岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

9月21日 私の9月議会質問②「子どもの学習・生活支援 〜 生活困窮家庭の視点から 〜」

2020-09-21 | おにき日記


 私の9月議会質問②「子どもの学習・生活支援 〜 生活困窮家庭の視点から 〜」

 コロナの元で気になることは多いですが、何より、生活困窮家庭の子どもの育ちについては気になります。どう実態を把握して、学習保障・生活支援をするのかについて、取り上げました。

 岡山市は、市民団体&市社協と連携をして、「おかやま親子応援メール」という仕組みを作り、登録をいただいて、生活困窮家庭や困難を抱えるひとり親家庭に支援団体情報を届けています。
 このメールでのアンケートで、コロナの影響があると答えられた1502人のうち、仕事がなくなるなどして収入が減った世帯が約4割、支出が増えて家計が苦しい世帯が約5割。そして、約4割の家庭で、子どものストレスの高まり、遊びの機会の減少、学習の遅れがあるとのこと。
 支援情報は22件で、食料、衣類などの提供が少なくとも1,100人、遊びや体験活動の機会が85人、オンラインでの学習支援が20人です。

 岡山の市民の皆さんの力は素晴らしいです。現状把握も支援も市と市民との連携で。まさに、SDGs(誰一人として残さない)としての取り組みが求められています。

◎ おかやま親子応援メール 
http://www.okayamashi-shakyo.or.jp/.../519cae62a5f93e1fdd...



 岡山市は、2013年に、生活困窮世帯への学習支援事業を、生活保護世帯の中学生、3教室からスタートしました。私自身、とても期待をしていた事業ですが、大きな成果をあげています。
 対象が児童扶養手当全額支給世帯にも、そして小学校高学年から高校生にまで広がり、教室数も8つに。教室参加者はほぼ100%高校進学をしています。でも、コロナの影響で参加者が2割減。対応が求められます。
→ 岡山市は、教室に加えて、オンラインや家庭訪問も組み合わせて行う。対象も小学1年生からを念頭に、不登校の子どもさんも視野に入れるということです。

 また、家庭訪問をしますので、子どもだけでなく、その世帯への生活習慣支援、社会体験支援にも考えると。これらも、市民団体の力があればこそです。
 何より大切なのが、教育委員会・学校との連携です。正直なところ、学習保障に向けて、教員加配を充実させていただきたいのですが、今は、福祉との連携のなかで行われています。一人の子どもの育ちに向けて、心通う連携を検討していただきたいです。

 朝のラジオ体操は少し肌寒くなりました。少しずつ、運動公園の樹木が色づいてきています。

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