岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

5月9日 今日から会派視察。初日は、江東区児童・高齢者総合施設〈グランチャ東雲〉

2012-05-09 | おにき日記


    


 5月9~11日、会派視察でした。帰ってから書いていますが、4つの視察先のテーマはそれぞれでしたが、共通していたのは、それぞれの地域に即した、〈民&市民〉の力を活かすコミュニティ作りです。

 初日の東京都江東区では、〈グランチャ東雲(江東区児童・高齢者総合施設)〉という「グラン(おじいちゃん、おばあちゃん)」と「チャ(子ども)」と子どもの保護者が、それぞれ楽しみ(健康・生き甲斐etc)&交流できる施設を訪問。日本一ともいえる人口増を続けている江東区のなかでも、ここはその最先端で、超高層マンションが立ち並び&今も建設中。1000世帯以上のマンションもあります。この地域は運河があることから、このマンションに入る子育て世代のママさんたちを「キャナル族」と呼ぶそうです。一方で高齢者の多い地域・マンションもあります。岡山で知り合いの民生委員の方に、マンションの住民たちへのアプローチが難しいと言われますが、それどころの話ではないですね。

 町内会や夏祭りがないエリアもある、コミュニティが育ちにくい地区。江東区では、高齢者と子育て世代をつなぎ、「コミュニティの核に」、「下町を再現したい」という想いで、この〈グランチャ東雲〉を2011年にオープンさせました。登録をすれば無料で施設(プール、お風呂、マシン、遊び場etc)が使え、プログラムにも参加できます。どのプログラムも抽選してメンバーを選ぶほどに人気ということ。写真のように、子どもが遊ぶところと高齢者が将棋をする場が吹き抜けになり、子どもたちの声が聞こえて高齢者はほっとすると。また、例えば、高齢者の皆さんが子どもたちに将棋を教える生き甲斐にも。
 帰りにタクシーの運転手さんに聞くと、「お年寄りの皆さんにとっては最高ではないですか。こうした施設がないと、マンションばかり建って寂しい地域です」と。
 
 ここは、東京YMCAが指定管理者として運営を委託されています。青少年育成を柱に生涯教育のプロであるYMCAの力が生かされます。写真は沖利柯館長と。沖さんは東京YMCAの方です。私はYMCAの会員でもあるので、岡山には共通の知人もいて意気投合。施設はあっても、そのままだと子どもと高齢者の交流にはならないので、いろんな仕掛けをしていらっしゃるそうです。子育て保護者と高齢者との交流がこれからの課題ということ。
 30億円かけて建設された7F建ての施設の1~2F部分は「しののめYMCAこども園」(賃貸契約)となっています。こちらも視察をしたかったですね。
 

 
 
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする