らしい文化財の岡山市民会館は残すべきだというご意見をいただくようになりました。
建て替えの話が出たとき、私は恥ずかしながら、市民会館が持つ価値への意識が乏しかったのですが、重厚な建築物だったので、かつて訪れたドイツだったら、耐震をして、現代的に技術面も含めてリフォームを行い、この建物を生かすかもしれないと直感的には思いました。日本でもそのような自治体があります。
ご意見を聞いた時点では、もう市民会館を残すのは不可能に近い状態でした。
私自身の認識や発信不足を悔やんでいますが、決定的に足りなかったのは、市民との協議の場で、猛反省です。どういうあり方になるにしろ、重要な文化財の行方を決める時には、広く市民との協議の場を持つ市の姿勢や仕組みが必要だと思います。
:::
私自身は市民が使いやすいハレノワにという働きかけをしてきました。
演劇LOVEの友人は、ハレノワでの催しを堪能しているそうです。これまでの文化や思い出をギュッとハレノワに繋ぎ、市民会館のように愛され、みんなで文化を高めていくハレノワを創っていくしかありません。
最後に大きな音ともに舞い上がった金色の紙吹雪で心弾けました。式典が終わってからのランチタイムでは、ゆっくりと語り合い、これからの糧になる感謝の時間。ステキな皆さんとご一緒できること、嬉しいです