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今日から保健福祉委員会視察です。初日は浜松市の待機児童解消に向けた取り組みです。積極的な姿勢を感じました。
平成27年度には1991人、平成28年度には1510人の定員増、平成29年度にむけては1465人の定員増を予定と精力的なとりくみです。岡山市同様、すべて民間事業者による整備ですが、市外からの参入も意識し事業者への早めの情報提供、また設置場所を特定していないということです。
また、浜松市は認証保育所という一定の基準をクリアした認可外保育施設制度を持っており、認証保育所を利用する0歳から2歳児の保護者に対して、月額2万円を上限に、市で単独助成を実施しています。平成27年度では1億500万円。新制度になってからは新設は行わず、小規模保育事業への移行を促しているとのことです。
保育士の処遇改善を図るために、浜松市単独で助成を行っており、平成27年度決算で、9億1000万円を切れるくらいということ(岡山市も人件費関係では約8億3000万円の予算です)。保育所等の定員拡大をしたため、保育士確保が課題です。
意外だったのは、幼稚園の数の多さです。幼稚園志向の地域ということ。公立は61園(徒歩通園が原則)、私立は45園。だいたい3歳児からで、私立は預かりもしているところが多いそうで、小規模保育事業の3歳児移行の連携先にもなっているということです。
浜松市は、公立幼稚園を現在のところは減らす動きはないということです(平成26年度に再編計画が出されたそうですが、強い反対があり、できなかったとのこと)。認定子ども園移行も私立ばかりで保育所からがほとんどということです。岡山市も公立幼稚園が多い自治体ですが大きく舵を切ろうとしています。方向性の違いがどんな影響を与えてくるのか。浜松市をこれからも見ていきたいです。