岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

11月10日 大田区、高齢者見まもり支え合いネットワーク

2016-11-10 | 議会







保健福祉委員会視察2日目は、大田区の「高齢者見守り・支え合いネットワーク」です。大田区は、人口は岡山市とほぼ同じ、面積は1/10です。
見守り活動のツールの一つが「大田区高齢者見守りキーホルダー」です。65歳以上を対象に希望者に緊急連絡先や医療情報などを地域包括支援センターに登録してもらい、登録番号が入ったキーホルダーを渡して、本人確認や医療や介護の対応の迅速化を図る取り組みです。キーホルダーの他に洋服につけるタイプのアイロンシールなどもあります。外出先で救急搬送されたり家に帰れなくなったときに、照会され、24時間以内に対応できる仕組みです。
警察や消防からの照会が多いそうです。平成27年度では、照会件数は326件。うち、警察・消防・医療機関からは122件で、その他杖などの落し物が204件です。
入新井地区の包括支援センターで行っていたら、他の地区から「うちではやらないのか」という要望があり、区として取り組むことになったものです。16万人以上の高齢者のうち登録は累計3万人。さらに増やしていきたいということです。一年に一度、情報確認をしていらっしゃるとのこと。ここが大切ですね。岡山市の安心・安全カプセルを検証してみたいです。
必要は発明の母。各包括支援センターで自主的で活発な取り組みがされているということでしょうか。センターを核とした見守りネットワークについて、他のとりくみも参考になりました。
大田区では21ある包括支援センターはすべて委託で、4地域福祉課がバックアップしています。岡山市は中学校区ごとにあった身近なサブセンターを統合し、すべて岡山市直営にしました。課題を工夫で乗り越えられなかったのか。私はこの方向に大いに疑問ありです。


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