岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

3月21日 今日からフィリピンです。昨年11月に中部を襲った台風被災地に赴きます

2014-03-21 | おにき日記





 今日からなんとフィリピンです。岡山倉敷フィリピーノサークル(OKPC)のメンバーと一緒に、昨年11月の大型台風30号ヨランダの被害を受けた子どもたちとの交流・支援に来ています。横田県議も一緒で、岡山から総勢女性ばかり5人。岡山で皆さんから寄付をいただいた、歯ブラシ・ボールペン・ふりかけを5人で分担して運んでもってきました。

 初日21日はマニラで、台風被害の報道をつづけている「まにら新聞」記者で現地に取材に入っている大矢南さん(写真右)から話を聞いて、「まにら新聞」の皆さんとパチリ。概要を教えていただきました。

 死者・行方不明者はおよそ9000人。行方不明者の捜索は打切られています。マスコミではレイテとサマールの被災がとりあげられていますが、セブ、パナイ、パラワン、ネグロスなど、中部地方の島々に及んでいます。私がかかわるネグロスでも、バナナなど被害をがあります。(被災者は1600万人以上のようです)。
 輸送・移動については完全に復帰しているとのこと。停電については公共施設は進んでいますが、まだ広範囲で続いています。
 私たちが訪れるレイテ島の住民の大半は、漁業とココナツに依存しての生活。漁村ではバンカと呼ばれる小さな舟が3万隻使えなくなったそうですが、バンカの支援は行なわれつつあるということ。ココナツの方が深刻で、育つのに7~10年かかるそうです。その間、生活をどうするのか。多くの人たちが、食料援助に頼って生活しています。  
 政府は沿岸から一元的に40mの居住を禁止しましたが、用意できている再定住地や仮設住宅はまだ少なく、再定住地が仕事の場から離れていると交通費も必要となり、またもどって生活をせざるを得ないということでした。
 学校は5000校の修理や建替えが必要ということ。避難所として続いている学校も未だあるということでした。
 緊急支援がまだ必要であり、具体的な復興はこれからということ。外部からの支援はハイウェイ沿いは届きやすいが、そこから離れると届いていないところが多いということです。
 その他にも多くの話を聞かせていただきました。現地を訪れる前に貴重な時間でした。

 私にとっては8年ぶりのレイテ島です。前回は、レイテ島南部。地滑りで村が丸ごとのみ込まれた被災地を訪問しました。ココナツ畑や農園が続く地域です。山はココナツ山となっておりココナツは根がはらないので、災害に弱いのです。ココナツからの油は日本のお菓子などにたくさん使われていて、人ごとではなかったからです。
 そして、今回の台風ヨランダ。地球温暖化が拍車をかけ脅威の台風となりました。地球温暖化も私たちの暮らしと大きな関係があるもの。被災直後から、ぜひ訪問をと思い、今回はOKPCの皆さんとご一緒しました。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする