6月議会が閉会しました。
この議会には、12月にスタート予定の岡山北斎場の管理運営を行う、「指定管理者の指定」と、そのための指定管理料の補正予算が出されていたので、私は反対討論をしました。
反対討論にあたって、前日に建設中の岡山北斎場を見に行きました。建物部分はほとんど出来上がっており、大きな建物だなぁと感じました。
炉数は14基。岡山北斎場には、告別式を行う部屋も用意されています。産業廃棄物最終処分場跡地の上に建てられています。形式的には跡地ですが、この下には深く産業廃棄物が埋まっています。
この建設にあたっては、もっとも近くに暮らす住民の皆さんの賛同は得られていません。この地に建設の話が持ち上がってから9年間。民主的な進め方と環境面での安心を訴えてこられました。
私は、岡山市の条例に反する、また産業廃棄物最終処分場跡地であるこの地ではなく、他にふさわしい場を探すべきだったと考えています。
建設中の斎場を見ながら、地域皆さんの9年間の必死のとりくみが、苦しい想いとともに蘇ってきました。
岡山北斎場は動き始めます。私たちの世代だけではなく、子どもや孫の代まで受け継がれていきます。安心できる温かな暮らしはどこでも大切です。環境面と安全面。岡山市は責任をもって臨まないといけません。
この議会には、選択的夫婦別姓制度について推進と反対の立場から、意見書を求める陳情が出されていました。
焼きもきしなから採決に臨みましたが、推進が採択、反対が不採択となり、ほっとしました。
賛否は次の通りです。
推進の陳情…賛成24、反対15、退席1
反対の陳情…賛成5、反対34、退席1
なお、岡山市議会では、委員会で全会一致の上、本会議で可決しないと意見書は提出されないので、推進陳情は趣旨採択です。
午後からは、月1回のみどり岡山のミーティングで事務所に。リアルとオンラインでの会合にも慣れてきました。
和気町議会では、選択的夫婦別姓推進の意見書があがったそうです。
信頼感のなかで課題を討議できる仲間と時間があることは、ほんとうにありがたいです。
年4回の議会。議会質問とともに、閉会日の採決に向けて、議案と陳情一つひとつに慎重にとりくみ、反対討論が必要なときには準備をして、毎回、緊張をして臨みます。
閉会をして、いろんな感情を持ちつつも、ひと区切り。事務所の私の机の上に、友人がお花を置いてくださっていました。感謝です。