ぐるーんフォーラムデー。10時~17時30分までギッシリ。あー、どうしてもっとお声かけできなかったんだろうと、素晴らしい企画でした。余韻が覚めません。
午前中は、里子経験や児童養護施設出身の若者たち2人&里親2人の体験談です。このところ、岡山在住の若者当事者の声を聞くようになりました。そして、里親はぐるーんメンバーの皆さんです。
誠実に「生」に向き合う等身大で具体的な言葉は深く心に響きますね。身近な皆さんの言葉はなおさらです。ぐるーんの歩みの確かさを感じます。小学校区に少なくとも1人の里親がほしいですね。
若者2人とも、虐待から保護されるキーパーソンとなったのは学校の先生でした。教員の役割は大きいですね。里親のお二人とも家族に周りに笑顔が増えたとのことです。
午後からは、「写真と言葉でつむぐプロジェクト フォスター」。「フォスター」とは、血縁・法的関係によることだけでなく、育てること全般。語源は「ご飯を食べさせる」。多様な家族のあり方がありますが、日本語には訳せる言葉がなかったそうです。
写真パネルには、いろんな「フォスター」ファミリーが登場。そこに「家族ってなんだろう」の問いに、5歳の子どもが「みんなで暮らすっていうことだよ」と。
プロジェクトメンバーの白井千晶さん(静岡大学教員)の話で、現代日本ではフォスターの豊かさの規模が小さくなっていっていることを学びました。
そして、パネルディスカッションとグループトーク。虐待では誰もをワルモノにしないようにとetc。心が自然と開かれていき、自分ごととして、どこも温かなグループトークでした。福祉のことだけではなく私たちの暮らしのこと、社会的養護ではなく子育て・子育ちのこと。
長谷川美祈さん写真展もあり、嬉しい場でした。一歩一歩、私自身からと。