岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

12月12日 保健福祉委員会

2016-12-12 | インポート


 今日は、11月議会中の各常任委員会でした。私は保健福祉委員会です。保健福祉局と岡山っこ育成局があります。
 岡山っこ育成局では、保育園にまつわって、来年度から実施される二つの事業について、条例改正と補正予算がありました。
・保育料の保護者負担率の軽減(条例改正案)
 岡山市は、保育料の保護者負担率が政令市のなかで高い方であるという本会議での指摘をうけて、見直しをしていました。そして来年度から見直しをするということで、今回、利用料負担額を改正する条例改正案が出されました。
 大まかには、年収約360万円未満相当世帯については平均3割軽減、約360万円相当から約800万相当世帯については平均1割軽減です。低所得の方の引き下げ率を大きくし、保育利用料を負担している人の8割が軽減になるという案です。この条例改正案が通ったら来年度にむけて、保育料算定システムの改修と、保護者や各園等への広報が行われることになります。
 保育園利用料の軽減で市の収入が約4.2億円減ることになります。審査の過程では、その財源をどうするのか。保育料引き下げの恩恵を受けるのは認可保育園に通わせている一部の人だけになるのではないかという声が委員からあり、驚きました。安心して子どもを育てることができる環境づくり、また政令市では高い方という指摘のなかでの英断です。市全体の財政のなかで判断されるべきことです。結果として、全会一致で可決されました。
・緊急的な一時預かり事業
 待機児童を緊急的に預かるための「緊急的な一時預かり事業」が、今幼稚園と妹尾幼稚園の空教室を利用して始まります。利用調整をした結果、利用できる保育園がない場合に最長3ヶ月預かるという事業です。そのための施設改修のための補正予算が組まれました。
 
 保健福祉局で私が印象に残ったのは、「岡山市自殺対策計画(仮称)」(H30~34)を策定するための骨子案が示されたことです。都道府県には策定義務がありましたが、平成28年3月の時立つ対策基本法改正で市町村にも策定義務が課されました。岡山市は来年11月にむけて策定をしていくとのことです。
 自殺を防止するためには、暮らし全体ですので、保健福祉局だけでなく幅広い部署との連携が必要になります。とりわけ教育委員会との連携に力をいれてほしいと思います。




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