今日は、倉敷フィリピーノサークル(KPC)によるフェスティバル。7回目となります。写真は、「アコ・アイ・フィリピーノ」(私はフィリピン人)の熱唱のなかで繰り広げられるパフォーマンス。
フィリピンは多民族・多文化国家です。フィリピン国立博物館の言語地図によると、 言語的には126に分かれ、細かな方言差まで含めると186ものグループに分かれるとしています。そして、イスラム、中国、スペイン、アメリカの文化の影響もあります。
いろんな民族の衣装を着て、小さな子どもたちも含めて大集合。歌とともに、それぞれの民族のダンスも繰り広げられました。私たち、すべてがフィリピン人だと。
KPCの皆さん、前からしたいって言ってたんです。こんなパフォーマンスがフィリピンにはあって、私も、ネグロスで1回だけ、ハイスクールの生徒たちが歓迎会で演じてくださいました。でも、今日のはおそらく、KPCオリジナル。
KPCは、年々、エンパワメントされているなぁ、みんな頑張っているなぁ、私は素晴らしい友人たちに囲まれているなぁ。見事なパフォーマンスとともに、バックボーンが思い出されるお母さんたちもいて、涙が浮かんできました。友人のフィリピン人も、感動して、やっぱり涙が出たと。
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今回のフェスティバル。小さな子どもたちがたくさん加わり、中高生たちの踊りは進化・深化。これからのリーダーとして頼もしい限りです。KPCファミリーが一段と大きく感じました。KPCは、自分たちの子どもにフィリピンを健やか伝え、育んでいますね。
小さな写真1枚目は、「サヤウ・サ・バンコ」(イスの上で踊ろう)。イスが高く積まれて、見応えはあるけど、相当練習を積まないとこわいですね。
2枚目は、お母さんたちによる「ビナスアン」。キャンドルを入れたコップを持って、頭にも乗せて踊ります(以前は、私もこれを踊れたのです。ホント(^^;)。
在日フィリピン人向けのタガログ語新聞を編集している方が、全国あちこちの会に訪れるけど、7回も続いているのはKPCだけ。素晴らしいとコメントをくださって、KPCの面々は大喜び。最後の写真は、片付け終了後のミーティング。来年に向けて、もう一歩を踏み出しています。
来年は、もっと日本の子どもたちに観てほしいですね。私もがんばらなくては…。
帰りの車のなかでご一緒したフィリピン人友人が、「KPCがあるから、私は安心」なんだと。いろんな国籍や文化背景をもった人たちがそれぞれに、もてる力と技と知恵を出し合って、元気な暮らしを築いていきましょう。