憧れの河野美代子さんとようやくお話しができました。広島の産婦人科クリニックの理事長です。
「産婦人科医療現場から見た若年女性の現状」をテーマに、クリニックに来られた10代の女の子たちの生と性にまつわる様子を次々とお話しくださいました。河野さんは徹底して女の子の立場に。
今から30年余り前、河野さんが高校生の性について書かれた『さらば悲しみの性』を食い入るように、何度も読んだものです。大学に入ってから、友人や後輩たちと、性についてよく話したものです。喜びあうことも多かったですが、不安がいっぱいだったり、涙を一緒に流したり。みんなが自分ごとでした。そんなときに出会った本でした。
改めて、河野さんの話を聞いて、性教育への真摯なとりくみの必要性。そして、多くの若い女性たちを支える仕組みや場の大切さが深く伝わってきました。
河野さんは、「たった一人でいい、相談できる大人がいれば。この女性はここまで悲しいことを拡大しない間に救えたのにと思うことが度々あります」と。
この企画は、岡山の「一般社団法人ペンギンプロジェクト」によるものです。困難を抱えていている若い女性たちにつながり、安心できる場を提供したいと設立されたグループです。
長くなってしまいました。大塚愛さんはペンギンプロジェクトにガッツリ関わって活動を前に進めようとしています。
河野さんは、横田えつこさん、また、同じ広島大学学生時代の知り合いであった中川のお兄ちゃん(中川健作さん)とのご縁もあり、「鬼木さん。よく知ってますよ」と言われて、2~3分ほどお話しできただけでしたが、嬉しかったです。
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